□  鳥取ジャーナル□ 第354号


鳥取県視障協発行(25.10)


――文化祭参加者募集!――

 既に皆様の手許には案内分が届いていると思いますので、要点だけ掲載します。
期日:平成25年10月20日(日)、会場:米子市観光センター、参加費:一人2千円(会場までの交通費は個人負担)、締め切りは10月10日までに各支部長へ。内容は講演とカラオケ大会で、講演内容は東日本大震災に学ぶ〜視覚障害者と要援護者対策について〜と題して日盲連の橋井組織部長が
来県されての講演ですので、日頃 災害に対する不安解消のために参加して意見交換されてはいかがでしょう!、

――第30回全国都市緑化フェア開催!――

  メーリングリストの皆様には詳細と現地レポートを流していますので重複内容となりますが、ジャーナルの記事として掲載します。
 各県持ち回りで、今「第30回全国都市緑化フェア」が鳥取市の湖山池公園をメイン会場に、9月21日から11月10日までの約50日間開催されます。
 会場には600種39万本の草木が庭園風に植えられています。入場料は大人800円ですが、障害者手帳の所持者とその付添一人は無料ですので、家族やボランティアの方と同伴でお越しください。会場内には屋台店、軽食・ビールなどの飲食店(持ち込み可能)、土産や草花の販売等も
あります。土日祝日には「わくわくランド(子供向けエリアで、有料のものもあります)」も開催されます。
 鳥大前駅から徒歩15分、鳥取駅南や金沢の駐車場から会場までの往復無料シャトルバスがあります。会場隣接の駐車場を利用するには証明書や事前予約(電話0857−25−3511)が
必要です。

――各支部からの連絡――

 鳥取市の日常生活用具のメニューに、テレビの音声が聞こえる視覚障害者用地デジラジオが加わりました。対象は障害程度1級または2級で、耐用年数6ねん、限度額29,000円です。詳しくは市障害福祉課(電話20−3475)か支部長まで。
 女性部会の訓練事業日程が変更になっています。11月のものが10月25日に繰り上がり、その後、前回延期となった歩行訓練が加わりました。従って、10月は11日のさわやかかいかんの料理講習と
2回になります。
 中部女性部会の10月訓練事業は、都合により11月9日に体育文化会館の体育館2階小研修室に変更しました。

――会員の動静――

 この欄に関する各支部からの報告はありませんでした。

――10月・11月の行事予定――

10月11日(金) 東部女性部会は、9時30分からさわやか会館2階調理室で、国本先生指導による料理教室
12〜14日(土〜月)東京で、第13回全国障がい者スポーツ大会
13日(日) 伯耆しあわせの郷多目的広場で、第15回グラウンドゴルフ大会
13・14日(日月) 岡山県の小豆島で、中国ブロック青年交流会
   20日(日) 米子市皆生の「観光センター」で、平成25年度文化祭(上記掲載)
   25日(金) 東部女性部会は、9時30分からさざんか会館3階の栄養指導室で米田先生指導による料理講習。午後1時からその周辺で加藤先生による歩行訓練
11月 9日(土) 中部女性部会は倉吉体育文化会館の体育館2階小研修室で、午前は岩山先生による講演{食生活で病気予防}午後は講師未定で「音楽療法」
   20日(水) 高知県で第40回中四身障福祉大会
   25日(月) 西部女性部会は身障センター作業室で、竹田先生による訓練事業

――第62回中ブロ福祉大会――

 第62回中国ブロック盲人福祉大会は、まだ豪雨災害復興半ばの9月7・8日(土日)の両日、中国5県6団体から約250名の関係者が島根県松江市の『ホテル一畑』に集って開催された。本県からも岡本事務局長、遠藤図書館職員も含め総勢23名が参加した。東部・中部の9名は、米子駅でディーゼル特急「おき」から電車特急「やくも」に乗り継いでの到着となりました。
 初日13時から六つの分科会(生活、バリアフリー、アハキ、女性、青年、スポーツ)、これを総括する全体会議、竹下日盲連会長の講演と続き、締めくくりとなる会長・女性部会長会議が並行して会議は進行した。
 各団体2名によるオセロ大会は、2ブロックに分かれ総あたりの予選と、1位同士の優勝線、2位同士による3位決定戦が展開された。本県の原田氏もいくつか勝ち星を挙げたものの上位決定戦進出はできませんでしたが、もう一人の門木氏は優勝した岡山県の選手に負けただけで3位決定戦に臨み、これも勝って堂々の3位に入賞されました。
 私(編集長)の参加した会議の乾燥は、バリアフリー分科会では、音声誘導・誘導ブロックの整備が他を1歩先行していることに、改めて諸先輩の尽力だと実感した。
 竹下会長の講演では、法律家らしくここの所立て続けに成立した福祉関連の法律を分かりやすく解説された。同行援護、無免許対策にも法的なメスを入れて、期待感を感じました。
 夕方は最高のイベント 交流会へと入るのだが、会議などの総てをホテル内でこなすには相当の経費がかかり、食べるものに少し不満が残ったかもで、主催県の用意した2次会や、別に出かける団体もありました。
 翌 最終日は式典、議事そしてカラオケ大会で総ての日程を終了し、次年度開催団体、広島市の川本会長の挨拶で幕を閉じました。また、
カラオケに出場された小玉・横田両氏も力いっぱいの熱唱でしたが、入賞はなりませんでした。
 次年度は広島市で、8月30・31日に開催されます。
 本大会で採択された決議の概要は次の通り
(1)各県・政令市において、当事者の意見を反映した障害者差別禁止(解消)条例の制定を
(2)整体やカイロプラクティック等の養成所を排除し、手技療法の健全な発展が図られるよう
(3)アハキ師の安心安全のマーク入りプレートの掲示と厚労大臣免許の表示を推進
(4)音響信号システムや誘導ブロック、エスコートゾーンなどの早期普及と、滑り難い誘導ブロックの開発を
(5)過疎地域の路線バスの廃止・減便が進む中、視障者の移動確保が保障される福祉施策を
(6)行政機関や金融機関等で視障者対象の事務簡素化と代読代筆の制度化を
(7)処方薬や市販薬の名称・注意書き、食料品の商品情報をユニバーサルデザインに
(8)音声ガイド機能付き携帯電話を日常生活用具のメニューに
(9)全盲者も操作しやすいスマフォの開発と、従来型携帯電話の生産存続を
(10)福祉避難所に視障者用用具の備蓄と人的サポートを
(11)家族の入院時、付き添いとなる視障者への医療機関の配慮とヘルパー制度での対応を
(12)テレビでの緊急放送やニュース速報の字幕音声化を
(13)視障者が識別しやすい紙幣への改良を
(14)白杖シグナルの啓発促進を

