□  鳥取ジャーナル□ 第365号


鳥取県視障協発行(26.9)


――第15回グラウンドゴルフ大会 参加者募集!――

 会員の皆様には既に開催要項が届いていると思いますが、県共同募金協会助成、スポーツ部・女性・青年部会共催による、第15回グラウンドゴルフ大会が、雨天決行で下記の通り開催されます。なお、本年度から「伯耆しあわせの郷」の協賛も得ていますので、最近では参加者が減少傾向ですが、お友達同士声掛け合ってより多くの参加をお願いします。
 期日は平成26年10月12日(日)10時から14時まで伯耆しあわせの郷の多目的広場と食堂で。参加費一人千円(昼食代で当日集金)、参加者は視覚障害者、その付き添い、ボランティアで、申し込みは各支部長に9月末日厳守でお願いします。 

――各支部・各部会からの連絡――

 東部支部では恒例の研修旅行をジャパン観光の大型貸切りバスで、以下のように計画しましたので、本支部の会員に限らず県下多くの方の参加を募集しています。
 期日は10月5日(日)7時40分鳥取駅南貸切りバス乗り場集合、8時出発、淡路ファームパーク・イングランドの丘(昼食)、お菓子館。タコせんべいの里を研修して17時45分鳥取駅南到着、解散。
 参加費は一人500円(昼食は自己負担)で当日集金しますし、雨天決行ですので雨具は各人ご用意ください。申し込みは9月28日厳守で盛田支部長か森下東部厚生部長(電話0857−68−1116)まで。

――会員の動静――

 米子市皆生温泉に住んでおられた野口岩雄さん(63歳)が、8月23日にお亡くなりに成られました。ご冥福をお祈り申し上げます。

――9月・10月の行事予定――

9月 7日(日) 米子市身障協会の出雲方面へのレクリエーション
7〜9日(日〜火) 東京で、第60回全女大会
12日(金) さわやか会館で東部女性部会の訓練事業。午前は国本先生による料理講習、午後は桜ヶ丘デイサービス事業所職員による機能訓練
14日(日) 米子市ふれあいの里で、三療部会と県師会の共催による老人クラブを対象とした治療奉仕活動
21日(日) グランドソフトボール部は、鳥取盲学校で強化練習
23日(火 祝日) 鳥取市民体育館で、市身障家族親善体育大会
28日(日) 東山体育館で米子市福祉の集い
10月 3日(金) 東部女性部会は、9時30分からさざんか会館で米田先生講師による料理講習
 5日(日) 東部支部計画の淡路・洲本方面の研修旅行(上記掲載)
11日(土) 日盲福祉センターで、日盲連アハキ協議会委員会
12日(日) 伯耆しあわせの郷で、第15回グラウンドゴルフ大会(上記掲載)
   19日(日) 県青年部会とスポーツ部は、米子サンアビリティーズでフライングディスク教室
   26日(日) さわやか会館で、本会の平成26年度文化祭

