□ 鳥取ジャーナル□ 第379号 □


鳥取県視障協発行(27.11)

――本県でも広げよう!「白杖によるSOS信号運動」――

 この運動は、岐阜市と同県視覚障害者福祉協会が、視覚障害者が外出中に手助けを求めるための白杖シグナルを啓発する目的で、岐阜市が広くデザインを公募して作成された。
 デザインは、白地に赤で、白杖を頭から50センチ程度上方に掲げている視覚障害者を下方の「SOS」から左右に半円形状の帯が取り囲んでいるものです。この運動は5月の第64回全国盲人福祉大会の代表者会議で採択されて、8月31日に3団体の代表者がポスターを内閣府に提示して全国で普及啓発するよう陳情し、10月15日から内閣府ホームページ「障害者に関するマークについて」の欄に掲載されました。
 本県でも「あいサポート運動」でアイサポートバッチを付けた方が声かけをして、手助けしていただける運動を展開しています。
 全盲の一人歩きは少なくなりましたが、弱視の方も、ヘルパー同伴でも白杖を携えて街にどんどん出ましょう!

――各支部・各部会からの連絡――

 この欄に関する各支部や各部会からの連絡事項はありませんでした。

――会員の動静――

 先月、この欄に該当する記事はありませんでした。

――11月中旬〜12月の行事予定――

11月13日(金) (1)東部支部女性部会は、さわやか会館周辺で村上先生指導による歩行訓練
(2)香川県で中四国身障福祉大会
   16日(月) 倉吉市で、県障害者施策推進協議会   
   22日(日) 米子市ふれあいの里で、音訳ボランティアグループ『ザ・スピリッツ』とのジョイントコンサート
   23日(月 祝) 倉吉体育文化会館で、第4回理事役員会
   28・29日(土日) 岡山県で、同県マッサージ師会と視覚障害者協会の合同開催による「中ブロ三療研修会
   30日(月) (1)西部女性部会は、身障センターで武田先生指導による訓練事業(生活と音楽) 
(2)米子市役所で、同市交通バリアフリー推進協議会
12月 3日(木) 鳥取市の県民ふれあい会館で、第57回県身障福祉大会
   13日(月) 西部女性部会は、身障センターで新田先生講師による生け花教室
   27日(日) 中部女性部会は、体育文化会館で本守先生講師による生け花教室

――同行援護利用して楽しい1日(文化祭 終る)――

 大山の紅葉も日一日と鮮やかさを増した10月25日、倉吉市小田の伯耆しあわせの郷で、県下各地からボランティア、付添いを含めた総勢60数名が集まって、恒例の文化祭が開催された。
 午前は、三朝町の30戸ほどの今泉地区を活性化させようと編成されたおやじエレキバンド、トンガリ倶楽部によるトークと懐かしい60年代の曲の演奏披露、それと併催して、昨年に続き『メガネのタナカ』によるミニ福祉機器展。午後には食堂で、次年度の中国ブロックカラオケ大会の代表選考を兼ねた「カラオケ大会」で楽しい一時を過ごした。
 今回の強い印象は、同行援護の利用が増えたことを感じました。
 以下にカラオケ大会の入賞者を掲載します。括弧内は所属支部、次年度中国ブロックカラオケ大会代表者は、最優秀賞と優秀賞を受賞された方です。
 最優秀賞に池口幸輝さん(西部)、優秀賞に門木光明さん(中部)、敢闘賞に吉村明男さん(西部)、努力賞に竹本澄子さん(中部)

――広島県 悲願の優勝!(全国障害者スポーツ大会)――

 5月に米子市淀江町で開催した中ブロ主管事業の一つ、第44回中ブログランドソフトボール大会で優勝した広島県チームは、その後四国代表を撃破し、10月24日から26日までの三日間、和歌山市内で開催された第15回全国障害者スポーツ大会に駒を進めた。この2年間、この大会で連続上位に入りながら優勝を逃してきたが、3年目にして悲願の優勝を果たした。
 おめでとうと祝福申し上げるとともに、我々が歯が立たなかったのも無理はなく、3点も取れたのは「よく健闘した」とも言える。
 以下、全対戦成績は次の通り(数字は得点)。
 [1回戦]鹿児島1対0和歌山、大阪市3対1仙台市、広島2対0愛知、[準決勝]鹿児島2対1東京都、広島15対4大阪市、[決勝]広島12対0鹿児島、[3位決定戦]東京都2対0大阪市、<交流戦>仙台市1対0和歌山、愛知7対3仙台市

――どう抑制 社会保障費!――

 国の歳入は安倍内閣の経済政策で僅かに増えて約50兆円、一方、歳出の多くを占める社会保障費(医療、介護、年金)は、右肩あがりに増大し、年間約110兆円といわれています。歳入については、大きな利益を出している大企業には、更なる景気対策として税の軽減策を検討しているようですが、これにも一言言いたいものがあるが、今回は歳出について一言。
 年金や医療は、これ以上は下げられないので、メスを入れるなら「介護だ!」と言われている。
 施設介護では、支給基準が変わっていなければ、「介護度5」で月額35万円(このうち本人若しくは家族負担は1割か2割で、残りは介護保険で賄われている)。そこで、入所ではなく通所や在宅サービスに切り替えて、その経費を削減しようとしています。在宅ケアでも一部負担の動きがある。
個人的には、家族であれ、身内が介護すれば20万円支給すれば、介護給付も安くなり、企業のない地方では収入源となり、家族のふれあいにもなる。考えても良い政策だと思うが。
 また、年金にしても、現役の若者より格段の収入を得ている方もいる。医療も混合診療や先進医療で医療費が高騰している。これらに何らかのメスを入れれば相当削減できる、と思います。

――先月(10月)の歩み――

11日 西部支部企画の出雲市方面(島根ワイナリーと道の駅「きらら多伎」)への研修旅行に総勢27名参加
16日 県傷害福祉課の課長補佐と主査が事務所を訪れ、来年度の予算についての聴き取りを受けた
18日 米子市身障センターの「センター祭」
23日 ふれあいの里で、西部自立支援協議会の当事者部会
25日 伯耆しあわせの郷で開催された平成27年度文化祭とミニ福祉機器展に、総勢60数名参加(上記掲載)

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