□ 鳥取ジャーナル □ 第３９１号
鳥取県視障協発行（２９．０３）
ーー 深山千鶴子さんの校正労働大臣表彰受章を大勢で祝う ーー
昨年１２月６日に、皇居で授与式が行われた深山千鶴子さんの厚生労働大臣表彰受章を祝う祝賀会を、本会理事会終了後の１２時半から、ホテルセントパレス倉吉で開催した。
２４年の長きに渡り、本会の女性部会長として、本県女性の社会参加に寄与されてきた功績が認められたもので、鳥取盲学校時代の古くからの知己や友人を始め５１名の多くの参加者が集った。
下田理事の司会で始まった会は、まず会長が挨拶を行い、門脇事務局長が推薦からの経過を報告して、その後に深山さんに女性部長をバトンタッチした前の女性部長の八幡アキエさんが参加者を代表して、昔話を交えながら祝辞を述べられた。
その後深山さんが登壇されて、謙虚さをにじませながらの謝辞を述べられた後、次いで橋谷理事から記念品が贈呈された。
板垣相談役の乾杯の音頭で始まった会食が、ある程度進行したところで、参加者に順次マイクが回されて、それぞれが思い思いの昔話や祝いの言葉を贈った。
名残は尽きないが、和やかな内に、２時１５分に盛田理事が閉会を告げて閉会した。
なお、深山さんから金一封が、あいにくの欠席者からのメッセージも代読披露があった 参加していただいた多くの方々、深山さんに成り代わり、紙面を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
ーー 第４回理事・役員会を開催 ーー
あいにくと小雨交じりとなった２月２６日の日曜日に、ホテルセントパレス倉吉で、本年度第４回目の理事・役員会を開催した。
員外監事の遠藤氏を始め、理事・役員全員の出席のもとで、午前１０時に始まり、以下のような議題で報告やそれに対する意見交換を行った。
１．近況報告について
会長より、
・２月５日の中国ブロック代表者協議会の報告、それに基づく全国大会への中国ブロックからの提出議題が障がい者雇用率を障がい種別で算出を、グループホームへの入所要件の緩和をとなったこと
・昨年１０月１４日施行の、支え合い交通条例の啓発の依頼への対応について
・東部、中部での本会リーフレットの配布方について
・保険点数表へのマッサージ点数復活の請願署名への協力
などの報告と依頼を行った。
２．入退会者の確認について
東部から川本さんの退会の報告があった。
３．平成２８年度業務執行理事、各部事業報告、決算報告（中間）について
会長が公益事業について、３名の執行理事がそれぞれ担当の部会の概略報告を行ったあと、直接担当部長が報告を行い、ほぼ予定通りの事業が進められているとの報告を承認した。
４．平成２９年度事業計画案並びに予算案の承認について
門脇事務局長より事業計画案、それに伴う予算案が示され、ほぼ例年通りの予算規模を若干の質疑応答後に承認した。
５．第７０回全国盲人福祉大会（徳島）への対応について
５月２６日からの三日間、徳島市で開催される全国大会への対応について、参加者を募るとともに、提出議題の検討を呼びかけた。現在のところ、１０名の参加申し出があった。
６．今後の日程について
年度末から年度初めのタイトな時期での必要な会議について、役員間での共有を行った。
７．次年度県関係部署への要望活動について
事前に配布していた各支部からの要望と、その他多くのこれまでの課題をまとめた要望書をもとに、内容の精査と追加確認などを行った。
新しく入れたロービジョンケアの進めや、バス停を分かりやすくするための音サインの方策などを追加するとともに、更にタクシー利用についての１項目を追加することで承認したが、なお来月１０日までを期限として、確認などを再度行うこととした。
８．その他
本会と鳥取盲学校が共同で取り組む「点字ブロックの日」の記念イベントについて、３月１７日の午後に、鳥取市内でチラシ・ティッシュ配布を行うことを下田理事が説明し参加を呼びかけた。
また、板垣相談役から、アイサポート運動におけるサポーターからの名乗りの徹底についての要望があり、今後アイサポート運動のマニュアルに明記してもらうよう働きかけて行くことを確認した。
以上のような話し合いを行って１２時１０分に閉会した。
ーー 中国ブロック代表者協議会が岡山市で開催 ーー
秋の中国ブロック盲人福祉大会の主催県である岡山県岡山市で、日盲連中国ブロック代表者協議会が２月５日の日曜日に、岡山県視覚障害者協会の主管で開催された。
都合で欠席となった青年部長を除く会長と女性部長、それに事務局長の3名が出席した。
午後１２時３０分からの各会議の内、会長会議では、各県提出の以下の各議題が審議された。
○平成２９年度第６６回中国ブロック盲人福祉大会について（広島県）
開催要項の第一報が配布され、平成２９年９月１６、１７（土・日）の両日に、福山市で開催されることが報告された。
