鳥取ジャーナル□ 第339号

鳥取県視障協発行(24.7)


――中ブロ福祉大会 参加者募集中!――

 来る9月1日・2日(土日)に、広島県福山市の「ニューキャッスルホテル」で開催される第61回中国ブロック盲人福祉大会の参加者を募集しています。
 費用は宿泊懇親会で1万5千円(別にすることもできます)と参加費1千5百円及び会場までの往復交通費がかかります。
 申し込みは支部単位で異なりますが、締切り期日も迫っていますので、予定の方は早目に支部長まで。

――理事・役員会の開催について――

 来る7月16日(月曜日で祝日)に、倉吉体育文化会館で、総会後初の理事・役員会が開催されます。役員の皆様には既に案内が届いていると思いますが、主な議題は全国大会を含めた近況報告、
今年度の事業割、中ブロ大会の取組み、本会の同行援護事業所転換について、法人移行準備状況と盛り沢山で、過密な日程の中、祝日開催となりましたことをご了解の上出席の程宜しくお願いします。

――会員の動静――

 鳥取市在住の岡部嘉子さんが退会されました。
 

――7・8月の行事予定――

7月 8日(日) 米子市「サン・アビリティーズ」で、米子市身障の福祉・体育大会
12日(木) 中部女性部は体育文化会館でダンス教室
15日(日) 米子市の東山体育館で『皆生トライアスロン ケア活動』
16日(月=海の日) 倉吉体育文化会館で、本会理事・役員会
22日(日) 県青年部は、米子市皆生で歩行訓練
30日(月) 西部女性部は会場未定で、電子レンジを活用した料理教室
  29日〜31日(水〜金) 大阪市で、第58回全女大会

――新たなる船出 竹下丸!(日盲連大会報告)――

 6月7日から9日までの三日間、千葉市のアパホテル アンド リゾート(東京ベイ幕張)で、全国から総勢1500名が集結して第65回全国盲人福祉大会が開催された。
 本県からも会長を始め森岡副会長、田草アハキ協代表、佐伯スポーツ協代表、板垣前会長夫妻、森岡・田草婦人と8名の一行が参加しました。
 毎年恒例となっている初日の理事会、評議員会。アハキ協・スポーツ協の代表者会議。2日目は第49回全国盲人代表者会議として全体会議、全国の各団体から提出された議案を討議する三つの分科会(生活部会45件、バリアフリー部会27件、職業部会18件)、それらを総括して宣言・決議につなげる再度の全体会。
 最終日は式典、議事に続き宣言・決議が満場一致の拍手で承認、閉会となった。
 竹下義樹会長にとっては初の大舞台ではあったが、理事会での期間が長すぎるのでは? とか代表者会議に毎年同じような議案が提出されているのでは?と言った質問に「大会の在り方を検討することには賛成」「継続的に要求することによって福祉向上につなげてきた」と模範的回答で竹下色が表現されたのではなかろうか。
 次年度第66回大会は6月21日から23日までの3日間福井県で開催予定。また本大会で採択された決議の概要は次の通り。
(1)障害基礎年金の引き上げ(1級月額12万円以上、2級月額10万円以上)と所得制限の緩和
(2)障害者基本計画に視障者の意見反映
(3)障害者差別禁止法の早期制定と障害者権利条約の批准
(4)鉄道関係の安全歩行対策(転落防止柵、内方線を施した点字ブロックの敷設、階段談鼻の色づけ等)
(5)安全歩行のための方策(交差点でのエスコートゾーンや音響信号機設置、歩道上の自転車走行規制、HV車等への発音装置義務)
(6)情報バリアの解消策とユニバーサルなIT機器の開発
(7)各地域において権利条約が求めるインクルーシブ教育を統合教育として保障
(8)災害時における視障者安全対策のマニュアル化と周知徹底
(9)障害者の基本的人権を保障する新たな立法作り
(10)在学中の理療科教育と卒後研修の充実並びに無免許者の一掃及び不正施術の是正
(11)TVの解説放送・緊急放送の音声化と地デジが受信できる安価なラジオの開発
(12)同行援護事業の充実発展とともに全国格差是正

