鳥取ジャーナル□ 第331号

鳥取県視障協発行(23.11)


――同行援護について パート2(鳥取市長を囲む集いより)――

 10月24日にさわやか会館で開催された、障害者と「市長を囲む集い」が開催され、各障害を代表する理事が、あれこれと市の行政について要望し、市長や担当職員が回答するというものでした。
 その中で視覚部からでた要望に対する回答の概要と、動向援護に関するものを記載します。
 生活保護に近づける障害基礎年金の補助については、前者は世帯を単位とし、後者は個人で世帯としては前者を上回るケースもある。
 災害時を考慮して音声対応の携帯電話の日常生活用具のメニュー他は勘違いで今後検討。
 バリアフリーな避難所設定作成に障害者のだいひょうを、については既に体育館や公民館などではなく2時的には施設も避難所として考察中。
 同行援護については
(1)サービス提供の事業所が報酬が少ないので、現在2施設、月末に6施設となりました
(2)移動支援のサービスを受けていても原則再度役所に申請しなければならない
(3)ヘルパーのやりくりがつかないことも考慮して、2ヶ所以上の事業所とも契約可能
(4)移動支援で認められているグループ使用や通勤通学は適用できない(鳥取市では移動支援でも通勤通学は認めない)
(5)将来的には一本化となるであろうが、障害者綜合福祉法成立で、どのような位置付けになるか不明

――会員の動静――

 10月15日に、倉吉市上井に在住されていた絹見重夫さん(83)が亡くなられました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
 

――12月の行事予定――

 1日(木) 米子コンベンションセンター国際会議室で、第53回県身体障がい者福祉大会
11日(日) 鳥取市高齢者福祉センター体育館で青年部の社会生活訓練事業(山本徳宏先生指導によるフライングディスク教室)
18日(日) 米子市身障センター体育館で、青年部の社会生活訓練事業(村田静也先生によるサウンドテーブルテニス教室)
27日(火) 倉吉体育文化会館で中部女性部の訓練事業(本守先生による生け花教室)と反省会

――平成23年度文化祭盛大に開催!――

10月最後の日曜日となる30日、鳥取駅南のさわやか会館に県下3地区から81名が参加して、平成23年度の文化祭が開催されました。地元東部支部は家族慰安会も兼ねていたため40名近くの39名、西部と中部は21名の計81名。最近の本会行事で80名を越えるのは本当に久しぶりです。まして内容は文化講演会とカラオケ大会と縮小されたことを考えると、シンプルな点が良かったのでしょうか?
 午前の講演会は、県の無形文化財の指定を受けておられる「とっとり・民話を語る会」から小林龍雄会長以下3名の女性会員が民族衣装で『佐治谷話し』7題を披露していただきました。
少し『佐治谷話し』の歴史や裏付けなどの前座が長いかなと思いましたが、いざ話しになると声を上げての大笑いや首を縦に振っての感心さにうなずいたり、皆が子供に帰ったように聞き入っていました。
 午後は食事をとりながらのカラオケ大会。東部支部で新調された機械のお披露目をかねて初運転。本当に音もよく、折りしも『全国豊かな海づくり鳥取大会』に本県を訪れられた天皇皇后ご夫妻にまで届け、とばかりの美声に出場支部ばかりでなく他支部からも盛大な声援と拍手が送られました。
 最後に入賞者に賞状と記念品が贈られて閉幕となりました。
 東部支部の役員の方やボランティアのアイメイトの方には大変お世話になりました、ありがとうございました。
 以下 入賞者は次の通り。
 最優秀賞に西部の田熊宮子さん、優秀賞に司会もされた
東部の森山寿美枝さん、敢闘賞に東部の瀬戸根美代子さん、努力小に中部の山尾てつやさん

――あい・サポート事業について(研修会より)――

 県障がい福祉課が10月26・27日の両日県下3会場で、障害者相談員を中心に「あい・サポート事業」についての研修会が、公開講座として開催されました。
 主たる内容は、本会の会長も出演していますが、DVDによる障害の特性と支援の仕方が上映され、出席者には終了後バッチが与えられ、障害者サポーターを増やすものです。
 その東部とりぎん文化会館での研修に参加した私が、質疑応答の時間は設定されていませんでしたが、日頃から疑問に思っていたことを、講演後に室長に直接尋ねてみました。       
 その結果、障害者手帳を所持しているものだけでなく、妊娠や骨折などの一時的な生活困難な人も障害者と見なす、会社などの団体だけでなく一般個人も研修を受ければサポーターになれるという2点については確認をしました。
 ですが平行線で終わったのは、私から「視覚障害者の特性を考えれば、このバッチをつけておられるか否かが分からないので、バッチに鈴などの音の出るものを付け加えるような改善を」と要望したのですが、室長いわく「サポーターのほうから積極的に声掛けを進めている」との
回答でした。更に「全盲の方なら白杖を所持しているが、弱視なら所持していないものも多数いる。このような方が困ってサポーターに手助けをお願いしようとしたときに、バッチをつけた人が誰か分からない。このような弱視も視覚障害者の特性だ」と詰め寄ったのですが・・・。
今後の検討課題ではあるでしょう。
 

――中四ブロック代表の広島県チーム3位入賞!(全国障害者スポーツ大会グランドソフトボールより ――

 10月22日〜24日に山口県宇部市で開催された第11回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール協議で、中国大会を制し、四国との代表決定戦を勝ち抜いて中四代表となった広島県チームは1回戦不戦勝。準決勝で鹿児島県に2対9で敗退。3位決定戦で群馬県に8対1で勝って全国3位となりました。
 ちなみに開催県の山口は1回戦で群馬県に1対7で敗退。交流試合で青森県に5対6で敗退。
 決勝戦は三重県と鹿児島県で1対1の同点でしたが、抽選で三重県が優勝しました。

――先月(10月)の歩み――

 2日 (1)西部支部は妻木晩田遺跡への家族交流会
(2)東部支部はさわやか会館で「県文化祭に関する役職分担、同行援護に関する鳥取市の説明会等」で第3回役員会
 4日 県運輸支局主催の『バリアフリー講習会イン米子駅』に体験歩行の講師役として会長、池口、田草の3氏が出席
 5日 米子市役所第2庁舎で、西部自立支援協議会の『災害時対応プロジェクト』第1回会合
9日 米子ふれあいの里で、西部支部三役会
13日 会長と事務局長は米子市役所維持課の職員2名と、電電前通りの歩道整備について、午前は事務所で、午後は現地で協議
16日 (1)米子市の「ドラドラパーク」ほかでの第49回県身障体育大会に多くの視障者が参加
(2)米子コンベンションセンターで開催された県鍼灸マッサージ師会の研究会に三療部の数名も参加して無免許の経緯を勉強した
20〜22日 滋賀県彦根市で、第37回全国視覚障害者情報提供施設協会大会
24日 倉吉体育文化会館で、県障害福祉課主催の災害時対策に関する協議会
26・27日 事務所で会計士ほかと公益法人移行への準備打ち合わせ
30日 鳥取市のさわやか会館で、本会の平成23年度文化祭を盛大に開催(上記掲載)

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