□鳥取ジャーナル□ 第326号

鳥取県視障協発行(23.7)

□鳥取ジャーナル□ 第326号
鳥取県視障協発行(23.7)

――第60回盲人福祉大会(山口大会)の参加募集について――

 来る8月27・28日(土日)の両日、山口県下関市で第60回中国ブロック盲人福祉大会が開催されます。申込締切は7月11日となっていますが、支部によっては多少繰り上げられている場合がありますので、参加を希望される方は、支給支部長まで連絡してください。
 費用は、参加費1500円(28日の昼食代を含み、本人・付添とも同額)、一泊1食の宿泊費シングル8000円またはツイン7000円、交流会費8000円、これに現地までの往復旅費、若干の食事代です。
 内容は、初日に分科会(一般、青年、女性、スポーツ、アハキ)全体会、講演(徳島県の博愛記念病院理事長 武久洋三氏による「介護保険と自立支援について」)、これらと並行してオセロ大会、会場を春帆楼に移しての交流会。
 翌日は笹川吉彦日盲連会長による講演「日盲連の現状と課題」、式典、カラオケ大会となっています。
 島根県での全国盲人福祉大会に引き続く出費で大変かと思いますが、どうか協力の程宜しくお願いします。
 

――会員の動静――

 6月19日に、鳥取市立川町2丁目に在住されていた中村利則さんが亡くなられました。
 中村さんは盲学校に教員として勤務する傍ら本会の副会長、東部支部長、監事、総務部長を歴任し、その実績から相談役に就き、生き字引として、お目付け役として活躍されました。
 これらのご尽力に感謝申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます

――8月の行事予定――

25日(木) 倉吉未来中心で平成23年度県民総合福祉大会
27・28日(土日) 山口県下関市で第60回中国ブロック盲人福祉大会(参加者募集については上記掲載)

――第1回理事役員会開く!――

 本年度第1回の理事・役員会が6月19日に倉吉体育文化会館で開催された。内容としては既に終えてしまった山口県での中ブログランドソフトボール大会、島根県で開催された全国盲人福祉大会や要望活動の経過報告、新入会員の承認、本年度開催予定のグラウンドゴルフ大会や文化祭等のあらまし、今後の要望活動への取組み、公益法人移行への準備について等々であった。
 新入会員は近藤宏和さん(東部)と椋野愛子さん(西部)。ゴルフ大会は9月11日(日)伯耆しあわせの郷で(参加者が年々減少しているので、役員を中心として勧誘に尽力)、文化祭は10月30日(日)にさわやか会館で文化講演会「佐治谷話し」とカラオケ大会、第60回中ブロ福祉大会は8月27・28日に山口県下関市で(記念大会でブロック長表彰をしたいとの申し出があったが、本県の候補者は正副会長に一任)。
 要望活動については、県への要望で全てが収まるのではなく、むしろ市町村へが重要だ。しかし全市町村へは大変なので、支部を中心に必要に応じ県役員も協力する。またバス会社等直接出向く必要性もある、と一致した。
 公益法人移行については、とりあえず各部の会計担当者が集まり、22・23年度の入力作業から手がける。その他として、書き損じハガキ回収運動での寄附は12万9863円、米子市ガイドヘルパー事業に特別会計から補填。

――秤がなくてもご飯は炊ける!――

 ご飯を炊くとき、炊飯器のメモリが見えなくても美味しいご飯が炊けます。それは最初に水の入る容器(ざる等漏れるものはだめです)に炊く米を測り、洗った後で炊飯器に入れ、同じ容器で米と同量の水を注ぎます。これで準備OK。後はスイッチを入れて炊きあがるのを待ちましょう。
 古米ではこれよりやや多めの水で、新米ならやや少なめにしてください。これはキャンプでの飯盒炊飯から学びました。飯盒の蓋で米を測り、それで水の量も蓋で同量入れます。

