□ 鳥取ジャーナル □ 第325号

鳥取県視障協発行(23.5)

――総会出席、義援金のご協力等について(お礼)――

 4月24日に開催しました本会の23年度定期総会には、ご多忙ながら県下より多数ご参加いただきましてありがとうございました。お礼申し上げますとともに下記に簡単な報告を掲載します。
 次に、3月21日に発生した東日本大震災には、急ぎのお願いになりましたが、多数の方から総額9万850円(東部16,000円、中部23,079円、西部51,771円)の多額の義援金を頂戴しました。
 ご協力に感謝申し上げますとともに、早速日盲連に送金し、被災者の方々に届くよう手配しました。
 また、島根県からの要請で、第64回日盲連福祉大会の参加者を呼びかけましたところ、44名の多数の申し出がありました。これで隣県としての面目も保てるかと思います。
お礼申し上げますとともに、大会で視覚障害者を取り巻く福祉の
現状を感じながら、隠岐観光も有意義なものにしてきます。

――女性部・青年部の訓練事業 日程決まる!――

 既に実施されているものもありますが、編集局に入りました青年部や各支部女性部の 23年度訓練事業の計画を掲載しますので、関係する部員の方に限らず興味のある方は、準備や問い合わせをしてみて
ください。
 青年部は、合同事業として4月10日に伯耆しあわせの郷で第1回役員研修、5月29日に米子駅周辺での歩行訓練、7月3日に倉吉市で第2回役員研修会、7月24日に倉吉駅周辺で歩行訓練、8月27・28日に山口県で中ブロ福祉大会青年部会、9月17〜19日に宮城県
仙台市での全国盲青年研修大会、11月13または20日に三朝町でフライングディスク、12月11日に米子市でサウンドテーブルテニス、3月12日に会場未定で第3回役員研修会。
 支部では東部が6月に研修会、1月8日に市内で歩行訓練、ほか個人対応の歩行訓練、
中部が日程・会場とも検討中で歩行訓練、フライングディスク、サウンドテーブルテニス、
西部では6月26日にサンアビリティーズでフライングディスク、1月15日に身障センターで料理または点字講習。
 女性部の東部支部は6月3日にさざんか会館で料理教室、7月1日にさざんか会館で料理教室、9月30日にさざんか会館で料理教室、10月7日にさわやか会館で生け花教室、日時未定のさざんか会館で料理教室、中部支部は4月14日に倉吉駅周辺で歩行訓練、5月8日に伯耆しあわせの郷で料理と生け花教室、9月25日かまたは10月2日に会場未定で講演会、11月13日に伯耆しあわせの郷で料理、12月27日に体育文化会館で生け花教室、西部は5月30日に湊山公園周辺で歩行訓練、6月27日に身障センターで抹茶教室、7月25日に身障センターで体操教室、10月24日と11月28日に会場未定で手芸(マフラー作り)教室。
ちなみに8月27・28日は山口県で中ブロ福祉大会女性部会、9月13〜15日に福井県で全国盲女性研修大会。

――会員の動静――

 4月14日に、米子市皆生温泉に在住で、療養中だった森山富子さんが亡くなられました。ご冥福お祈り申し上げます。
 まだ正式な理事会の承認は得ていませんが、4月から鳥取市福部町に在住の近藤宏和さんが入会されました。仕事の関係で近いうちに旧市内に移転とのことです。

――6月の行事予定――

3日(金) 東部支部女性部は9時半よりさざんか会館の栄養指導室で米田先生による料理教室 
3日〜5日(金〜日) 島根県で第64回日盲連副詞大会
12日(日) 中部支部女性部は10時半より体育文化会館で体操教室と講演会
19日(日) 東部支部はさわやか会館で、いなばライオンズクラブとカラオケ交流会、役員会等を開催
26日(日) 西部支部青年部は、会場未定でフライングディスク教室
26日・27日(日月) 県鍼灸マッサージ師会は26日にさわやか会館で中国ブロック会議、懇親会から翌日の法人認可55周年設立70周年記念式と祝賀会をホテルモナーク鳥取で開催
27日(月) 西部支部女性部は10時から身障センターで板垣嘉子先生による抹茶のマナーと立て方教室

――定期総会 終る!――

 当初予定していたものの、米子市身障センターの床の補修工事の関係で、会場を細長い米子市公会堂の会議室に変更した平成23年度の定期総会は、県下から59名(東部9名、中部17名、西部33名)の出席者と106通(東部40、中部23、西部43)の委任状で開催されました。
 深山副会長の開会宣言、会歌斉唱、東日本大震災を含めた物故者に対する黙祷、池口当番支部長の歓迎の言葉、市川会長の挨拶、来賓で米子市長代理で福祉保健部次長兼障がい者支援課課長、前谷覚様の祝辞代読の式典に続き、議長に開催支部から石上靖治さんと次期開催支部から林光男さんが選出されて議事に入った。
 22年度の会務・事業報告、収入総額135万3448円、支出総額125万4149円、差引残額9万9299円の一般会計や委託事業を中心とした特別会計・スポーツ後援会の決算報告、その監査報告を承認し、続く23年度事業計画、予算案の審議で、ほぼ例年の事業を踏襲。
 また、一般会計の予算は110万円の提案を承認した。
 執行部提出議案としては、何と言っても「公益社団法人」への移行が承認され、本格的にその作業が進められることとなったことである。
 各支部・各部の提出議案では、金融機関に対する代筆代読が取り下げられた(意見交歓会でほぼ解消)が、まだ要望が実現されなくて例年と同じような意見。新たな問題は、選挙に関する入場券の切り離しであった。
 最後に役員改選となり、慣例の選考委員による選考で、東部から薮田和利さんと下田悟さん、中部から横田昭男さんと小谷和裕さん、西部から池口幸輝さんと田草修さんの6氏が慎重審議の結果、下記役員を選出し、承認された。
 3期目となる市川丸には大きな変更はなかったが、病気で中村・田淵の両相談役が退任され、青年部長に小玉さんが就任、退任された前青年部長の佐伯さんがスポーツ部長に選出されました。
 余り問題があっては困りますが、来年はもっと身近な、大切な問題の提案を待っています。議長さん、議事の進行お世話になりました。

