□ 鳥取ジャーナル □ 第394号


鳥取県視障協発行(29.06)


ーー 平成29年度定時総会を米子市心身障害者福祉センターで開催 ーー

 年度初めの定時総会を5月21日の日曜日に、米子市心身障害者福祉センターを会場に開催した。
 暑さを感じる好天となった会場に、東部、中部の会員も9時半には到着して、久しぶりの再会に会員の元気な声があちこちから聞かれた。
 開会宣言、会歌斉唱、当番支部長、会長の挨拶と続き、来賓には県の藤井福祉保健部長、先日の市長選で初当選された伊木(いぎ)米子市長、岡本ライトハウス理事長にもご挨拶をいただいて花を添えていただいた。
 式典終了後の議事では、出席者と委任状を合わせて約120名を確認し、定款にもとずいて成立している旨の報告後、西部の池口さんと中部の林さんを議長に選出し、以下のような議題で議事が進行された。
1.平成28年度会務・事業報告の承認
2.平成28年度決算報告並びに監査報告の承認
3.平成29年度事業計画案並びに予算案の承認
4.規程の制定及び既存の規程の一部改訂について
 県からの指摘事項であるパートタイマーの就業規則の制定や、各部会規程に会費の銘記や目的を明確にする文言を付け加えることなどが承認された。
5.各支部、各部会提出案件について
 各支部、女性部会などからの提出案件が報告されて、会長が要望活動などで生かす旨と、今後の検討課題とすることを回答した。
6.個人提出案件について
 歩道の自転車走行の危険性、歩道の形態の根本問題、誘導ブロックの不備、ロービジョンへの対応などが意見として出され、今後の検討課題とすることを全体で共有した。
7.その他報告・連絡事項について
・第70回全国盲人福祉大会徳島大会参加について
・第66回中国ブロック盲人福祉大会広島県大会について
8.役員改選について
 総会での必要な承認事項を総て承認した後、改選期に伴う役員改選に移り、前回の理事会で決定している理事候補者12名と監事候補2名、相談役と事務局長をそれぞれ承認をとり、賛成多数で承認した後、午後2時に、総会の全日程を終了した。
 また、会場を和室に移し、直ちに第2回の理事会を開催し、互選により会長を選出、業務執行理事の副会長、その他の理事の役務分担を決め、短時間で理事会を閉会した。
 なお、役員と役務分担は次の通り(敬称略)。
会長:市川正明(情報部担当)
業務執行理事・副会長:森岡勝止(文化部担当)、盛田政雄(兼東部支部長、支部総括担当)、門木光明(スポーツ部担当)
総務部長:森下義明(新)
経理部長:細田順子(新)
厚生部長:橋谷正太郎
三療部長:仲村勲
女性部長:深山千鶴子
青年部長:小玉秀昭
中部支部長:高田富久子
西部支部長:田草修
監事:松岡義人(新/員内)、原 豊(新/員外)
相談役:板垣成行
事務局長:門脇保身
 この度理事を退かれた下田、横田の両理事、遠藤監事には、長い間大変お世話になりありがとうございました。

ーー 森岡勝止さんの黄綬褒章受章祝賀会を7月2日に ーー

 先月号でお伝えした森岡勝止さんの黄綬褒賞の受賞ですが、その祝賀会を公益社団法人鳥取県鍼灸マッサージ師会との共催で、7月2日の本会理事・役員会の後の午後12時30分から、ホテルセントパレス倉吉で開催します。
 お手元に案内文書が届いていると思いますが、会費が5,000円、申し込み締め切りが6月23日の金曜日となっています。
 賑やかにともに喜びたいと思いますので、是非多数の方のご参加をお願いします。
 参加希望の方は、期日までに各支部長までお申し込み下さい。