――全国盲人福祉大会 大震災を乗り越え開催!――

 3月11日に発生した東日本大震災の余波で 開会が危ぶまれていた島根県松江市での第64回全国盲人福祉大会は「この時だからこそ団結力を示さねば」と全国から1500名(主催者発表)の同志が集まって、6月3日から5日までの3日間白熱した議論が県民会館で展開された。
 本県からも直接関係する役員や協力隊を含めた48名の大勢を送り込んだ。
 初日は日盲連の理事会、評議員会、アハキ協代表者会議、スポーツ協代表者会議、2日目は全国盲人代表者会議、分科会(生活、バリアフリー、職業の3分科会)、大会最終日の一部式典では、地元島根県の小川幹雄会長の歓迎の言葉、笹川吉彦日盲連会長の主催者挨拶、日盲連顕彰者等に表彰状・感謝状の贈呈式、ついで厚生労働省・文部科学省大臣の祝辞(代読)や地元島根県知事・松江市長を始めとする多くの来賓からの祝辞で花を添えた。
 二部の大会議事では宣言・決議を含む執行部提出議案が満場一致の拍手で承認された。
 続いて次期開催県の小林英樹千葉県会長が登壇し「来年の6月7日(木)から9日(土)に幕張で皆さんと再会できることを楽しみにしています」との挨拶で全日程を終了した。
 本県の隠岐観光に出発する15名は二泊3日の予定で車上の人となった(ちなみに数日後隠岐観光の遊覧船が座礁したとのニュースが報道されたが、事故にも遭わず無事帰宅できたのも日頃の精進でしょうか?)
 最後に大会で採択された決議の概要は次の通り。
 (1)東日本大震災の教訓を生かし各市町村が災害時の障害者対策を確立するとともに所在確認の具体策の構築を、
 (2)同行援護や代読代筆を視覚障害に即応したニーズとして各地域で自立保証の事業としての立ち上げを
(3)障害者綜合福祉法(仮称)が視覚障害の特性を考慮し、自立と社会参加を保障するものに
(4)障害者権利条約の早期批准と、その理念を生かした障害者差別禁止法の制定を
(5)アハキの健全な発展のため無免許類似行為者の一掃と視覚障害を有する機能訓練指導員とヘルスキーパーの優先雇用を
(6)転落防止のため駅ホームへの可動柵設置と全てのハイブリット車等への発音装置設置を法制化(
7)地デジ放送開始に伴いユニバーサルなリモコンの開発普及とともに緊急放送や解説放送のバリア解消を
(8)視覚障害者の雇用確保と、重度障害者の生活保障のため障害基礎年金を1級で月額12万円以上2級で同10万円以上に引き上げるとともに所得制限の撤廃を
(9)インクルーシブ教育の実現を目指し視覚障害児童生徒の一般校修学を可能にするための条件整備と本人および保護者の意向が尊重される制度に
(10)東日本大震災の視覚障害者被災者の救済のため組織を上げての義援金募集を

――先月(6月)の歩み――

 3〜5日(金〜日) 島根県松江市で開催された第64回全国盲人福祉大会に本県より48名が参加し、大会終了後15名が2泊三日の隠岐観光を楽しんだ(関連記事を上記掲載) 
 7日 米子市内和田地区(国道431からウインズに向かう)誘導ブロック敷設完了部分の点検
9日 (1)ライトハウスで会長、事務局長は米子市道路維持課と電電通り(NHK前)の道路整備について協議
(2)東部支部長は、JR青谷駅から青谷綜合支所までの誘導ブロック敷設地点の現地で説明を受けた
12日 伯耆しあわせの郷で県保険師会の定期総会と研修会
13日 ライトハウスでアサヒ合同会計の小林会計士と経理、定款等を協議
14日 鳥取市の道路点検に替わる施設点検に河崎市身障視覚部長と支部長が出席
16日 点字図書館に日テレ系24時間テレビから三菱の最新型テレビ「リアル」を贈呈
19日 (1)倉吉の体育文化会館で本年度第1回の理事・役員会(上記掲載) 
(2)サン・アビリティーズで米子市身障体育大会
23日 (1)倉吉体育文化会館で中部支部役員会
(2)米子市役所に今年度文音声誘導機器や誘導ブロックが敷設されました(お出かけの際はシグナルエイドを)
24日 YMCA米子医療福祉専門学校で、県運輸局主催の米子駅のバリアフリー体験会についての協議会
26・27日 さわやか会館とホテル モナ―ク鳥取で、鍼灸マッサージ師会の中国ブロック会議と研修会
27日 ホテル モナ―ク鳥取で鳥取県鍼灸マッサージ師会の設立70周年並びに法人認可55周年記念式と祝賀会

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