□  鳥取ジャーナル□ 第350号


鳥取県視障協発行(25.6)


――公益法人発足 第1期役員の顔ぶれ――

 4月1日から正式な公益法人として動き出しましたが、昨年12月の臨時総会で会長から「國岡監事に代わり員外監事として遠藤秀実さんに入っていただき、支部長を理事として扱い、ほぼ現状役員で行きたい」と提案し、絶大な拍手で承認されました。
 従って 総会報告の際お知らせするべきでしたが、遅くなりました。申し訳ありませんでした。改めて掲載し、報告します。敬称略。
 会長(代表理事を本会ではこう言う)に市川正明。業務執行理事に会長と森岡勝止、門木光明、盛田政雄。
 他の理事に尾崎公徳、下田 悟、橋谷正太郎、小玉秀昭、深山千鶴子、田草 修、佐伯一孝、薮田和利。
 員外監事に遠藤秀実、員内監事に小谷和裕。相談役に板垣成行、由田 稔、深山武治。
 その後、 5月26日の定期総会で、佐伯・池口の両理事が辞任し、仲村 勲氏が新任、藪田氏が補佐から正規の理事に就任しました。
 次いで各支部、各部の顔ぶれも参考掲載
【西部支部】
支部長に田草修、副支部長に原田源治と村田静也、総務に池口幸輝、会計に宅野守、文化に大道進一、青年に佐伯一孝、女性部に清水みのり、同副部長に森岡栄枝、三療に原田と長田静香、班長若干名、相談役に板垣成行。
 【中部支部】
支部長に横田昭男、副支部長に小谷和裕、総務に福井昭輝、会計に橋谷正太郎、文化に薮田潤一朗、青年に門木光明、女性に高田富久子、同副部長に笠松明江、三療に林光男と薮田、班長若干名、相談役に由田稔。
 【東部支部】
支部長に盛田政雄、総務兼務の副会長に薮田和利、会計兼務の副会長に下田悟、文化に森山寿美枝、厚生に森下義明、青年に下田、女性に有本時枝、同副部長に福谷和子、三療に森本晋一と山根和由、相談役に尾崎公徳と深山千鶴子。              
 【青年部】
部長に小玉秀昭、事業担当に佐伯一孝、同補佐に佐田有希子、社会参加事業担当に下田悟、委員若干名。
 【女性部】
部長に深山千鶴子、総務に森山寿美枝、会計に三浦裕子、委員若干名。
 【三療部】
部長に仲村勲、副部長に森本晋一、総務に林光男、会計に田草修、委員若干名。

――会員の動静――

 この記事に関する各支部からの情報は、ありませんでした。

――6月・7月の行事予定――

6月 9日(日) (1)東部支部は、さわやか会館でいなばライオンズ、アイメイト奉仕団とのカラオケ交流会ならびに役員会
(2)中部女性部の訓練事業(体育文化会館で講演学習)
  16日(日) 鳥取産業体育館で、第33回市障害者福祉週間事業「ふれあい広場」
  21〜23日(金〜日)福井県で第66回全国盲人福祉大会
  28日(金) 鳥取市の白兎会館で、全国障がい者芸術文化祭の実行委員会
  30日(日) (1)さわやか会館で、県保険師会の総会
(2)サン・アビリティーズで、米子市身障協会の福祉体育大会
(3)ドラどらパークで、県障害者スポーツ協会の第1回中四身障陸上協議会
7月 5日(金) さざんか会館で、東部女性部の料理講習会
   7日(日) さわやか会館で、鳥盲同窓会
  14日(日) 三療部は東山運動公園で、トライアスロン・ケア活動
  21日(日) 会場未定で、加藤隆雄先生による青年部会の歩行訓練
  28日(日) (1)身障センターで、西部支部の
『ゲームフェスタ2013』
(2)体育文化会館で、阪口医師による中部女性部会の講演
29日(月) ライトハウスで、西部女性部の生活マナー教室「袱紗の使い方と金封」

――記念式典・総会出席の協力お礼――

 5月26日にさわやか会館で開催した公益法人設立記念式典並びに平成25年度の定期総会に、県下各地から多数ご参加していただきありがとうございました。
 当日は出席された来賓は、人数こそ少なかったものの、4月に就任された松田県福祉保健部長と鳥取市長代理として中村福祉保健部次長で、花を添えていただきました。残念なのは地元ながら鳥取盲学校と県身障協会。
 それはともあれ、総勢60名を越える参加者で室温も上昇、閉会後のビールは心地よくのどを潤してくれました。
 改めてお礼申し上げますとともに、継続のため更なる一層のご協力をお願いします。

――5千円札 視障者にも優しく――

 視覚障害者から「識別しにくい」と不評の5千円券(札)が順次改良されます。お札に関する財務省・日本銀行・日本印刷局は(1)大きさや模様は同じでも、表面左下に貼り付けてあるホログラム(シール)の形や大きさを変えた新券を、26年前半から順次
取り替えるとともに
(2)携帯電話のスマフォのアプリで識別してくれる機能を、今年中を目途に無償配信するとの予定。
 これは、以前に診察を発行するとき、東京在住の視覚障害者を中心に意見を徴収したが、今ここに至って改善するものです。その時我々からOKのサインが出たのか否かについては知りませんが、役所は既に印刷に入っていたものを止める勇気は持っていません。認識不足だった、と認めません。その点からして「良くなった」と言うものにしてほしい。