ーー 第70回全国盲人福祉大会が徳島市で開催 ーー

 日盲連と公益財団法人徳島県視覚障害者連合会の主催による第70回全国盲人福祉大会が、5月26日から28日の三日間、徳島県徳島市のJRホテルクレメント徳島ならびにアスティとくしま(徳島県立産業観光交流センター)で開催され、本県から付き添い・ヘルパーを含めて12名が参加した。
 全国の視覚障害者代表が一堂に会し、自立と社会参加の促進に向け、さまざまな課題を論議し、今年度の運動方針を決定するとともに、中央での陳情行動へと繋げる重要な大会である。
 初日の26日は、平成29年度定時評議員会、あはき協議会代議員会、スポーツ協議会代表者会議、全国ブロック長会議が開かれた。
 27日は午前に厚生労働省の係官による「障害福祉サービスと介護保険サービスの適用に係わる諸問題について」と題する研修会で、講演後には場内からの質問や要望にも応えていただいた。
 午後には第54回全国盲人代表者会議で、生活、バリアフリー、職業の3分科会に分かれて、全国から提出された歩行訓練の充実、補装具・日常生活用具、同行援護、情報提供の充実、福祉と医療、災害対策などを含む生活41議題、駅の安全対策、交差点・信号機、情報保障などを含むバリアフリー36議題、あはき法19条問題、無資格者対策、保険、一般就労などを含む職業23議題が討議されて、文言修正などが行われ採択後、全体会議で報告・採択された。
 本県からは、生活分科会に森岡副会長が、バリアフリー分科会に盛田副会長が、職業分科会に市川会長が出席して討議に加わった。
 最終日の28日は会場をアスティ徳島に移して、約1,500人が参加のもと、第70回全国盲人福祉大会の式典と議事が行われ、前日の決議事項の承認、平成29年度の活動方針、宣言、決議が承認されて全日程を終了した。
 来年71回大会は70周年を記念する大会で、6月11日からの三日間、東京で5,000人規模で開催が予定されている。

ーー あんま・マッサージ・指圧師養成晴眼校からの訴訟に反対行動を ーー

 昨年から、仙台、東京、大阪地裁で注目される裁判が行われています。
 晴眼のマッサージ師養成学校が、学科増設や新設を厚労省が認めないのは憲法違反として起こしたもので、根拠として憲法違反及び視覚障害者の職業は十分に拡大していると主張しています。
 もしも国が敗訴することになれば、晴眼のマッサージ師が急増して、遠からず視覚障害マッサージ師は立ちゆかなくなるでしょう。
 この危機を受けて、日盲連や関係団体はあん摩師等法19条連絡会を組織して、裁判の傍聴活動や厚労省を支援する活動を続けていますが、数年に及ぶ長引く裁判となるでしょう。
 そこで、この度三つの裁判所に提出する署名と、同じく裁判所に対して葉書を送る署名活動、そして活動に対する募金の依頼が日盲連から来ました。
 三療に関わっていない方でも、ご家族でも賛同いただける方でしたらどなたでも構いませんので、今後協力お願いすることになりますが、その際にはできる範囲のご協力を宜しくお願いします。

<先月(5月)のあゆみ>
5月 1日(月)  ライトハウスで、午後本会監査会。
5月 6日(土)  倉吉体育文化会館で、県視障協理事・役員会。
5月14日(日)  中部女性部会は、倉吉駅周辺での歩行訓練と体育文化会館での生け花。
5月21日(日)  米子市身障センターで、県視障協平成29年度定時総会。
5月22日(月)  西部支部女性部会は、午前皆生で歩行訓練。
5月23日(火)  平井知事がライトハウスを訪問され、視覚障害者と意見交換会。
5月26日(金)〜28日(日)  徳島市で第70回全国盲人福祉大会。
5月30日(火)  県民ふれあい会館で、午後県人権文化センター総会。

<今後の予定(6・7月)>
6月 2日(金)  東部支部女性部会は、午前サザンカ会館で料理講習、午後はさわやか会館集合で補講訓練。
6月 4日(日)  鳥取県鍼灸マッサージ師会は、倉吉体育文化会館で定時社員総会。
6月10日(土)  保険鍼灸マッサージ師会西部支部は、午後6時から米子市公会堂で総会。
6月11日(日)  東部支部は、対翠閣でいなばライオンズクラブ・アイメート奉仕団とのカラオケ交流会。
6月18日(日)  西部支部は、身障センターでゲームフェスタ2017。
6月19日(月)  西部支部女性部会は米子市身障センターで体操教室。
6月22日(木)  中部支部は、支部交流会で童館、大江牧場へ。
7月 2日(日)  ホテルセントパレス倉吉で、県視障協理事・役員会及び森岡勝止氏黄綬褒章受章祝賀会。
7月 9日(日)  県保険鍼灸マッサージ師会は、倉吉体育文化会館で研修会と総会。
7月16日(日)  東山体育館で、皆生トライアスロン選手へのケア活動。

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