――いよいよ鳥取県へ! 第63回中ブロ福祉大会終る――

 8月というのに日照時間が短い毎日が続いていましたが、このために払い戻したような快晴の月末 39・31日、20日の豪雨で100名近い犠牲者の発生した広島市に中国5県、日盲連関係者など役250名が結集して、第63回中国ブロック盲人福祉大会が開催されました。
 本県からも付き添い者を加え総勢28名が参加しました。メイン会場の広島市社会福祉センターには、左右に「実現しよう、権利条約の具現化」「止めよう無資格三療業、進めよう職域の拡大」「推進しよう、安心・安全に暮らせる街づくり」の4本のスローガン懸垂幕がかかげられ雰囲気を盛り上げる。会場受付そばには義援金募金箱が置かれ、善意を待っています。
 5分科会(一般、青年、女性、スポーツ、アハキ)とオセロに分かれ、熱心な議論や熱戦が展開された。分科会終了後は全体会で各部会の報告と関連質疑、そして毎年なら日盲連会長竹下氏による中央情勢報告講演となるのであるが、今年は同日岩手県で全青大会が重なって開催されたため、カラオケが繰り上がり、講演は翌日の議事終了後の日程になっていました。
 本県のオセロ代表選手の下田・森田両氏は共に1勝2敗、カラオケの河崎・大道の両選手も熱唱でしたが、両種目とも入賞できませんでした。
 お疲れ様、ご苦労様でした。さあ、今度は会場を移動して、宿泊先でもあるリーガロイヤルホテル広島(広島市最大級で33階建て)で交流会!閉会直前に竹下会長が到着され、簡単な挨拶でお開き、そのまま広島の夜の街に繰出す者も・・・。
 最終日は恒例の式典、全体報告に宣言・決議の承認採択。竹下会長の講演、次期開催県の挨拶(壇上では市川会長、会場では本県参加者が起立して来県をお願い)、万歳三唱で散会となったが、最後に義援金の集計結果として、12万円近い協力の報告があった。
 さあいよ、いよ来年は本県!
 今回採択された決議の概要は次の通り。
(1)各自治体の障害者計画策定に際し、全ての障害当事者が関与するよう
(2)自治体職員の採用試験に点字及び視覚補助具での受験を認め、重度視覚障害者の雇用拡大を
(3)視覚障害者に対する福祉サービスで地域格差の解消を
(4)公的文書の点字化を
(5)同行援護従事者の増員と事業の地域間格差の是正を
(6)公共機関等の窓口での同行援護法の周知徹底を
(7)賞味期限・消費期限等の商品情報が重度視覚障害者でも認知できる機器の開発と、その日常生活用具メニューへの指定を
(8)グループホームへの入所を希望するすべての障害者に入所要件の更なる緩和を
(9)入院時でもヘルパーが利用ができるよう
(10)ロービジョン対策として、公共機関の階段段鼻への色づけや照明を明るくすると共に表示板の文字拡大と設置位置の適正化を
(11)テレビ放送の臨時・緊急放送の字幕スーパーの音声化と外国語の日本語吹き替えを
(12)夜間でも利用できるよう音声信号機を発信機対応に
(13)列車の開閉扉近くにある半自動ドアスイッチが音声で位置確認できるよう
(14)一般住民が認識できるよう市町村のホームページにあん摩マッサージ指圧、はり、きゅう施術所の掲載を
(15)介護施設、民間企業でのあん摩マッサージ指圧師の雇用義務化を
(16)リラクゼーションを含む無資格業者の取締りを

――刺される 2題――

@  盲導犬刺される!
 8月下旬 埼玉県内に在住の60歳代の全盲男性が、盲導犬のラブラドールレトリバー「オスカー」と一緒に列車で移動中、「オスカー」が何者かの所持していたフォークのような刃物で腰を刺されました。幸いなことに深手ではありませんでしたが、警察では『器物損壊罪』で犯人を捜索していますが、飼い主の男性は『傷害罪』にすべきだと憤慨されているというニュースが流れました。
 盲導犬、聴導犬、介助犬の法的確立を条文化した補助犬法が制定される頃には、このような事件が起こるとはほとんどの人が予測しな飼ったことである。重度視覚障害者と共に行動し、情報を伝えてくれる「盲導犬」が「もの」として扱われることには私も多いに異議を唱えると共に、大人しい従順な「盲導犬」に刃物で切りつけるという前代未聞な犯人に怒りを禁じ得ない
A  デング熱 70年ぶり国内で感染
 これも8月下旬に代々木公園で起こった事件であるが、同公園内で蚊に刺され、海外渡航の経験のない3名が国内で70年ぶりにデング熱に感染した。この病気はアジア、アフリカ、中南米に生息するネッタイシマカによる媒介で発症する感染症で、40度以上の高熱、激しい頭痛、筋肉痛、発疹などの症状があり、特効薬やワクチンはないが、解熱剤などの対症療法で1週間ほどで回復する病気です。まれに歯茎や鼻から出血し、死に至ることも。日本ではキャリアの方を刺したヒトスジシマカを媒体として次の方に感染するもので、人から人には感染しません。従って、この蚊に刺されないことが予防です。
 気をつけましょう!

――先月(8月)の歩み――

 8日 県芸術・文化祭課の田村氏が事務所を訪れ、8月24日にふれあいの里で開催されるイベント、ワークショップの協力要請を受けた
26日 ふれあいの里で、米子市障害者計画検討委員会
28日 倉吉未来中心で、平成26年度県民総合福祉大会
30・31日 広島市で、第63回中ブロ盲人福祉大会が開催され、本県から総勢28名が参加(上記掲載)

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