□ 鳥取ジャーナル □ 第384号


鳥取県視障協発行(28.8)


ーー 尾崎総武部長の告別式・葬儀がしめやかに ーー

 6月29日に逝去された本会の理事、尾崎公徳さんの通夜が30日に、また葬儀が7月1日に、鳥取市の鳥取ホール葬泉で営まれた。
 故人の人柄や本会や業団体に対するこれまでの貢献を思えば当然のことながら、早すぎる別れを惜しみつつ、多くの仲間がお見送りした。
 改めて、ご冥福をお祈りします。

ーー 第2回理事・役員会を開催 ーー

 梅雨明け後の最初の日曜日、7月24日に倉吉市の上井公民館を会場に、本年度第2回目の理事・役員会を10時30分から開催した。
 ヤムを得ず、2名の監事は欠席であったが、11名の理事と相談役、事務局長の出席の下で、冒頭6月29日に亡くなった理事の尾崎公徳さんへ黙祷した後、議事に移った。
 主な議題は、
1.近況報告について
 差別解消法施行やアイサポート運動の絡みで視覚障害者への対応などについて、話しを依頼される機会が増えているが、こちらとして望むところなので、場合に寄り皆さんにお願いすることもあるので、その際には協力をと呼びかけた。また、亡くなった尾崎理事の後任は、来年が改選期でもあり、そこまでは現在の理事で補い合う方針が示されて、全会一致で承認・確認した。
2.入退会者の確認について
 東部で田中さんの入会を、死亡退会の酒巻さん、尾崎さんを承認した。
3.業務執行理事、各部報告について
 公益事業、支部総括、女性・三療部・青年・スポーツの各担当業務執行理事から総括的な報告がされた後、各部会の部長から、4月以降の事業が順調に推移しているとの報告と今後の予定などが示され、県外事業をも含めて過密な日程ではあるが、創意工夫で充実した事業をしていくことを確認して承認した。
4.文化祭について
 周辺イベントとの関係で、日程を10月30日としていたのを10月23日に繰り上げて、米子市心身障害者福祉センターを会場にバリアフリー映画の上映をメインに、カラオケ大会と、合わせてミニ福祉機器展を開催することとして、準備を進めていくことを承認した。
5.情報コミュニケーション支援機器について
 県からの補助で2台購入した『ブレイルセンスオンハンドU2』であるが、非常に多機能な機器であり、担当者に移植して現在勉強をしてもらっているところである。その後に研修や貸し出しにも対応するとの今後の活用方針が報告された。
6.第65回中国ブロック盲人福祉大会(岡山県)について
 9月10日と11日にかけて岡山市のロイヤルホテルで開催される大会に、ドライバー、ヘルパーを含めて33名が参加することが報告され、合わせて交通手段や代表者、カラオケやオセロの代表などについても確認した。
7.公益事業について
(1)リーフレット作製について
 本会の活動を紹介し、合わせて入会を呼びかけるためのリーフレットを現在作製中であり、プロに制作を依頼した経緯や、年内には完成したいと報告し、インタビューや写真撮影、文言の修正など、今後の進め方も報告した。
(2)機材の購入について
 公益事業である治療奉仕、トライアスロン選手へのケア活動や研修会などで使用する携帯型のベッドの購入が提案され、全会一致で承認された。
(3)グランドソフトボール競技の振興について
 今年度から中国ブロック大会への参加を選手の減少で見送ったが、伝統のあるこの競技を、今後は健常者をも巻き込んだ形で振興していくことを、補助の使い道をも含めて、会員であるかどうかに関わらず、公益的立場で支援していくことを確認した。
8.その他
 事務局より、リサイクルパソコン貸与事業が継続しているので希望者があれば、同じく盲導犬の貸与枠も1頭分ある、合わせて歩行訓練、パソコン・iPhoneなどの講習希望もあれば申し込みを、8月一杯まであんまマッサージ指圧師、鍼師、灸師免許保有証の申請を受け付けていることなどの事務連絡を行って、午後1時15分に閉会した。

