□ 鳥取ジャーナル第416号 □


鳥取県視障協発行(31.04)


鳥取盲学校と共催で点字ブロックの日のイベントを開催

 3月18日の'点字ブロックの日’を記念して、点字ブロックの重要性を訴えるとともに、合わせて視覚障がい者への理解を深めるためのイベントを、鳥取駅北口で開催した。
 鳥取盲学校との共催で今回で4回目。
 盲学校の生徒や職員、本会会員にボランティア、行政機関の道路管理者や障害福祉課の職員、視覚障がい者支援センター職員、それに県警の警察官にも参加いただいて、総勢約30名あまりが北口広場周辺と市内を行進する二手に分かれて、啓発用のチラシ入りティッシュを手渡すとともに、点字ブロックへの理解を訴えた。
 昨年の悪天候とは打って変わった穏やかな天候で、300部用意したチラシを配布し、1時間あまりでイベントを終えた。

日盲連平成30年度臨時評議員会が開催

 日盲連の臨時評議員会が3月28日の午後2時から、東京市ヶ谷の‘ホテルグランドヒル市ヶ谷’で開催された。
 平成31年度の事業計画案、予算案については、質問や提案などのやりとりを行った後、承認可決された。
 注目されたのが日盲連の名称変更で、執行部からは日本視覚障害者団体連合、通称日視連が提案された。
 これは10数年前から要望があったことで、数年前からは正式に検討がなされてきたもので、これまで以上に弱視、つまりロービジョンにも多く団体に加わってもらいたいことの表れでもあり、「盲」の文字が持つ負のイメージ、対象を狭めるイメージからの脱却を意味するもの。
 このことに対する意見は未だ様々あり、時期尚早などの意見もあったが、賛成47、反対6、保留が2で執行部の提案通り可決承認された。
 適当な時期に定款の変更を厚労大臣に申請し、認可後に変更となるが、変更後も当面は日盲連の名称も並行して使われる見通しである。
 また、その他日盲連内に新たに弱視問題対策部会の設置も承認されたことから、任意だが各団体からの代表者1名の推薦も求められた。
 その他事業経過報告など様々行われ、午後5時10分に閉会した。

日盲連平成30年度あはき協議会委員会が開催

 平成30年度日盲連あはき協議会の委員会が3月29日の午後12時30分から、東京市ヶ谷の‘ホテルグランドヒル市ヶ谷’で開催された。
開会後、出席者の確認が行われ、常任委員、委員総数19名中15名の出席で、有効に成立するとの報告がされ、小川協議会長と竹下会長は以下の現状報告に触れながら挨拶をした。
○昨年秋以降に各ブロックや県で持たれたあんま師等法19条を守るための決起集会には約2千名の参加協力があった。
○裁判について、東京で原告が申請した3証人が、裁判所から却下されたことから、楽観はできないが、有利な方向かも知れず、一審の終結が近い可能性がある。
○広告制限に関するガイドラインは思っていたより時間がかかり、来年度に持ち越す見通し。
 また、竹下会長は、
○期待の高いあはき自営者に対する何らかの新しい支援について、各関係機関と話し合ってはいるが、相手方では福祉か保険かで綱引き、ボールの投げ合い状態でいらいら感がつのるが、引き続き最善を尽くす。
○広告制限のガイドラインについて、内容にあはきの位置づけが明確に書き込めるかが問題で、今後も検討が続く見通し。
 次いで、小川協議会長の議長のもとで議事に入った。
1号議案  平成30年度事業報告(中間)と決算報告(中間)について
 主に、
○各裁判において、毎回傍聴席を埋めた。
○裁判官に対し署名活動、ハガキ陳情に取り組んだ。
○裁判支援の募金カンパを行った。
○全国規模、ブロック単位あるいは県において決起集会を行った。
○厚労省免許保有証の申請を行ったが、今年度の取り扱いは58枚であった。
○自営者に対する補助サービス実現への取り組み
○あはき教育の改善、講習会開催での資質の向上への取り組み。
保険取り扱いの拡大並びに損害賠償責任保険への加入促進。
○関係団体との連携、加盟団体の組織力強化並びに情報の共有・交換。
等が報告された。
 また、決算の中間報告では280万円余の収入に対し、244万円余の支出が報告された。
 以上の報告に対し、特に質問はなく、全員一致で承認された。
2号議案  平成31年度事業計画(案)と予算(案)について
○施術所届け出で済み証明書の発行働きかけ促進
○裁判支援での裁判官に対する署名活動促進
 現状の約3万通から、何とか対象を広げて5万通以上に
○同じく裁判支援で、募金カンパを現状の480万円から、目標の1000万円へとするために、次年度にも引き続き協力を願う
保険の受領委任制度について、平成32年度からは柔道整復と同様に、16時間程度の管理者講習が義務づけられる見通し
 など、継続的に取り組むべき重要事業を多く含んだ事業計画案と、280万円余の予算案が全員一致で承認された。
3号議案  その他
○マッサージの医療における位置づけ、点数表への復活と単価引き上げを目指して、これまで何度か署名活動が行われてきたが、この度も理教連が主管で行われるようである。
 はり師・きゅう師が機能訓練指導員の要件に組み入れられたことに伴い、講習会が検討中である。
○日盲連の結成70周年を記念して行った各種事業の中で、あんまフェスタ70と銘打って、一枝の夢財団と共催でイベントを開催し、来訪者が70名程と少なかったが、あんまコンテストなども行った。
 などの報告があり、午後2時10分に閉会した。

