□  鳥取ジャーナル□ 第342号

鳥取県視障協発行(24.10)


――県文化祭の参加者募集!――

 皆さんの手許には既に開催要項が届いていると思いますが、平成24年度の文化祭について詳細が決定しましたので、参加希望の方は早目に支部長まで(参加費は当日持参)申し出てください。
 期日は平成24年11月4日(日)、倉吉市小田の伯耆しあわせの郷で、参加費は一人2千円(飲み物を含む昼食代)で、締め切りは10月19日(カラオケに出場希望される方は10月12日まで)と
なっています。内容は午前が大研修室で、三朝町にお住まいのフランス人国際交流員のアントニーさんの講演「フランス人から見た日本」と、午後は会場を変更して食堂でのカラオケ大会です。

――事業内容の変更――

 10月14日(日)に予定していた中部女性部の 料理教室は、講師の都合で10月7日に繰り上がりました。

――会員の動静――

 各支部からの、このコーナーに関する報告はありませんでした。

――10・11月の行事予定――

10月 7日(日) (1)中部女性部は、伯耆しあわせの郷で料理教室
  13〜15日(土〜月) 岐阜県内で、第12回全国障害者スポーツ大会
  14日(日) 西部支部は、三朝方面に視察旅行(同日は身障センターでの「福祉文化祭」と並行)
  21日(日) 東部支部は、鳥取市身障の「一日レクリエーション大会」と事業が重なりましたが、兵庫県三田市方面に研修旅行
11月 4日(日) 伯耆しあわせの郷で、平成24年度文化祭(有料。(上記参照)
  14日(水)〜16日(金) とりぎん文化会館等で、第39回中四身障福祉大会
17・18日(土日) 本県青年部主管の中国ブロック交流会が、松江市で開催
18日(日) 米子ふれあいの里で、音訳ボランティア「スピリッツ」のジョイントコンサート
25日(日) 青年部は、倉吉市内で歩行訓練
  26日(月) 西部女性部は、ライトハウスで新田先生講師による生け花教室

――第61回中ブロ盲人福祉広島県大会――

 9月に入ってもまだ猛暑の続く1日・2日の両日、中国ブロック5県と1市から約300名の盛栄が広島県福山市に集って、第61回中国ブロック盲人福祉大会が開催された。
 本県からも24名(東部5、中部1、西部18)がJRや貸切りマイクロバスで会場に臨んだ。
 初日は福山市生涯学習プラザ「まなびの館ローズコム」で5分科会(一般、青年、女性、スポーツ、あはき)次いでそのまとめとなる全体会、新企画のパネルディスカッション「これからの日盲連を考える」、これらと並行したオセロ大会。ここで会長・部長会とカラオケ大会打合せ会の出席者を残し、交流会と宿泊会場のニューキャッスルホテルに移動。
 最終日は前川ブロック長と小川あはき協議会長による中央情勢報告、竹下会長欠席の式典、宣言・決議を含む議事、カラオケ大会、表彰式、次年度開催県の挨拶を含めた閉会式で全日程を終了。
 分科会での各団体の提出議案は大会決議に盛り込まれました。
 パネルディスカッションのパネラーは舟崎 日盲連元青年協議会長、橋井 同組織部長、大橋 同情報部長の3氏。
 本県代表は、オセロ大会の下田さんは優勝した岡山県の選手を破ったものの2勝2敗で、盛田さんとともに予選敗退。カラオケの森山氏は審査委員長に誉められながらも田熊さんと同じく入賞はならず。
 両選手団とものご健闘、ご苦労様でした。
 次年度第62回は9月7・8日(日月)の両日、島根県松江市で開催。
 今回で採択された決議事項の概要は次の通り。
(1)障害基礎年金1級は月額12万円以上に、2級は同10万円以上に引き上げるとともに所得制限の緩和を
(2)地域生活支援事業のヘルパー派遣で、入院時や緊急時の対応ができるよう制度の拡大と充実を
(3)歩車分離式交差点には音響式信号機とエスコートゾーンの併設とともに、24時間利用対応の音響式信号機とエスコートゾーンの増設を
(4)素材の優れた点字ブロックの研究開発とともに、その敷設意義の理解を深めるため、全国一斉の啓発活動の展開を
(5)同行援護事業の速やかな充実と地域間格差の解消を
(6)登録車以外の車でも有料道路の割引が受けられるように
(7)テレビでの緊急情報放送には音声による説明も
(8)保険証を始めとするカード類のユニバーサルデザイン化を
(9)時間外無人となる駅でも、事前連絡で安全乗降のできるサポート体制の構築を
(10)日常生活用具の給付品目を時世に応じて見直すとともに地域間格差が無いように
(11)国家資格の有免許者の業権擁護のため、告訴・告発を含めた法的強硬姿勢を考えるとともに、視覚障害あはき師の経済的自立の側面サポートとして同行援護の利用を認めるように

