鳥取ジャーナル□ 第329号

鳥取県視障協発行(23.9)


――23年度文化祭の参加者募集について――

 先月号でも流しましたが、10月30日(日)に鳥取市内のさわやか会館で、本会の文化祭が開催されます。参加費は一人2千円で、内容は佐治谷話しの講演とカラオケ大会です。
 参加希望の方やカラオケ大会出場希望の方は各支部長まで。

――東部支部の役員へ――

 東部支部では、10月2日(日)10時からさわやか会館で役員会を開催します。内容は、30日に開催される県文化祭についての準備ほかです。
 役員の方にはお世話になりますが宜しくお願いします。

――会員の動静――

 この事項に関する各支部からの報告はありませんでした。

――10月の行事予定――

 ※9月25日(日) 米子市福祉の集い(コンベンションセンターから湊山公園までの千人ウォーク)
2日(日) (1)東部支部はさわやか会館で文化祭に関する役員会
(2)西部支部の家族交流会(バリアフリー化された妻木晩田遺跡へのバス旅行)
4日(火) 県運輸支局主催の「米子駅バリアフリー講習会」が、午後同所で開催
7日(金) 東部支部女性部は、10時からさわやか会館1階団体事務室で、福島たまえ先生指導の生け花教室
16日(日) 米子市で、第49回県身障体育大会
22日〜24日(土〜月) 山口県で第11回全国障害者スポーツ大会
24日(月) 西部支部女性部は、会場未定で須田良子先生による手芸教室(マフラー作り)
30日(日) さわやか会館で、本会の平成23年度文化祭

――還暦となった中ブロ福祉大会――

 夏の暑さがぶり返しとなった8月27・28日の両日、節目となる還暦を記念した第60回中国ブロック盲人福祉大会が、政令指定都市の広島市を含む5県6団体から同志250名が山口県下関市内に集って開催された。
本県も東部から4名と中部3名、西部16名の19名の2隊に分かれて(最近ではこれが通例となっているが、前者は列車で、後者は貸切りバスで)会場に集結し、それぞれの会議に臨んだ。
 第1日目の会議や講演はほとんどが盲人福祉協会会館であったが、女性部会は隣接する光明園、オセロ大会は下関市民センターとメイン会場から少し離れた会場で開催された。
 講演は『介護保険と自立支援について』と題して徳島県の平成博愛会博愛記念病院理事長の武久洋三先生による話であった。武久先生は日本慢性期医療協会会長、徳島県老人保健施設協議会副会長、同県介護支援専門員協会副理事長、中位協分科会委員等々の職務に就き、介護保険の裏表、課題と今後の問題について、ユーモアを交えて医療従事者の専門的立場から分かり易い話であった。
 会長・部長会とカラオケ大会参加者を残して用意されたバスに乗って交流会の春帆楼に移動した。できればホテルに立ち寄って荷物を置いたり、休憩でもさせてくれればよかったのに!
料理は海の町で海産物が主であったが、ふぐ刺しは既に出来上がっていて乾燥気味。
アトラクションでは門司の『バナナの叩き売り』で大いに盛り上がった。
 2日目は例年なら日盲連会長の中央情勢報告が入るのだが、今年は多忙で来れないとのことで、朝がゆっくり!大会式典、議事、カラオケ大会のドリームシップ(図書館を大規模にしたような下関市生涯学習プラザ)に向けて東部の4名も中西部の貸切りバスに同乗してホテルを出発。
式典には元総理の安倍晋三氏も駆けつけて、舛尾会長の力を見せつけた。
 大会終了後、東部の方も西部の貸切りバスに便乗し、下関駅近くで下車して別ルートで帰鳥した。
 今大会の本県代表選手はオセロに2名、カラオケに1名が参加され、門木光明さんがオセロで2位に入賞されました。選手の皆さん ご苦労様でした。
 来年度は9月1日と2日(土日)の2日間広島県の主催で福山市で開催されます。
 最後に今大会で採択された決議の概要を記す。
 (1)障害基礎年金を1級は月額12万円に、2級は月額10万円に引き上げるとともに、その所得制限緩和を
 (2)重度視覚障害世帯に対しゴミの個別収集と、粗大ゴミの収集手続きの簡素化を
 (3)歩車分離式交差点には鳴き交わし式音響信号機の設置を
 (4)各市町村に少なくとも一つの生活支援施設の設置で、日常生活・歩行訓練事業の拡充を
 (5)就労継続支援事業の認可で、視覚障害者の就労支援を
 (6)商品名の点字化とともに商品の賞味期限を視障者にも配慮したものに
 (7)視障者アハキ師の生活安定化のために無資格・無免許者の一掃を
 (8)各自治体の視覚障害者防災対策の周知徹底を

――県身障者体育大会が来年度から廃止?!――

 運動好きの方には淋しい話しですが、半世紀近く続いた県身体障害者体育大会が今年度を持って幕を閉じそうです。大きな理由は県からの委託費が打ち切りとなりそうだからです。閉じこもりがちで運動不足な障害者を屋外に誘い出そうと試みられた事業であったが、時代とともに参加者が減少し、個人種目より団体種目が中心となり、慰安的要素が強くなった、等々の理由で打ち切りの方向に向ったのだろう。
せめて全国大会の予餞会であったら助成の対象事業になれたカモ?!

――同行援護について――

 昨年の12月に自立支援法の一部改正が国会で決議され、そのうち同行援護(視障者への移動支援サービス)について、具体的な詳細は後日示されるが、10月1日より実施される概要について掲載します。
 改正の大枠は
(1)財源の裏付け強化として、費用の2分の1を国庫負担
(2)市町村が主体で、全国一律のサービス基準が政省令で明記され、基本的な視障者へのサービスは身体介護を伴わないサービスであって、行き先でのあらゆる視覚的情報支援、移動の援護を目的とするものである。
 これに先立ち各市町村で、他の福祉制度の認定基準とは別に、視力・視野・移動障害の状況を指標に調査が実施され、人突き当りのサービス給付量が決定します。
具体的な単価は1時間未満で1970円、国庫負担限度額は一月で98700円。これは一日あたりの利用時間数や回数に制限はしない、と言っていますから月約50時間分となります。
 この制度は、介護保険にはないサービスですので、介護保険を利用していても利用できます。

(協力 森岡文化部長)


――先月(8月)の歩み――

 7日 県下東・中・西部の3ヶ所で実施された鳥取県鍼灸マッサージ師会の『鍼灸マッサージの日』に伴う啓発活動(団扇配り)に本会の三療部会員も共済
 8日 (1)公益法人移行準備に伴い、吉田厚生部長に事務所に出向いてもらい、会長・事務局長・部長・村上さんの4名で厚生部の22年度以降のまとめと今後の事業遂行について協議
(2)尾崎総務は県土整備局の職員と県道岩倉交差点 サンマート近くの誘導ブロック整備に関して現地協議
 9日 事務所で会長・事務局長は米子市立図書館と美術館の整備に伴うバリアフリー化に付いて、障害者支援課の前谷課長・教育委員会職員と協議
21日 ふれあいの里で、西部支部の役員は米子市に対する要望活動について打ち合わせ
25日 倉吉未来中心で、平成23年度県民綜合福祉大会、席上、中部支部の笠松明江さんが県身障会長表彰を受賞。
27日・28日 山口県下関市での第60回中国ブロック盲人福祉大会に、本県より23名(東部4名、中部3名、西部16名)が参加。詳細は上記掲載

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