第27回あはき師国家試験の合格者発表

 第27回あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師国家試験の合格者が3月26日、公益財団法人東洋療法研修試験財団から発表された。試験は2月23、24の両日、全国58会場で行われたもので、今回の各区分別受験者数、合格者数、合格率は次の通り。
○あん摩マッサージ指圧師
受験1498名、合格1300名、合格率86.8%
※前年合格率83.0%から3.8ポイント上昇
○はり師
受験4861名、合格3712名、合格率76.4%
※前年合格率57.7%から18.7ポイント上昇
○きゅう師
受験4655名、合格3656名、合格率78.5%
※前年合格率62.5%から16.0ポイント上昇。

<先月のあゆみ>
 3月 3日(日)  東部、中部、西部の各支部はそれぞれさわやか会館、体育文化会館、身障センターで年度末役員会。
 3月13日(水)  視覚障がい者中部支援センターで女性部会の年度末役員会。
 3月14日(木)  倉吉上井公民館で県身障協会の評議員会。
 3月18日(月)  午後鳥取駅周辺で点字ブロックの日記念イベント。
 3月19日(火)  翌20日にかけて、東京ホテルグランドヒル市ヶ谷で日盲連女性協議会の全国委員会と研修会。
 3月24日(日)  午前ライトハウスで三療部役員会、午後青年部の役員研修会。
 3月28日(木)  翌29日にかけて、東京のホテルグランドヒル市ヶ谷で日盲連の評議員会、指導者研修会、あはき協議会委員会。

<今後の予定(4月〜5月)>
 4月 7日(日)  東部、中部、西部の各支部は、さわやか会館、体育文化会館、米子市身障センターで、それぞれ支部総会。
 4月17日(水)  県女性部会はさわやか会館で総会と合同訓練。
 4月21日(日)  三療部会はライトハウスで総会と研修会。
 4月22日(月)  ライトハウスで県による本会委託調査。
 4月23日(火)  ライトハウスで本会の監事監査会。
 4月29日(月)  青年部会は米子コンベンションセンターで総会と役員研修会。
 5月 4日(土)  視覚障がい者中部支援センターで本会理事・役員会。
 5月19日(日)  鳥取市のさわやか会館で本会会員総会。
 5月26日(日)  27日、28日の三日間、札幌市で第72回全国盲人福祉大会。

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