□ 鳥取ジャーナル □ 第397号


鳥取県視障協発行(29.09)


ーー 点字図書館に支援センター機能を付加することについての意見交換会が開催 ーー

 8月6日の日曜日、倉吉体育文化会館を会場に、午前10時30分から、県障がい福祉課主催による、点字図書館に支援センター機能を付加することについての意見交換会が開催された。
 6月の補正予算の成立を受けて、猛暑の中にも関わらず、関心の高い支援センターに関することとあって、県下より30数名の会員に加えて、小沢障害福祉課長らの県障がい福祉課職員、教育委員会職員、それにライトハウスの岡本理事長、門脇点字図書館長らが参加した。
 山本障がい福祉課係長の司会で、小沢課長、会長が挨拶を行った後、意見交換会へと進み、主に以下の3テーマで意見交換を行った。
1.支援センターの機能について
2.支援センターの設置場所について
3.相談員に求められる資質について
 1.についてが一番多くの時間が割かれたところで、意見も活発に出された。
 ワーキンググループを作って協議しながら進めるべきや、ロービジョン対策で学習から生活、就労、盲学校、眼科医との連携など、幅広い相談体制を臨む声が多く出された。
 2.については、センターの中心をライトハウス内に置いて、新規に東部と中部に拠点を設けることについて、盲学校内に、障がい者施設内に、アクセスの利便のいい所になどの意見が出された。中部では、パープルタウンにとの意見も出た。
 また、3.について、総てに対応できる人材を臨むのは無理として、現行の職員との連携、協会のこれまでのノウハウを側面から活用することなど、様々な意見が出されるなど、今後の具体化に向けての貴重な意見交換会であった。

ーー 県関係部署への要望活動を実施 ーー

 毎年行っている本会の県関係部署への要望活動を、当初予定していた8月7日が台風の懸念から順延した8月25日に、県庁の第二庁舎9階の会議室で開催した。
 出席したのは、市川、森岡、門木、盛田、森下、深山の各理事と門脇事務局長で、冒頭会長が先の支援センター設置に対する礼と更なる今後の支援を含めて、本日の活動が実りあるようにと挨拶を行い、それに対して宮本ささえあい福祉局長も挨拶をされて、次いで会長から要望書が局長に手渡されて、各課との意見交換が始まった。
 お昼の休憩を挟んで、午前10時から午後4時30分近くまで、障がい福祉課、福祉保健課、医療政策、教育委員会、人事委員会、危機管理課、運輸、県土整備、警察など、多様な要望に対する対応課に次々ときていただいて、回答を受けるとともに、意見交換を行った。
 長時間の意見交換だったが、熱心に問題を掘り下げようとする思いで会話が弾み、暑さも忘れあっという間に4時30分になっていた。
 すぐに解決することは少ないがいつもながら丁寧に対応していただいた各課のみなさんに感謝を申し上げますとともに、今後とも課題解決に向けて、引き続きのご協力をお願い申し上げます。

ーー あはきの裁判へのご協力ありがとうございました ーー

 あはきの裁判に関して、被告の国の勝訴に向けて支援するためのカンパと署名活動とを今年度に入ってからお願いしてきました。
一応8月一杯を占めきりの目処にしていましたので、カンパについて集計をしました。
 その結果は、40,846円でしたので、記入していただいた署名用紙とともに、日盲連に送付しました。
 長期裁判となるでしょうし、今後の動き次第では再度お願いすることもあるかも知れませんが、この度ご協力いただいたみなさんにお礼を申し上げますとともに、引き続きのご支援・ご協力をお願いして、報告とさせていただきます。
 ありがとうございました。

ーー 治療奉仕の日程が変更になっています ーー

 毎年恒例の本会三療部会と鍼灸マッサージ師会とで共催しているふれあいの里での米子市老人クラブの方々への治療奉仕活動ですが、当初予定していた9月10日が、都合により9月17日に変更になっています。
あいにく中国ブロック福祉大会とバッティングしてしまいましたが、一人でも多くの方にご参加いただいて、有意義な活動となりますよう、ご協力をお願いしますとともに、参加されます方は、日取りの変更にご注意下さい。

<先月(8月)のあゆみ>
8月 6日(日)  倉吉体育文化会館で午前10時30分から、県障がい福祉課主催による視覚障害者相談・支援センター整備に関する意見交換会。
8月 7日(月)  県庁において県関係部署への要望活動。
8月10日(木)  午後セントパレス倉吉で県障害者施策推進協議会。
8月22日(火)  午後ふれあいの里で西部自立支援協議会の災害対策部会。
8月24日(木)  午後ふれあいの里で米子市障がい者計画等策定委員会。
8月25日(金)  県庁で県関係部署への要望活動。
8月26日(土)  27日の両日、鹿児島県で第63回全国盲青年研修大会が開催され、小玉部長と佐伯さんが参加した。

<今後の予定(9・10月)>
9月 5日(火)  7日までの三日間、群馬県で第63回全国盲女性研修大会。
9月10日(日)  島根県方面で米子市身障協会のレクリエーション。
9月16日(土)  翌17日の両日、福山市で第66回中国ブロック盲人福祉大会。
9月17日(日)  三療部会は、公益社団法人鳥取県鍼灸マッサージ師会との共催で、米子市ふれあいの里で米子市老人倶楽部を対象とした治療奉仕活動。
9月24日(日)  東部支部は神戸方面へ研修旅行。
          東山公園周辺で米子市福祉の集い。
10月 6日(金)  東部支部女性部会は、午前さざんか会館で料理講習会。
10月 8日(日)  西部支部は山陰ジオパーク方面へ支部交流会。
10月29日(日)  鳥取市のさわやか会館で本会文化祭。

元へ戻る