□ 鳥取ジャーナル第415号 □
鳥取県視障協発行(31.03)
スマートスピーカー体験会のご案内
昨今話題のスマートスピーカーですが、AIスピーカーとも呼ばれることもあります。対話型の音声操作に対応したAIアシスタント機能を持つスピーカーで、話しかけると内蔵マイクが音声を認識し、音楽を再生したり、情報の検索や連携家電の操作が行えたりするものです。
アマゾンのAlexaやgoogleのGoogleアシスタントなどですが、IphoneユーザーにはおなじみのSIRIもそうです。
要は話しかけると内容に応じて音声で結果を返したり、頼んだことをしてくれるものです。
今回、視覚障害者にとっての便利さの顕彰にと、実際に使って見て、どのような機能があれば役立つかの意見を聞かせて欲しいと相談があり、下記のような体験会を企画しました。
とりあえずは西部での開催ですが、希望により東部、中部での開催も検討します。
実際に操作して体験ができますので、関心をお持ちの方のご参加をお待ちします。
記
日時 4月2日(火曜日)
時間 13時30分から16時
場所 ライトハウス会議・研修室
協力 株式会社八雲ソフトウェア(松江市)
参加人数把握のために、参加ご希望の方は、3月22日(金)までに、市川(рQ2−6400)までご連絡をお願いします。
春の妻木晩田遺跡散策のお知らせ
今年はことのほか雪の少ない冬で、春の訪れも早く、この分だと花見の時期も早まりそうですが、音訳グループのスピリッツの中川さんから、花見を兼ねて、淀江の妻木晩田(むきばんだ)遺跡と名和神社を一緒に散策しませんかとの声がけがありました。
西部の方向けですが、他支部の方の参加も歓迎です。
要望により、米子駅にも寄ります。
単独参加でもスピリッツのサポートがありますので、どなたでも気軽に参加して下さい。
下記が日程です。
記
日時 3月31日(日曜日)
時間 9時30分ライトハウスに集合、15時頃ライトハウス帰着
参加費 昼食代1,000円程度
交通 マイクロバス利用
参加希望されます方は、3月22日(金)までに市川(22−6400)までお申し込みをお願いします。
本年度第4回理事・役員会を開催
春めいて好天となった2月24日の日曜日、倉吉市の視覚障がい者支援センターを会場に、本年度第4回、年度末理事・役員会を開催した。
10時30分に開会し、会長の挨拶の後、以下のような内容で議事審議を行った。
1.近況報告について
会長、青年部長、女性部長から、2月3日に下関市で開催された中国ブロック代表者会議の概要報告を行った。
あんま師等法19条をめぐる裁判の現状、それに伴う署名、はがき陳情活動、募金活動の継続と更なる協力を、日盲連の名称変更が次回評議員会に提案見通し、今後教育、ロービジョン対応、公務員採用問題への取り組みの強化、札幌での全国大会への提出議題2題(差別解消条令の更なる推進、同行援護の利便性の向上を)の採択、中国ブロック推薦の理事候補の決定などが報告された。
2.入退会者の確認について
東部の植田さんの中部への転籍、西部の2名の死亡退会などが報告され、承認された。
3.平成30年度業務執行理事、各部事業報告並びに決算報告(中間)について
会長、副会長の業務執行理事から総括的な報告を行い、総務、各部長が詳細を報告、事務局長が決算の見通しを報告し、特に質問はなく、中間報告を承認した。
4.平成31年度事業計画案並びに予算案の承認について
事務局長が概ね平年並の規模となる事業計画案と、それに伴う予算案を説明し、特に質問はなく、全員の賛成で承認されたが、会員減少による会費収入減への歯止めが安定へと繋がるとの補足の説明も付け加えた。
5.第72回全国盲人福祉大会(札幌)参加について
会長から、現在11名が参加の見通しと、締め切りまでに会議への提出議題の提案を求めた。
6.次年度県関係部署への要望活動の取りまとめについて
次年度の内容に付いて、案を理事に配布し、読了してもらい、次回理事会で承認することとした。
7.今後の事業日程について
会員総会の5月19日開催がほぼ確定でもあり、また10連休もあることから、タイトな日程にならざるを得なく、4月23日の監事監査、5月4日の理事会開催が報告された。
8.その他
(1)支援センターの現状について
赤星相談員から、相談の種類や内容などを含む数字的なまとめや、最近医療、教育などとの連携を図る目的で、関係団体を一同にした関係団体連絡協議会を開いたこと、鳥取県版のスマートサイトが新年度には出来上がるであろうこと、また、これも新年度には鳥取大学医学部のロービジョン外来が解説される見通しであることなど、この1年の活動を振り返って報告した。
(2)3月18日の点字ブロックの日の活動について
鳥取盲学校との共済で行う啓発事業であることから、多くの人の参加を呼びかけた。