――改正障害者自立支援法 参院可決!だが、・・・(点字JBニュースより)――

 6月20日の参議院本会議で、改正障害者自立支援法案が賛成多数によって可決・成立した。これにより、一部を除き平成25年4月1日から、福祉サービスの対象範囲拡大が盛り込まれた「障害者総合支援法」と刷新し、施行される。
 だが、障害者自立支援法が憲法違反として訴えた元原告団や障害者団体から、2010年に政府と取り交わした和解調印の基本合意文書を踏みにじったとか、「廃止して、新法を制定する」とした民主党のマニュフェスト(政権公約)いはんとか、政府の制度改革推進会議福祉部会の取りまとめた「福祉サービスの原則無料化」という『骨格提言』が反映されていない、等々の批判が高まっている。
 今後竹下丸の操縦を見守るとして、以下 本法律の内容を要約して記載する。
(1)名称を「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」に改正
(2)基本理念として、障害者(児)が日常生活または社会生活を営むための支援は、共生社会を実現するため、社会参加の機会の確保や地域社会での共生、社会的障壁の除去に資するものとなるよう
総合的かつ計画的に行わなければならない
(3)この法律に規定する「障害者」等に、治療方法が確立していない疾病等により障害がある者を加える
(4)重度訪問介護の対象となる者の拡大、共同生活介護の共同生活援助への一元化
(5)市町村が行う地域生活支援事業として、障害者等に関する理解を深めるための研修及び啓発を行う事業、意思疎通支援を行う者を養成する事業等を加える
(6)基本指針に定める事項に、障害福祉サービス等の提供体制の確保に係る目標に関する事項を加え、厚生労働大臣は障害者等の意見を基本指針へ反映させるために必要な措置を講ずる
(7)障害福祉計画に定める事項に、障害福祉サービス等の提供体制の確保に係る目標に関する事項等を加え、市町村及び都道府県は定期的に、障害福祉計画に着いて調査、分析及び評価を行い、必要な措置を講ずる
(8)政府は、障害者等の支援に係る施策を段階的に講ずるため、施行後3年を目途として、障害福祉サービスの在り方、障害支援区分の認定を含めた支給決定の在り方、障害者の意思決定支援の在り方、意思疎通を図ることに支障がある障害者等に対する支援の在り方等について、障害者等の意見を反映させるために必要な措置を講じた上で検討を加え、所要の措置を講ずる
(9)この法律は、平成25年4月1日から施行する。ただし(4)は平成26年4月1日から施行する。

――先月(6月)の歩み――

6日 倉吉体育文化会館で、県主催の要援護者支援対策についての関係団体との意見交歓会
7日 中部支部は倉吉体育文化会館で執行部会を開き、9月30日に湯梨浜町の「汐風の丘」で『うつぶき奉仕団との交流会』、10月28日の県文化祭の講師に三朝町在住のフランス人の方等々の行事の細案を決定
7日〜9日 千葉市のアパホテル アンド リゾート(東京ベイ幕張)」で、第65回全国盲人福祉大会が開催され、本県から8ネイが参加。
10日 東部支部はさわやか会館で研修交流会(以前のカラオケ交流会)を開催し、会員、いなばライオンズ、アイメイト奉仕団の総勢33名が交流した。終了後 役員会を開き、会員の確認、事業の詳細等を検討した。
12日 東部支部長ほか1名は、県土整備局職員と一般の方から指摘のあった小銭屋旅館周辺や盲学校近くの誘導ブロックについて、現地点検した。
14日 米子青年会議所、西部福祉保健局の3名が事務所に訪れ、現在企画中の視覚障害啓発イベント「ダイアル イン ザ ダーク」への協力要請を受けた。
15日 同行援護事業所申請に関して、会長と村上事務員が西部福祉保健局と米子市障害者支援課を訪問。
17日 身障センターで、西部支部の「ゲームフェスタ 2012」。
21日 県庁議会棟で、県障害者スポーツ協会の理事会、総会。
24日 (1)鳥取市の高齢者福祉センター体育館で、「フライングディスク教室。
(2)倉吉体育文化会館で、第50回県身障体育大会。

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