□ 鳥取ジャーナル第426号 □


鳥取県視障協発行(R02.02)


ーー 視覚障がい者と楽しむ チャレンジド・クライミング ーー

 最近耳にすることの多くなったボルダリングとかスポーツクライミングですが、このたび東部支援センターの企画で体験会を開くことになりました。
視覚障がいのある方もそうでない方も、一緒に楽しむクライミングイベントです。 
 ボルダリングとは、そもそも「ボルダー」と呼ばれる巨大な石っころを登って楽しむ、ロッククライミングのひとつのジャンルとしてはじまりました。山や河原、海岸などへ行くと、小型自動車からマイクロバス程度の大きな石が転がっていますが、これらの巨石を英語で「ボルダー」と呼びます。それを自分の手足で登る遊びがボルダリングです。
もともと自然の中にある巨石を登る遊びとしてスタートしたボルダリングですが、1980年代後半から、人工の壁を登るクライミングジムが日本各地に少しずつでき始め、インドアでもボルダリングを楽しむことができるようになりました。いまでは日本全国に500軒以上のインドア・ボルダリングジムがあります。
そして2020年のオリンピックでは、スポーツクライミングの中の1種目としてボルダリングがおこなわれることになりました。
 このようなボルダリングですが、倉吉の体育文化会館に施設があることから、視覚障害者にもできる初歩的な体験をしてみようと下記のような体験会が企画されました。
 下記を参照の上、一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。
日時:2020年3月14日(土) 12:30〜16:00 
場所:倉吉スポーツクライミングセンター(倉吉市山根529‐2 倉吉体育文化会館内)
参加費:無料(ただし、専用シューズ使用料200円は自己負担) 
定員:20名 パラクライミングに興味のある方(小学生以上) 
内容:ボルダリング(ロープ不使用)
   視覚障がいのある人とない人が同じグループになり、コミュニケーションを取りながらクライミングを楽しみます。
申込方法: 申込用紙に記入のうえ FAX・メール・郵送
 ※申込〆切:2月28日(金) 
講師:小林 幸一郎氏 
(NPO 法人モンキーマジック代表、日本パラクライミング協会副会長、視覚障害リハビリテーション協会理事、パラクライミング世界選手権4連覇)  
講師:木本 多美子氏 
(NPO法人モンキーマジック、レクリエーションセラピスト、大学非常勤講師) 
〈主催〉 
社会福祉法人鳥取県ライトハウス点字図書館 
〈共催〉 
公益社団法人鳥取県視覚障害者福祉協会 
〈協力〉 
NPO 法人モンキーマジック 
鳥取県山岳・スポーツクライミング協会 
一般社団法人鳥取県障がい者スポーツ協会 
【お問い合わせ・申込先】 
〒680-0151 
鳥取市国府町宮下1265 
鳥取県立鳥取盲学校内 
鳥取県視覚障がい者東部支援センター 
電話:0857-32-8015  
ファクシミリ:0857-32-8018 
E-mail :t-senta@tottori-lighthouse.or.jp 

ーー  JBニュース購読のお願い ーー

 月曜日から金曜日までの毎日、郵送による点字で一般ニュースや視覚障害に関する日視連発のニュースなどをお届けしているJBニュースですが、最近購読者が減少傾向にあります。
 耳から入ってくるニュースではわかりにくいものも、読むことにより正しく理解できるメリットがあります。
このJBニュース発行事業の担当者は本会の事務の下支えの役割も担っていることから、単にJBニュースのことだけにとどまらず、本会にとってとても重要な存在です。
 このような事情をお酌み取りいただき、お一人でも多くの方の購読をお願い申し上げます。
 なお、購読料は年間3,000円で、墨字でもお届けできますので、墨字の方も歓迎します。
 どうかご理解をいただいて、ご購読を宜しくお願いします。

ーー 視覚障がい者東部支援センターの移転先が決定間近 −−

 一昨年スタートした県内3カ所の視覚障がい者支援センターのうち、東部の拠点が暫定的に鳥取盲学校内に設けられました。
 ただ、当初からの希望として、交通の利便な鳥取駅近くに場所が見つかり次第移転するとの計画でした。
 このほど、鳥取市の中核市移行に伴う様々な機関の移転・整備に伴って、場所の確保が可能になる時期となったことから、候補地の検討が行われていましたが、現在さわやか会館と隣接のさざんか会館とが最終的に浮上しています。
 一定の面積の確保、視覚障害者にとって使いやすくするための設備などを担保した上で近く最終決定する方向ですが、このことによって、東部での視覚障害者への支援が一層進むことが期待されます。

ーー 点字図書館が職員を、点字指導員を求人 −−

 点字図書館では、職員の退職に伴い、点字に関わる職員で、将来的に指導員として勤務してもらえる人材を募集しています。
 要件は年齢が40歳まで、応募の締め切りが2月上旬と迫ってはいますが、もしも周辺に適当な人材がおられましたらご紹介をお願いします。
 なお、詳細につきましては」ハローワークにお問い合わせ下さい。

<先月(1月)のあゆみ>
 1月 6日(月)  ライトハウスで本会とライトハウスの合同仕事始め式。
 1月31日(金)  午後、中部支援センターで中部支部役員との意見交換会。

<今後の予定(2月〜4月)>
 2月 2日(日)  松江市で日視連中国ブロック代表者協議会。
 3月 1日(日)  倉吉の視覚障がい者中部支援センターで、本会第5回理事・役員会。
 3月18日(水)  倉吉体育文化会館で、女性部会役員会。
 3月19日(木)  東京日視福祉センターで日視連定時評議員会。
 3月20日(金)  東京日視福祉センターであはき協議会委員会。
 3月22日(日)  午前、ライトハウスで三療部会役員会。
 4月 5(日日)  東部、中部、西部支部はさわやか会館、体育文化会館、身障センターでそれぞれ支部総会。
 4月19日(日)  三療部会はさわやか会館で総会と研修会。

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