――新役員の顔ぶれ――

 本会を始め各部、各支部ともに23年度の総会で、今後2年間の指揮官と支え役が決定しました。以下敬称略で主な役職を掲載します。
 本会では会長に市川正明、副会長に深山武治、門木光明、森岡勝止の三氏、
総務部長に尾崎公徳、経理部長に下田悟、文化部長に兼務で森岡勝止、厚生部長に吉田和俊、音楽部長に兼務で門木光明、三療部長に田草修、スポーツ部長に佐伯一孝、その補佐に薮田和利、青年部長に小玉秀昭、女性部長に深山千鶴子、事務局長に岡本宏、相談役に板垣成行、由田稔の二氏、監事に國岡昭太郎、小谷和裕の二氏。
 一方支部では、東部支部は支部長に盛田政雄、副支部長に薮田和利、総務部長に下田悟、経理部長に吉田和俊、文化部長に森山寿美枝、厚生部長に森下義明、青年部担当に下田悟、女性部長に有本時枝、相談役に深山武治、監事に尾崎公徳と福谷和子。
 中部支部では支部長に横田昭男、副支部長に総務兼任で福井昭輝、会計に橋谷正太郎、文化部長に薮田潤一朗、厚生部長に小谷和裕、音楽部長と青年部担当で門木光明、女性部長に高田富久子、相談役に由田稔、監事に吉田徳子と山田良子、三療委員に薮田潤一朗と林光男。
 西部支部では支部長に池口幸輝、副支部長に村田静也と原田源治、総務部長に田草修、会計に宅野守、文化部長に大道進一、厚生部長に森岡栄枝、音楽部長に長田静香、青年部長に佐伯一孝、女性部長に清水みのり、三療委員に仲村勲と原田源治、相談役に板垣成行、監事に吉村明男と板倉義正。
 県青年部では部長に小玉秀昭、副部長で書記兼務に川島成重、事業と一般会計担当に佐伯一孝、訓練事業会計とまとめ役に下田悟、監事に堀場雅裕と伊達征司。
 県女性部では部長に深山千鶴子、副部長に森岡栄枝、総務部長に森山寿美枝、会計に三浦裕子、販売部長に奥村恵美子、監査に竹本澄子と浦島伸子。
 三療部では部長に田草修、西部委員に仲村勲と原田源治、中部委員に薮田潤一朗と林光男、東部委員は未定で、選出され次第詳細の役職決定。

――鳥取駅・米子駅のバリアフリー第2弾!――

 JR鳥取駅のバリアフリーについて、追加情報が入りました。中2階の男女トイレがフラットになり、自動的に音声案内が流れています。ただ男性用トイレの位置について、以前は階段を上って線路に直角に配置されていましたが、これが 少し右を時計の針の逆回転方向に迂回した
形で回り込み、山陰線に並行に配置されています。
 また、俗に中2階とかホームのある階を2階と言っていましたが、正式には2階、3階となっています。エレベーター使用や駅員さんの誘導の際は注意ください。
 米子駅のエスカレーターとエレベーターは横幅や定員が少ないため、介助者と同乗する際はご注意を(並行でなく、前後に格差をつけたほうが良いと思う)

――東日本大震災の復興と障害者福祉制度――

 3月11日に発生した東日本大震災は歴史的な大被害を及ぼした。そのため復興には歳月も経費も想像以上となるであろう。遠く離れた本県でも自粛が「同じ痛みを分かち合う」として美感視されている。
その為に、増税や転用も「仕方なし」と誤解されています。
 これでは、障害者福祉の新制度改革が間違った方向に進むかもしれません。あの時妥協したことが、次世代の福祉の汚点とならないよう見守っていきたいものです。

――先月(4月)の歩み――

 3日 (1)東部支部はさわやか会館で年度始めの役員会を開き、事業の細案や公益法人移行に関する支部対策を協議
(2)西部支部はふれあいの里で23年度の定期総会
10日 青年部は伯耆しあわせの郷で本年度総会と役員研修を開催し、役員改選で新部長に小玉秀昭(こだま ひであき)氏が選出された
13日 西部支部の池口支部長以下8名は、新装なった米子駅のバリアフリーの研修体験を行うとともに、改善の申し出を行った。
15日 倉吉未来中心で、アイ・サポート事業啓発のDVD上映会と意見交歓会
16日 ふれあいの里で米子市身障協会の代議員総会
19・20日 ウェルネスインほうきじで、女性部の総会と合同訓練。総会では多くの事情で長年発行続けた機関誌「しらとり」の絶版を承認、合同訓練では遺言の公正証書と青年後見人制度の講演と、フィットネスクラブインストラクターによる健康体操でした
23日 事務所で本会の22年度監査会
24日 米子市公会堂で、本会の平成23年度定期総会(上記掲載)

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