具体的には、ボランティアや道路管理者や福祉関係職員らの協力を得ながら、午後1時55分から簡単な開始式の後、鳥取駅北口周辺でチラシ入りのティッシュ配りとともに、市民に誘導ブロックの意義を訴えますが、参加される方は、鳥取駅北口に午後1時30分を目処に集合を。
(3)自販機について
事務局長から、ことが公募なだけに見通しが立たないが、これまでより収益を上げた内容で入札に望むことが報告された。
(4)その他
次年度は、毎年11月下旬を目処に開催されている中国ブロック三療研修会の当番県となることから、共催のあんま・マッサージ・指圧師会との協議を重ねて、準備を進めたいと報告があった。
以上で全会議日程を終了して、午後2時に森下総務が閉会を宣した。
最近のニュースから
(1)タンデム自転車での公道走行解禁が広がる
目の不自由な人も同乗できる2人用タンデム自転車の公道走行を解禁する動きが広がっている。 2010年時点で走行できるのは長野や兵庫など5県のみだったが、昨年11月時点では全国23府県が解禁しており、9年前の4倍以上で、普及に向けた動きが加速している。
自転車を含む軽車両は、都道府県公安委員会が定める道路交通法の施行細則で、運転者以外の乗車は原則禁止されている。2人乗車で公道走行するには都道府県で施行細則を改正する必要がある。
大阪府内では、運転者を依頼により派遣するサービスもあるとか。
【本県での今後の展開に期待です】
(2)国交省が障害者割運賃についてIC化で快適に、手帳提示省略など各社に促す
障害者が鉄道やバスなどを使う際、毎回手帳を示さなくても割引を受けられるようにできないか。
2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、国土交通省は割引手続きの簡素化を全国の交通各社に求め始めた。ICカードを改札でかざすだけで割引運賃で乗車できる仕組みなどを目指す。
公共交通機関の障害者割引については、国の明確なルールはなく、事業者各社に任されていて、現状、割引を利用するたびに障害者手帳の提示を求める公共交通が多い。
例えば、JR東日本の交通系ICカード「Suica(スイカ)」では、降車駅の窓口で手帳を提示しなければ割引は受けられない。関東の私鉄・バス事業者でつくる「PASMO(パスモ)」も同様。
こうした状況を受け、東京五輪・パラに向けて障害者の快適な移動などを検討する国の会議において、昨年12月に、バリアフリー化の促進案などに加え、割引手続きの簡素化を求める意見が障害者の委員から出され、国交省が調べたところ、手帳の提示が毎回必要であるかのような記述が国の告示や通知、通達にあり事業者の運用はこれをもとにしていることから、国交省はこの表記を削除し、交通系ICカードなどでも確認できることを明記する。船舶事業者や障害者手帳を交付している自治体への通知でも同様の記述があったといい、順次改めていく方針だ。
【便利で使いやすい仕組みができるといいのですが】
<先月のあゆみ(2月)>
2月 3日(日) 下関市で日盲連中国ブロック代表者協議会。
2月 4日(月) 午後米子市役所で障がい者計画等推進委員会。
2月 8日(金) 午前境港市観光課と水木しげるロードのトイレの音声案内装置設置協議。
2月10日(日) 西部支部青年部はライトハウスで点字教室。
2月13日(水) 午後米子市役所で米子市交通バリアフリー推進協議会。
2月24日(日) 中部支援センターで本会年度末理事・役員会。
2月25日(月) 午前ライトハウスで西部支部女性部会総会。
<今後の予定(3月〜4月)>
3月 3日(日) 東部、中部、西部の各支部はそれぞれさわやか会館、体育文化会館、身障センターで年度末役員会。
3月13日(水) 視覚障がい者中部支援センターで女性部会の年度末役員会。
3月14日(木) 倉吉上井公民館で県身障協会の評議員会。
3月18日(月) 午後鳥取駅周辺で点字ブロックの日記念イベント。
3月19日(火) 翌20日にかけて、東京ホテルグランドヒル市ヶ谷で日盲連女性協議会の全国委員会と研修会。
3月24日(日) 午前ライトハウスで三療部役員会、午後青年部の役員研修会。
3月28日(木) 翌29日にかけて、東京のホテルグランドヒル市ヶ谷で日盲連の評議員会、指導者研修会、あはき協議会委員会。
4月 7日(日) 東部、中部、西部の各支部は、さわやか会館、体育文化会館、米子市身障センターで、それぞれ支部総会。
4月17日(水) 県女性部会はさわやか会館で総会と合同訓練。
4月21日(日) 三療部会はライトハウスで総会と研修会。
4月23日(火) ライトハウスで本会の監事監査会。
4月29日(月) 青年部会は米子コンベンションセンターで総会と役員研修会。
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