――猛暑にも負けずグラウンドゴルフ大会――

 残暑のまだ続く9月9日に、恒例の第13回グラウンドゴルフ大会が伯耆しあわせの郷の多目的広場で開催された。当日は幸い曇天でしたが、湿度が高く、途中で水分補給しないと脱水症になりそうな状況。そんな悪コンデションにもかかわらず県下から19名の盛栄にその付添3名、交流のボランティア9名、倉吉グラウンドゴルフ協会から16名、点字図書館から4名、ほかの支援者21名総勢51名と、参加者が年々減少しながらも暑い戦いが展開。ホールインワンに歓声、どうやら
ボランティアさんのようでした。
 一応 成績の参考となるハーフを終了したものの、予定の報道陣が見えるまで余力のあるものだけが頑張ったのですが、取材は取消しとなり、閉会式と昼食の会場である食堂に引き上げました。
 今回は上位入賞者のスコアは発表されませんでしたが、表彰者は次の通り(敬称略)。
 全盲の部は、1位に大道進一、2位に市川正明(ともに西部)、
3位に河崎三千男(東部)。
 弱視の部では1位に尾崎公徳(東部)、2位に宅野守、3位に天島和春
(ともに西部)。

――親会に匹敵する熱狂!第58回全女大会(深山女性部長より)――

 第58回全国盲女性研修大会は、連日猛暑の8月29日から31日までの3日間、全国より1,100人の会員・関係者が大阪市の「リーがロイヤルホテル」に結集して盛大に開催されました。本県では、部長の私と森岡副部長、板垣夫人のほぼ例年の顔ぶれ。
 初日の29日は常任委員会と全国委員会。30日の午前は全国代表者会議、午後第1部研修会は西川ヘレンさんの講演「大家族ささえ愛、見守り愛、励まし愛」(写真や録音は取らないでください、との司会者の注意があったものの、森岡さんは内助の功として無断録音に成功)
 2部は「震災を通じて思うこと」をテーマに、各ブロック代表のレポート発表と意見交換で、昨年の大震災の経験は余りの惨劇で、それぞれに不安や対応を考えさせられたという発表であった。
 最終日の31日は大会式典とぎじであったが、気持ちは明日から福山で開催される中ブロ大会のことと、主婦としての家庭のことで気もそぞろ。智頭からの列車速度がいつもより遅く感じながら、残りの二人も鳥取を経由して帰宅しました。
 次回の第59回は、8月27日水)から29日(金)までの3日間 同じ中国ブロックの山口県で開催。本大会で採択された決議の概要は次の通り。
(1)障害者権利条約の批准と障害者差別禁止法の早期制定を
(2)障害者基礎年金を1級月額12万円以上、2級同10万円以上に引き上げるとともに、所得制限の緩和を
(3)障害者総合支援法制定に関し、同行援護事業が障害者の特性を生かし、地域間格差が無いように、また移動支援事業が後退しないように
(4)入院時でもホームヘルパー派遣が可能な「新しい福祉制度」の創設を
(5)緊急時にも対応できる24時間体制のガイドヘルパー制度確立のため、地方自治体や事業所に働きかけを
(6)災害時における要援護者マニュアルに障害特性の反映を
(7)テレビの字幕放送やニュース速報の拡大文字・音声化で知る権利を
(8)視障者の安全歩行を確立するための各種方策を随所に導入
(9)距離や障害等級にかかわらず特急料金の半額割引を
(10)公共機関や車両内のトイレに、操作に関する点字説明や音声案内を
(11)食品や日用品の表示を、ユニバーサルデザイン化に普及徹底を

