□ 鳥取ジャーナル □  第314号

鳥取県視障協発行(22.6)


――  火災発生にご注意!  ――

最近 全国で家庭用電気・ガス器具から発火して、火災になった事例が報告されています。電気器具の差込みコンセントに溜まったゴミが過熱したり、電磁調理器やガスコンロのグリルから発火(肉や魚からこぼれた脂が、スイッチを切った後で過熱して)したものです。
 日頃から 差込み口周辺の掃除や器具の正しい使用法で使用したり、熱の発生する器具を使用した後は暫く見守るようにして、火災の発生に注意しましょう!

――  法改正で、障害者福祉に地域格差発生か?  ――

 現参議院国会で可決し、衆議院に回されて審議中の「地域主権改革関連2法案」が成立すると、障害者福祉に地域格差が発生する恐れが出ています。
地方(自治体)に権限の移譲と独立性を尊重する考えは悪くはないが、それが 地方の事情で、本来なら全国平等に受けられる福祉(人権)にまで、格差が生ずる可能性が高まっている。
特に景気回復が遅れている地方では、「財源がない」と制度そのものが有名無実となります。
 その根底には、権限の移譲が財源まで地方に移されたからである。障がい者制度改革推進会議と共にこの2法の推移も見守っていきたい(点字JBニュースより)。

――  会員の動静  ――

 中部の北栄町に在住されていた中野亀蔵さんが3月末日をもって退会されました。

――  7月の行事予定  ――

2日(金) さざんか会館で、東部支部女性部の訓練事業(料理教室)
 4日(日) 伯耆しあわせの郷で青年部の役員研修
11日(日) さわやか会館で、鳥盲同窓会定期総会
 17日〜19日(土〜月) 福岡県で第56回全青大会

――  日盲連秋田大会終わる!  ――

去る5月19日から21日までの3日間、秋田市の2会場で第63回全国盲人福祉大会が開催された。
第1日目の理事会、評議員会、あはき代議員会、スポーツ代表者会議、2日目の第47回全国盲人代表者会議が秋田ビューホテルで、1,600人が集まった最終日は秋田県民会館で白熱した議論が展開された。
本県からも代表者を含めて2年続けて二桁となる12名(中部3名、西部9名)が参加して議論に加わった。席上 本県の点字図書館職員 川端祐子さんが「光の泉賞(福祉貢献)」で表彰されました。
 次年度(第64回)は、同じブロックで隣県の島根県松江市で、6月3日(金)から5日(日)の3日間開催されますので(隠岐での酒と魚もイケますね)、より多くの参加者をお願いします。
4本の大会スローガンと採択された決議の概要は次の通り。
「障害者総合福祉法の制定で安心して暮らせる生活環境を」
「障害者の社会参加は差別禁止法の制定から」
「許すな 無資格類似行為者の横行 護れ 鍼灸マッサージ師の国家資格」
「組織の総力を結集し 真の障害者福祉を確立しよう」
 (1)障がい者総合福祉法の早期制定で、安心できる生活環境の整備を
(2)障害者権利条約の早期批准と障害者差別禁止条例の制定を
(3)障害基礎年金を、1級月額12万円以上、2級月額10万円以上に引き上げ
(4)あん摩師等法第19条の堅持とともに、無資格類似行為者の徹底取締りとタイスパセラピーの導入阻止を
(5)地デジ放送の開始に伴う視覚障害者への配慮、並びに解説放送の一層の充実と各種情報機器の開発促進を
(6)視覚障害者の外出先での情報コミュニケーション支援としての同行援護事業を、自立支援給付メニューに
(7)災害時の視覚障害者支援体制の確立と第一次・第二次避難所の設置を
(8)視覚障害者の安全歩行確保を
(9)拡大図書の普及等を内容とする読書バリアフリー法の早急な制定を
(10)筑波技術大学学部の上に2年制度の教員養成課程の設置を

――  完敗!中ブログランドソフトボール大会  ――

 第39回中国ブロックグランドソフトボール大会(第10回全国障害者スポーツ大会への中国予選会を兼務)は、去る5月16日に岡山市内の奥市(おくいち)グランドと野球場で、管内から4チーム(島根県は選手不足で不参加、広島市と広島県は統合した広島チームとして参加)が集まって、開催された。
本県チームの16名も、開会式と宿泊先となっていたロイヤルホテルに、前日からマイクロバスで乗り着けた。
 試合は、4チームでのトーナメント戦で、3位決定戦も行われる一面2試合の形式で、日程に余裕ができ、試合時間も例年よりやや長め。本県の初戦の相手は広島(他面では岡山県と山口県)。
 先行は鳥取県、。1回表は簡単に三者凡退、その裏は1死二塁、3番の弱視打者を早目に追い込みながら、ファールの連続で粘られ後の甘い球をライトへのツーランホームラン。
その後は1回の再現のように、本県は三者凡退の山積み、広島は徹底した右打ちで少しずつ加点。後半に、監督は流れを変えようと投手交代を試みたが、止めることができず6回に突入。
2死までノーランナー、完全試合間近!そう思った瞬間、前の回に敵の打球を好捕した野澤くん(全盲)が四球を選び、初ランナー。でも続く弱視打者がセカンドゴロでホースアウト。
その裏の攻撃中に予定時間となったが、最後まで続けることにし、「もう攻撃が無い」と気落ちしたのか更に失点。終わってみれば0対16.1四球だけのノーヒットノーランの完敗!(他方は4対1で山口県の勝ち)
 3位決定戦の相手は地元岡山県で、先行は同じく鳥取県。早くもヒットが出て、重苦しい雰囲気は取れたものの、2死二・三塁の好機にもう一本が出なかったり、1死一塁で2,3番の上位打線のチャンスに、鋭いショートライナーに走者が飛び出してダブルプレイ。自分達で得点機をつぶし、内容的には1かいせんのVTRを見ているように、終わってみれば0対11。
(優勝戦は14対0で広島)
 来年度以降の健闘に期待すると共に、今後の後援会に、ご支援ご協力をお願いします。

――  先月(5月)の歩み  ――

 7日 県庁で勲章褒章の伝達式(田渕茂三郎氏に旭日単光章
 9日 事務所で正部支部の役員会
 15・16日 岡山市内で第39回中ブログランドソフトボール大会が開催され、本県チームは初戦の広島に0対16で敗退、続く岡山県との3位決定戦も0対11で敗退(参加四チーム)。優勝は広島(詳細は上記)
 19〜21日 秋田市で開催の第63回全国盲人福祉大会に本県より12名参加(詳細は上記)
 25日 (1)県庁関係部署への要望活動(定期総会に来賓として出席いただいた鳥取市の林副市長が県の福祉保健部長に就任、本会では深山副会長と総務が欠席で経理、女性部長が代理出席)。
(2)鳥取市の福祉週間事業の道路点検に身障視覚部長ほか1名が参加。
(3)米子サン・アビリティーズで市身障福祉・体育大会。

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