○障害者グループホームにおいて、65歳以上で障害となった者も、入所が認められるよう要望する（山口県）
昨年も提出されたが、理由と根拠、不都合さを精査後、日盲連で取り組んで行きたいとの小川日盲連副会長の回答があった。
○警察官や吏員の身分を証明するものの点字化や拡大文字化を要望する（島根県）
これも数年前に提出された議題で、今回は島根県隠岐の島での駐在所の実例が回覧された後、意見交換を行い、通常の身分証明書では確認ができない重度の視覚障害者にとって、重要な問題なので、今後どういう方法が考えられるのか、各県でもそれぞれ検討して行きたいとの結論だった。
○障害者雇用率の内訳を障害種別で算出していただきたい（広島市、鳥取県）
期せずして、同じ内容の提出議題となったが、昨今の障害者雇用が進む中で、重度視覚障害者の置いてきぼり感を明らかにする必要があるとの結論だった。
○平成医療学園訴訟問題に対する中国ブロックでの取り組みについて（岡山県）
日盲連の決議をブロックでも決議すること、はがきによる陳情活動、一般署名活動、募金活動、積極的な傍聴活動、各団体に対応担当者を配置などが提案され、討議を行った。
特別決議については全体会で行うこと、その他の項目については、近く動き出す予定の日盲連に同調して積極的に取り組んで行くこととした。
また、これら議題の他、平成２９年５月２６日からの三日間徳島県で開催される日盲連全国盲人福祉大会への参加要請、国の第４次障害者計画に対する日盲連の取り組みとして、安全、自営業者に対する合理的配慮、情報アクセシビリティを 訴えていること、身障手帳の視覚の要件が見直されようとしていることなどが、中央情勢として報告された。
また、中国ブロックからの選出理事として、島根県の小川会長を、あはき協議会委員として本県の市川会長を引き続き推薦した。
また、それぞれ別室で開かれた青年部長会議、女性部長会議では、総ての駅ホームに内方線付きの点字ブロックを（広島県）、家電製品の視覚障害者への配慮について（鳥取県）、秋の青年部交流会について（岡山県）、各県の同行援護事業の現状について（広島県）、入院時にもホームヘルパー利用を（山口県）、金融期間、保険会社などでの代読・代筆の統一的対応（島根県）、食品の賞味・消費期限の表示明瞭化を（岡山県）などが話し合われた。
会長会議、部長会議終了後に全体会議があり、各会議の報告が行われた後、日盲連起案の「あはき等法１９条を厳守することを求める決議案」を全会一致で承認・決議した。
ここ６年ほどしてこなかった交流会が復活し、センター近くの'いとい’で交流会が催され、会議とはまた違った和やかな雰囲気の中で、情報交換に花が咲いた。
＜先月（２月）のあゆみ＞
２月 ５日（日） 岡山市で中国ブロック代表者協議会。
２月 ７日（火） ふれあいの里で障害者西部自立支援協議会の運営協議会。
２月１６日（木） 米子市役所で午後米子市交通バリアフリー推進協議会。
２月２６日（日） ホテルセントパレス倉吉で、視障協年度末理事・役員会及び祝賀会。
２月２７日（月） 西部支部女性部会は身障センターで支部総会。
＜今後の予定（３月・４月・５月）＞
３月 ３日（金） 午前東部支部女性部はさわやか会館で総会。
３月 ５日（日） 東部、中部、西部支部はそれぞれさわやか会館、体育文化会館、米子市身障センターで年度末役員会。また、中部支部女性部会は午前体育文化会館で支部総会。
３月１２日（日） 県鍼灸マッサージ師会はさわやか会館で年度末理事・役員会。
３月１５日（水） 県女性部会は倉吉市の伯耆しあわせの郷で年度末役員会。
３月１７日（金） 鳥取市内で点字ブロックの日の記念イベント。
３月１９日（日） 倉吉体育文化会館で三療部会の役員会、午後には保険師会の理事会。
３月２３日（木） ホテルセントパレス倉吉で県障害者施策推進協議会。
３月２４日（木） 県庁で障害者スポーツ協会の理事会。
３月２６日（日） 県青年部会はライトハウスで年度末役員会。
３月２７日（月） ライトハウスでライトハウスの評議員会と理事会。
３月２９日（水） 日盲福祉センターで日盲連の定時評議員会。
４月 ２日（日） 東部、中部、西部支部はそれぞれさわやか会館、倉吉体育文化会館、身障センターで支部総会。
４月１２日（水）〜１３日（木） 皆生温泉のウエルネスイン伯耆路で女性部会の総会と合同訓練。
４月２９日（土） 米子コンベンションセンターで県青年部会の総会と役員研修会。
４月３０日（日） ライトハウスで三療部会の総会と研修会。
５月 １日（月） ライトハウスで本会監査会。
５月 ６日（土） 倉吉体育文化会館で本会理事・役員会。
５月２１日（日） 米子市身障センターで本会平成２９年度定期総会。
５月２６日〜２８日（金〜日） 徳島市で第７０回全国盲人福祉大会。
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