□ 鳥取ジャーナル □ 第388号


鳥取県視障協発行(28.12)


ーー 年末に寄せて ーー

 時間の流れが速く、2016年も1ヶ月を残すだけとなりました。振り返ると、10月には中部を中心に思わぬ地震に見舞われて、甚大とまでではなかったものの、多くの会員も少なからぬ被害を受けました。視覚障害者のホームからの転落事故もありましたし、また、田淵茂三郎さんの訃報を聞いたのもつい先日のこと、尾崎さんや小谷さんといった大事な役員の方々も失いました。
 このように、悪いニュースの方が多かった年と言えますが、皆さんの回りでも、色々のいいこと、悪いことのあった2016年も間もなく暮れようとしています。
 来年2017年が皆さんにとって、いいことの多い、印象に残る年となりますようお祈り致します。

ーー 深山千鶴子女性部会長が厚生労働大臣表彰を ーー

 長年にわたり本会女性部会の部会長として活躍していただいている深山千鶴子さんが、この程の秋の褒章で、厚生労働大臣表彰を受けられた。
 本県の女性の社会参加の先頭を切っていただいていて、その功績、援護功労が認められたものです。
 授賞式は12月6日に皇居で行われ、式には長女の方と出席されます。
 久々の本県での祝い事です。皆さんとともに慶びたいと思います。
 深山さん、おめでとうございました。
 引き続き、今後とものご活躍を宜しくお願い申し上げます。

ーー JR米子支社と安全対策などで意見交換 ーー

 相次ぐ視覚障害者のホームからの転落事故などを受けて、11月11日に会長と田草理事、それに事務局長の3名がJR米子支社を訪れ、事前に送付した要望書に基づいて、安全対策などについて、約1時間意見交換を行った。
 対応していただいたのは、営業課課長代理のお二方、輸送課輸送計画課課長代理、車輌課課長代理、それに段取りをしていただいた総務課の5名の方々。
 冒頭日頃から安全利用に配慮をしていただいていることに謝意を述べた後、視覚障害者を見かけた際の声かけや、乗客にも声かけをお願いするための構内アナウンスの導入、構内や車内での白杖SOSシグナルの社内教育での取り上げ、自動改札機導入に伴う配慮などといったソフト面での安全対策や、音声ガイド装置、点字ブロックをJIS規格のものに、また内方線導入促進をなどハード面での要望について、意見交換を行った。
 ソフト面での理解は一定程度得られたことが感じられて、今後更なるアクションが期待できそうだが、とはいえ、我々としては、無理はせずに安全第一で、こちらからの声かけも、一層心がけて行くのに越したことはない。
 今後も肝に銘じて安全に気を付けましょう。

ーー あんま・マッサージ、鍼灸でも保険取り扱いでの不正が ーー

 以前から、柔整士の健康保険取り扱いの不正が指摘されてきたが、このところあんま・マッサージ、鍼灸でも不正が相次いでいると報道されている。
 往療を主とする新規参入業者の増加によって、患者の取り込みや、往療距離のごまかし、回数の水増しなどの手口が目立つとされ、この度、厚労省は全国の後期高齢者
医療広域連合に対して、調査を命じた。
 柔整士の不正と比較すれば、額は少ないにしても五〇歩百歩、柔整士の不正を指摘しにくくなったのは明らかで、困ったことである。
 今後の利用に悪影響が出るかも知れないが、いずれにしても不正は不正、再発防止を徹底すると共に、我々も襟を正していかないといけない。
 また同時に、柔整士の保険取り扱いでも、来年度からいくつかの不正防止策が講じられるようであるが、抜本対策になるよう願うとともに、保険治療を取り扱われる方は、くれぐれもご留意下さい。

ーー 年末年始のお知らせ ーー

 本会事務所とライトハウスの仕事納めは12月28日水曜日、また、仕事始めは1月4日水曜日となります。ヘルパーのご依頼、図書などの貸し出し依頼などは、余裕をもってお早めに連絡をお取り下さい。

<先月(11月)のあゆみ>
11月 5日(土)  県青年部会は、翌6日にかけて、宿泊・交流会が米子、研修先が松江市での中国ブロック青年部交流会を開催した。
11月 7日(月)  県行政監察・法人指導課による3年に一度の立ち入り調査が終日ライトハウスで行われた。
11月11日(金)  JR米子支社で、視覚障害者の安全対策に関してJR側と意見交換会を行った。
11月13日(日)  ふれあいの里で、音訳グループ'ザ・スピリッツ’主催のジョイントコンサートが開かれ、多くの視覚障害者が参加した。
      また、中部支部女性部会は、10時から体育文化会館2階研修室で「湯煙ラドン体操」の研修会を行った。
11月20日(日)  県青年部会は、遠藤歩行訓練士による倉吉市内での歩行訓練を行った。
11月21日(月)  とりぎん文化会館で、今年度第1回の県障害者施策推進協議会が開かれた。
11月26日(土)  広島市において、翌27日にかけて中国ブロック三療研修会が開かれたが、本会からの参加者はなかった。
11月28日(月)  西部支部女性部会は、身障センター作業室で竹田先生指導による「生活と音楽」の研修会を行った。
11月29日(火)  日盲福祉センターで11時からあはき委員会と午後日盲連の第2回臨時評議員会が開かれた。

<今後の予定(12月・1月)>
12月 2日(金)  午前ライトハウスで日本海テレビ・愛の小鳩事業団からのカレンダーの贈呈式。
12月 4日(日)  倉吉体育文化会館で本会理事・役員会。
12月11日(日)  西部支部青年部は、身障センターでサウンドテーブルテニス教室。
12月18日(日)  西部支部有志は、市内'66’で業会有志と共催で忘年会。
12月19日(月)  西部支部女性部会は10時から12時の予定で、米子市身障センターで生け花講習。
12月26日(月)  ライトハウスの臨時評議員会と理事会が、ライトハウスで予定。
12月27日(火)  中部支部女性部会は、体育文化会館で反省会と生け花教室。
 1月22日(日)  西部支部青年部会は、ライトハウスで点字教室。
 2月 5日(日)  岡山市で中国ブロック代表者協議会。

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