――医学情報二選より――

(1) 貼る抗うつ剤:星薬科大学の小幡誉子講師らは抗うつ剤として従来使用されている錠剤は、効き目が3〜4時間と早く切れ、過剰摂取によって吐き気や痙攣などの副作用が出ることから、皮膚から吸収させて、ほぼ1日効果が持続する技術を開発した。製薬会社とともに特許を申請しており、10年後に貼る薬としての実用化を目指す。
(2) 超音波で病気の前兆探知:被爆の心配が無く、おなかの腫瘍や結石などの診断に利用されている超音波診断が、組織の柔らかさや成分の違い、粘り気などを解析して、脳梗塞の発症リスク、脂肪肝の進行を見極めるなどの技術開発が進んでいます。

――第59回全女大会(女性部会長より)――

 今年、第59回全国盲女性研修大会(全女大会)は山口県下関市の『海峡メッセ』を主会場に8月28日から30日まで開催されました。全国から600名の女性が集い、再開を喜びながらも時間を惜しんで審議を重ねました。
 本県からは付き添いを含む4名が参加し、私は初日午後の全国委員会から、高田・笠松の両氏は2日目午後の研修会から参加しました。
 2日目午前の代表者会議では多くの団体に、法人改革の影響で名称変更があり議長さんが進行に戸惑っておられ、準備不足を感じました。
 会議の内容は同行援護・在宅福祉等の地域間格差の是正、緊急時の情報提供とヘルパー制度の充実、JR特急券の割引、ほかに60周年記念大会に関する東京開催・短編記念誌の発行、次年度役員改選に関する選管委員の選出などでした。
 研修会1部は日盲連鈴木副会長による講演「地域格差を無くし、自由な外出を!」、第2部は「装いと身だしなみに心がけていること」と題して、全国9ブロックからの代表者がレポート発表を行い、それに関する意見交換。中国ブロックからは本県の高田福子さんが、綺麗な声で、初めてとは思えぬほど堂々と発表されました。
 最終日は恒例の式典、議事でしたが、余りの豪雨に本県の一行は早目に退席し、岐路に着きました。ぃ年度第60回は9月7日から9日までの三日間、東京で開催。なお本大会で採択された決議の概要は次の通り。
(1)障害者権利条約の早期批准と国内法の見直しを
(2)障害基礎年金の引き上げと所得制限の緩和を
(3)視障者が医療機関を利用する際、通院にはガイドヘルパー、入院にはホームヘルパーの利用できるサポート体制を
(4)ガイドヘルプ制度の緊急時を考慮した24時間対応を
(5)同行援護事業における利用者負担を廃止し、個人のニーズに応じた支給量にするとともに地域間格差の解消を
(6)介護保険の優先制を見直し、65歳以降でも障害者福祉サービスと介護保険サービスの選択ができるよう
(7)可動柵、エスコートゾーン、音響式信号機の整備で、視障者の安全歩行補償を
(8)視障者が介助者と同行する際、特急料金を半額に割引するよう
(9)緊急放送や外国語放送の字幕を音声化するとともに、解説放送の拡大を
(10)日用品・食品等の表示内容を点字化などユニバーサルデザイン化の拡大を

――先月(9月)の歩み――

7・8日 島根県松江市の『ホテル一畑』において、第62回中国ブロック盲人福祉大会が開催され、本県から付き添いを含む23名(東部4、中部5、西部14)が参加した(詳細は上記掲載)
12日 西部自立支援協議会の会長が事務所を訪れ、歩行訓練士の不足について協議
15日 米子ふれあいの里で、市老人クラブの希望者54名に本会三療部会8名と県鍼灸マッサージ師会11名が治療奉仕活動を行った
21〜23日 静岡市で第59回全青大会が開催され、本県から2名参加
26日 中部支部は、ボランティア5名、歩行訓練士、会員・家族、付添人19名(東部より1名を含む)で、淀江町の妻木晩田遺跡、白鳳の里ほかに研修旅行
29日 (1)鳥取市の産業体育館で、県身障体育大会
(2)湊山公園で、米子市福祉の集い(千人ウォーク)
(3)東部支部は、ボランティア、歩行訓練士5名に会員・家族、付添人31名(中部より3名)の総勢36名で、山陰海岸ジオパークの兵庫県香住町方面に研修旅行

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