□  鳥取ジャーナル□ 第345号

鳥取県視障協発行(25.1)


――年頭の挨拶(市川正明会長)――

 新年明けましておめでとうございます。
 政権交代間もない年明け、政治、外交、経済、福祉、いずれを取っても混沌として、閉塞感から抜け出せない時代ですが、皆様には健やかに新しい年を迎えられたことと存じます。
 振り返ってみて、年を重ねるに連れて時間の流れが早まって、1年何をしていたのかという慚愧の思いばかりつのるのは、私一人ではないと思いますが、ここ数年ずっと本会に重くのしかかっていたのが公益法人への移行準備の問題でした。先頭に立つ者としての進め方のまずさを反省すること大ですが、なかなか進まない状況の中で、それぞれの思いが交錯し、時間ばかりが流れて行く、そんな1年だったというのが率直な感想でした。
 しかしながら、12月の臨時総会で会としての手続きの承認を受けたことにより、申請書の進み具合ではボタンを押せる段階にまできましたので、後ひと頑張り、最後まで最大限の力を傾注したいと思っていますが、目標の4月1日の発足が実現したとしても、今後毎年毎年条件をクリアし続けていくことは、なかなかの難事です。この際に、公益法人とは何なのか、皆さんお一人お一人にも考えて頂いて、たくさんの人に関わって頂いて新たな気持ちで再スタートできればと思っています。
 4月1日からの新生視障協が誕生しますよう、そして会員はもとより、不特定多数の視覚障害者に寄与できる視障協であるために、今後ともの団結とご協力を宜しくお願い申し上げます。
 また、皆さんそれぞれ個々の生活においても、光り輝いて印象深い平成25年でありますよう心からお祈り申し上げます。

――青年部の皆さんへ――

(1)  西部青年部では、1月13日(日)に身障センターで料理教室を開催します。時間は午前10時から午後3字までで、内容は野菜を引き立てるドレッシングを基にした野菜サラダほか。
 携行品としてエプロン、手拭タオル、マスク、三角巾が必要で、参加費は必要経費を参加人数で等分した額を徴収します。
 締め切りは1月6日までですが、詳細については支部青年部長の佐伯(電話66−2715か090−8064−6246)まで。
(2)  東部青年部では、1月13日(日)に加藤隆雄先生指導の歩行訓練を計画しています。
 時間は午前9時から11時半までで、鳥取駅構内・シャミネ周辺を予定していますが、参加者の希望によってはコースを変更することがあります。
 申込締切は10日までに、支部青年部担当の下田(電話21−6867)まで。
 どちらも青年部会員だけを対象としたものではありませんので、誰でも参加を希望される方は問い合わせしてください。

――関係者の皆さんへ――

 来る 平成25年2月3日(日)に広島県福山市で、中国ブロック会長・部長会が開催されますので、予定して置いてください。

――各支部の皆さんへ(各支部長より)――

 皆さんの周りで交通に関する諸問題や、日常生活で不自由を感じられませんか?もしそのようなことがありましたら、各支部長まで申し出てください。県で取りまとめて要望活動に盛り込みたいと考えています。ご協力お願いします。

――訂正――

先月号で、「1月8日(火)に鳥取市身障協会の『新年の集い』開催」とありましたが、正しくは11日(金)でした。内容につきましては変更ありませんので、期日だけ訂正します。

――会員の動静――

 昨年12月19日に、西部支部の元の会員で、娘さんが暮らしておられる広島市の老人養護施設で余生を過ごしておられた江澤正子さんが亡くなられました。ご冥福お祈り申し上げます。
 平成24年11月末日を持って、東部支部の浦林研二さん、岡田麻子さん、川上宗夫さんが退会されました。

――1・2月の行事予定――

1月 6日(日) 米子市内の「ボスケ」で、視障協と業会の西部支部共催の新年会
11日(金) ホテル モナ―ク鳥取で、鳥取市身障協会の『新年の集い
  13日(日) (1)東部支部はホテル モナ―ク鳥取で、いなばライオンズクラブとの『年始交流会
2)西部青年部は、身障センターで料理教室
2月 3日(日) 広島県福山市で、中国ブロック会長・部長会

――公益申請まで もう一歩!(理事会、臨時総会 開催)――

師走で平成24年も残り少なくなった12月2日、米子市皆生の身障センターで午前に理事・役員会、午後には臨時総会を開催し、予定されていた公益法人移行に関する議題は全て承認され、申請の段階へと
一歩前進しました。
 主な内容は
@事業仕分けの見直しとして、公益事業の4本の柱としていた生活訓練・生活支援・情報提供・治療奉仕事業を1本にまとめ、以下は変らず支部や部で実施している共益事業、自販機による収益事業、それに
法人会計とした。
A続く添付書類の各種規程は役員報酬規程、役員費用弁償規程、入退会並びに会費に関する規程、組織規程についても、役員に就いて自己負担のないよう算定基準を引き上げるよう前向きな意見も出たが、提案通り承認、音楽部は文化部に吸収、新たに情報部を設けるとともに支部長も理事とし、員外監事に遠藤秀実さん(前ライトハウス職員の遠藤幸子さんのご主人)を登用した。
 しかし、これが全てではなく更なる規程の策定や継続に向けての一段の努力が必要となります。役員任せでなく、皆で頑張らなければならないと思います。

――どうなる障害者基礎年金!――

 先の野田民主党政権で、国民年金法改正案が成立し、従来 物価変動に応じて年金額が上下すると定めていて、物価が2・5%下落したため年金も下げることになっていました。これを特例措置で据え置いていたものを、今年の10月分から3段階に分けて下げると言うのです。
 ところが新内閣の誕生で、物価を2%引き上げると言う公約を打ち出しました。そうするとねんきんはどうなるでしょうか?
 生活保護給付も下げられますが、『人として最低水準』より低い国民年金や障害年金の受給者の生活はどうなるでしょうか?
 一票の格差より、この是正が先に憲法違反として活動して頂きたい
気がするのだが・・・。

――先月(12月)の歩み――

11月27日 三朝町の民生児童委員会の主催で、コイタニ橋からブランナール三朝までの誘導ブロックの安全性について現地協議
2日 米子身障センターで、公益法人移行に関する理事・役員会を午前に、続く午後に臨時総会
 4日 事務所で、米子市維持管理課とNHK前通りの整備と、サティーから全日空ホテルまでの誘導ブロック敷設に関する図面協議(後日 現地点検)
7日 (1)事務所で、恒例の日本海テレビからの『点字カレンダー贈呈式』に5名参列
(2)県道路企画課の職員が来所し、県道に関する条例のパブリックコメントの説明を事務局長とともに受けた
(3)三朝町のガーデンホテルで、中部女性部の親睦会
13日 さわやか会館で、鳥取大丸横に設置されるアーケードと芝生広場に伴う百円循環バス青コースのバス停から従来の大丸横の誘導ブロックまでの誘導について、鳥取市、業者と河崎視覚部長・尾崎が協議
16日 ライトハウスで、三療部の第2回研修会。講師は元済生会病院看護専門学校副校長の中村富子さんで、「うつ病・認知症の予防と対策」でした
18日 上記4日に協議した米子市内NHK前市道の整備に関し、現地点検
27日 ライトハウスで、10月に協力した『ハロー イン ザ ダーク』の一般社団法人 米子青年会議所から金3万円の寄付贈呈式

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