――不妊治療の課題――

 現在 全国で子供ができなくて不妊治療に通い、甲斐あって生まれてくる子供が年間2万5千人から3万人。治療を続けている女性が11万人。
1回の治療で子宝に恵まれる方は珍しくほとんどの方が複数回治療を続けています。
 少子化対策として1回につき15万円を限度に、回数制限無しで補助しています。年間100億円以上の補助金がかかるとともに治療効果に期待できない方もあって、厚生労働省では回数制限を導入しようとしています。
 この報道を聞いて「少しむごいかな」と思ったが、よく聴いていたら幾分理解できました。結婚年齢が上がり、「何としても子供を産みたい」という切ない願いに反して、卵子そのものが受精能力が低下(ほとんど無理)というケースが増えているのだそうです。
 不妊治療より結婚や出産年齢を適正な年齢にするよう啓発活動が必要だと思います。
 他方 正確なデータ―は出ていませんが、体外受精で生まれた子供さんは、正常な妊娠の子供より弱い、ということを同業者の方から聞き、同感しました。昔から『我々は3億分の1』を勝ち抜いたもので、神の領域までたどり着いた戒めかもしれません。

――課題が見えた!(第42回中ブログランドソフトボール大会)――

 その日にかぎってと言いたいように前後は1週間以上も晴れの日が続いていましたが、5月19日は朝から止み間のない雨が降り続きました。
ここ島根県松江市での雨は、良い思いでもありました。一回りかふた周り前に、朝からもっとひどい振り方で、実施すれば翌日のグランド修復が大変との事で、試合でなく抽選で決着となり、本県が優勝となったことがありました。
 それよりも4月から3回も練習してきた選手は、試合をしたくてムズムズ。
 その願いが届いたように開会式には小降りとなりました。前々から参加チームは四チームのトーナメント方式で、審判員の要請を少なくしたのか元々グランドが1面しかなかったのか、順次行うことになっていました。
 そして前日の抽選会で、本県は第1試合、相手は優勝候補の広島県。本県先攻の1回表。1.2番の弱視が連続凡退したものの、3番が短打、続く4番の全盲打者の打球をベテランコーチャ―が打球をファウルと判断して、誘導を怠ったため、1塁に送球されてスリーアウト。
 その裏、簡単な内野フライを落球し、招いた一.二るいのピンチの後の内野ゴロを全盲野手が上手にさばけば、両奏者が走っていたのでダブルプレイ、と思ったが、ぬかるんでいて内野安打。その後のピンチも敬遠で追加点を免れていたかも知れないが、勝負して計3点。2回表の攻撃も先頭打者がヒットで出ながらも、後続が進塁打も打てず、そのまま無得点。
 その裏も以前のような長時間の攻撃は受けなかったが、2失点。3回表の攻撃、守備から入った選手が放った打球は、練習なら二塁打と思った瞬間、広島県の優れた右翼手が回りこんで直接捕球。ところが打球を取り損なって「ヒット!」と思いきや、骨でも当ったのか足で蹴ったのか早いゴロで一塁へ転々。ライトゴロでアウト。運もついてなく無得点。
 その裏に投手交代で勢いを止めようとしたが、同じような展開で、二死3失点で、制限の1時間を経過したため0対8で敗退。
 続く1回戦第二試合は岡山と山口。正確にはわかりませんが、2回ほど進み、0対0の同点で雨がひどくなり続行不可能で、会場を体育館に移し抽選に入った。
 抽選も接戦で、5対5となったが、二重丸を山口県がひいていたため勝利。決勝戦も同じく体育館で、くじ引き決戦。丸のついたくじを6対4で制した広島県が優勝、中四国大会へと駒を進めた。
 本県チームは、練習時点から野澤新キャプテンを中心にまとまっていたが、弱視の力不足と、全盲の守備力・選球眼(四球でもヒット、当れば何かが起こるのに、空振りが目立った)の差であったように思う。
 少ない練習時間だが、何とかして自分の欠点を改善すれば、勝利はそう遠くはないと思う。
 大会にあたっては多くの方からの支援を頂きましてありがとうございました。今後もご協力宜しくお願いします。

――先月(5月)の歩み――

 5日 身障センターで、西部支部の役員会
 9日 未来中心で、県身障協会の理事会と評議員会
10日 ライトハウスで、外部監事に就任していただいた遠藤秀実さんを交え、会長、経理部長、事務局長、小谷監事で監査会
12日 さわやか会館で、本年度第1回の理事・役員会
18・19日 島根県松江市の海洋センターグランドで、第42回中ブログランドソフトボール大会が開催され、本県チームは1回戦を広島県と対戦し、0対8で惜敗した。
   (詳細は上記掲載)
23日 鳥取市福祉週間の『道路点検』が、さわやか会館から山城川沿いを鳥取駅、本通り物産館wp経由して生協病院までのコースで行われ、視覚部から河崎、盛田、尾崎の3氏が参加した。
25日 ふれあいの里で、保険師会西部支部の総会
26日 さわやか会館で、本会の公益法人設立記念式典と平成25年度定期総会(上記掲載)
31日 鳥取県庁第2庁舎で、県関係部署等に対する25年度要望活動(来月号掲載)

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