――被災復興の地 神戸で開催 第58回全青大会(小玉青年部長より)――

 猛暑の続いた日々も彼岸の声を聞いて、本来の気温に戻った9月21日から23日の3日間、全国から170名近くの盲青年が被災から17年経過した神戸市の市立総合福祉センター等で開催。全女大会の参加者には劣るとも、「産みだそう!若い知恵と力」「勝ち取ろう!明るい社会福祉」「歩き出そう!明日への扉へ」と会場に掲げられた3本のスローガンの下、白熱した議論が展開された。本県からは部長の私と前部長で副部長として補佐して頂いている佐伯さんの二人で出かけました。
 初日には実行委員会と常任委員会で大会運営等を協議。2日目の午前は全国代表者会議で23年度の報告事項、24年度の運動方針や予算案等を審議、続いて全国からの提出議題を3っつの分科会(同行援護・移動、災害・その他、情報バリアフリー)に分かれて審議。午後からは専門家を講師に第1・第2研修会(「アジアにおける手技療法と関節包内運動の応用」「神戸から見た平清盛」)、
会場を『人と防災未来センター』に移しての第3研修会、次いで全国委員会が開催され、明日に提案される宣言・決議と分科会で採択された議案から来年度の全国盲人代表者会議に提出する3題の選択を協議。
 最終日は式典と議事(式典には多忙で欠席続きだった竹下義樹会長も来場)。
 次回59回は、25年9月の21日から23日の3日間静岡市で開催。
 今大会で採択された決議事項の概要は次の通り。
(1)  各自治体が災害時における障害者マニュアルを作成し、具体的な所在確認の方策を
(2)はり・きゅう・マッサージを業とするためには国歌資格の免許が必要なことを広く啓発し、無免許者の一掃を
(3)障害者総合支援法の施行にあたり、地域間格差の無い充実したサービスの実現を
(4)障害者権利条約の早期批准とその理念を反映した障害者差別禁止法の制定を
(5)公共施設や交通機関で、傷害の特性に配慮した案内システムの構築を
(6)視障者の安全歩行確保のため、駅ホームに可動策の設置、総てのハイブリッドカー等に発音装置搭載の義務、歩道上の危険物撤去や危険な自転車走行の取締りを
(7)家電製品やIT機器開発にあたり、誰にも簡単な操作商品とするとともに点字及び拡大文字や音声説明の添付、ホームページによる情報発信を
(8)テレビの全番組を副音声による解説放送に、緊急放送に音声を付加するとともにユニバーサルデザインの地デジ受信端末の開発を

――先月(9月)の歩み――

 1日・2日 広島県福山市で、第61回中国ブロック盲人福祉大会が開催され、本県から付添いを含めた24名(東部5名、中部1名、西部は岡本館長と職員の川端さんを含め18名)ガ参加した(上記掲載)
 7日 (1)米子コンベンションセンターで、平成24年度県民総合福祉大会が開催。席上、自立更生で西部支部の細田順子さんが県身障会長表彰を受賞
(2)全日空ホテルで、今年度第1回の県障害者施策推進協議会
 9日 (1)伯耆しあわせの郷多目的広場で、第13回グラウンドゴルフ大会が開催され62名が参加(上記掲載)
(2)米子市身障協会のレクリエーションで、出雲大社・大根島等を見学
12日 会長・事務局長は県道皆生線の西松やからリビング山根までの歩道整備に関し、県土整備局・業者等と現地協議
13日 鳥取市の白兎会館で、県社会福祉審議会と同専門分科会(心身障害福祉)
15〜17日 愛知県一宮市で開催されたグランドソフトボールの全日本選手権で、本県からも一人選ばれている中国選抜が3位入賞(1回戦は中国選抜13:2札幌市、2回戦中国選抜5:0徳島県、
準決勝中国選抜1:2愛知県、3位決定戦中国選抜4:2東京都)、優勝は四国選抜。
16日 米子ふれあいの里で、市老人クラブを対象に西部地区2団体(視障協と鍼灸マッサージ師会)の治療奉仕活動。70名近い方に施術して喜ばれるとともに、東日本大震災の被災者に対する支援を呼びかけ、1万5千円の義援金を新日本海新聞社を通じ贈った
23日 米子市湊山公園で、市ボランティア協議会主催の福祉の集い・千人ウォーク(日本海新聞によると総勢約300人)
21日〜23日 神戸市で、第58回全青大会(上記掲載)

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