ーー 同行援護が入退院時、外泊でも利用可能に ーー

 標記通知が6月28日付で、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課長名で通知されましたので、ここで原文を紹介します。
 鳥取市では既に各事業所に文書で、中部や西部でも事業所に通知を出してもらうよう働きかけています。
 同行援護を利用されておられる方は、ご承知おき下さい。
 同行援護、行動援護及び重度訪問介護(以下「同行援護等」という。)は、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービス等及び基準該当障害福祉サービスに要する費用の額の算定に関する基準」(平成18年厚生労働省告示第523号)において、利用者の外出時における移動の援護等を提供するものとされている。
 医療機関に入院した障害者等が、外出及び外泊時において同行援護等を利用することについては下記のとおりであるので、御了知の上、管内市町村、関係団体、関係機関等への周知徹底を図るとともに、その運用に遺漏がないようにされたい。

 同行援護等の対象となる障害者等が医療機関に入院するときには、入退院時に加え、入院中に医療機関から日帰りで外出する場合、1泊以上の外泊のため医療機関と外泊先を行き来する場合及び外泊先において移動の援護等を必要とする場合は、同行援護等を利用することができる。

ーー 倉吉市社協が福祉郵送運送を開始 ーー

 会員からの要望を受けて、本会が昨年度要望書を提出した倉吉市社協での福祉郵送運送サービスが、このほど利用可能となった。
 これは通常の同行援護が公共交通機関しか利用できないという制約があるのに対し、事業所の車を利用しながらサポートが受けられるもので、利用料は5キロメートルまでが500円、これを越えると5キロマスごとに500円加算とのことです。
 倉吉市の方で、関心をお持ちの方は、詳しいことなどを倉吉市社協へお問い合わせ下さい。

<今月のあゆみ>

7月 1日(金)  鳥取ホール葬泉で尾崎公徳さんの告別式(前述)
7月 4日(日)  県保険鍼灸マッサージ師会の総会と研修会が鳥取市の高齢者福祉センターで開催
7月 5日(火)  西部自立支援協議会の運営委員会がふれあいの里で開催
7月14日(木)  県土整備局、業者と皆生通りから新開通りの歩道の整備について協議
7月17日(日)  三療部会が皆生トライアスロン大会の選手へのケア活動実施
7月17日(日)  中部支部女性部会は倉吉体育文化会館で「鳥取の伝説・民話を聞く会」。また、雑巾を縫って体育文化会館に贈呈し、喜ばれた。
7月22日(金)  西部障がい者自立支援協議会の当事者部会が午後ふれあいの里で開催
7月23日(土)  中部支部文化部と青年部会は共催により、北条のオートキャンプ場で調理と歩行訓練。
7月24日(日)  本会の今年度第2回理事・役員会が倉吉の上井公民館で開催
7月25日(月)  西部支部女性部会は身障センターで講演「冷凍食品について」。

<今後の予定(8月・9月)>

8月20日(金)  倉吉市の未来中心で日本海テレビ主催の「コナン祭り」。
9月 3日(土)  翌4日にかけて、千葉県で全国盲青年研修大会。
9月4日(日)  東京で日盲連の臨時評議員会、翌5日に指導者研修会。
9月10日(土)  翌11日にかけて、岡山市のロイヤルホテルで第65回中国ブロック盲人福祉大会。ドライバー、ヘルパーを含めて33名が参加予定。
9月10日(土)  米子コンベンションセンターで県民総合福祉大会。
9月11日(日)  米子市身障協会は浜坂方面へレクリエーション。
9月15日(木)  鳥取県民体育館で県身障者体育大会。
9月16日(金)  東部支部女性部会は午前と午後に分けて調理講習。
9月18日(日)  三療部会は米子市ふれあいの里で高齢者を対象とした治療奉仕活動。

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