□ 鳥取ジャーナル第432号 □
鳥取県視障協発行(R02.08)
ーー 令和2年度の第1回理事会を開催 ーー
7月19日の日曜日に、5月の書面理事会を挟んで3月以来となる本年度第1回の理事会を開催した。会場もいつもの中部支援センターではなく、よりソーシャルディスタンスのとれる広い会場の倉吉体育文化会館での開催とした。
定刻の10時30分に開会し以下のような審議を行った。
(1)第1号議案:近況報告について(報告事項)
会長から、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、今年度の定時総会は規模を縮小して開催したこと、また他の事業も中止等を余儀なくされているが、ここに来て女性部企画の生活訓練が再会、今後年度後半からは、可能であれば徐々に活動を元に戻していきたいと発言した。
(2)第2号議案:入退会者の承認について(審議事項)
各支部長が次の通り報告した。
・東部支部 退会者 4名
・中部支部 入退会者なし
・西部支部 退会者 6名
ほとんどが高齢を理由とするもので、特に意見はなく、報告を承認した。
(3)第3号議案:業務執行理事、各部事業経過報告について(報告事項)
○ 会長から公益事業については、日常生活用具等の取次は例年どうり事業を行っている。同行援護事業については、新型コロナウイルスの関係で利用時間数は少なくなっているが、需要には対応している。 毎年恒例の皆生トライアスロン選手へのケア活動、治療奉仕については、コロナウイルスの関係で中止となった。収益事業については、こちらもコロナウイルスの関係で、コンベンションでのイベントがなく自動販売機の売り上げが少なかった。と報告した。
事務局長から補足で、このままでいくと収益事業は赤字となるが、米子市からコロナウイルス関係支援として10万円の給付金を受けることが出来る制度があったので、先般申請手続きを行うとともに、また、同行援護事業についてもコロナウイルスの関係で、昨年よりも利用時間が半分以下になっていることから、公益法人も持続化給付金の対象になるということで、時機を見て申請手続きをしたいとも付け加え報告した。
○ 盛田執行理事から、各支部もコロナウイルスの関係で、これまで事業が行えていないが、今後少しずつでも行っていきたいと報告した。
○ 各部担当理事からも、今後は徐々に事業を行っていきたいと報告した。
○ 高田理事から、本会からの要望を受けて、中部地区1市4町で移動支援が行われるようになった。中部では同行援護が使いにくいことからの補完として実現したもので、6月から事業開始していると報告した。
以上の報告に対し質問・意見はなかった。
(4)第4号議案:第69回中国ブロック視覚障害者福祉大会(鳥取県大会)中止の経緯と今後の対応について
会長から、5月初めごろから、中国ブロックの各会長に中止の相談をしたところ了解を得て、正式文書として各県・市に中止の案内を送るとともに、併せて各県・市に提出議題を7月末までに提出いただくようお願いしているので、各県・市と調整しながら9月までには決議文書として取りまとめて、各県・市に、第69回鳥取大会決議文書として送りたいと思っている。来年度は第70回広島市大会として開催予定と報告した。
(5)第5号議案:今後の事業について(報告事項)
@ 県視障協文化祭について
盛田支部長から、県文化祭は下記の通りの予定をしているが、今後コロナウイルス感染状況によっては中止になる場合もあると報告した。
日時 11月1日(日)10:45から
会場 鳥取市さわやか会館3階
内容 午前 講演 午後 カラオケ大会、福祉機器展示・販売
講師 株式会社アイフレンズによる福祉機器商品の紹介
A 県関係部署への要望活動について
会長から、下記のように報告した。
日時 8月4日(火)10時から16時
場所 県庁議会棟 特別会議室
出席者 理事6名と門脇事務局長、東・中・西部の支援センター職員(オブザーバー)
昨年は、重点的項目についてのみ回答を受けたが、今年はすべての項目で回答を受ける予定。
B 生活訓練事業について
事務局長から、生活訓練事業も徐々に活動していきたい。女性部は徐々に活動をしている。女性部以外の生活訓練も実施していきたい。例えばさざんか会館に東部支援センターが移転するので、支援センター利用を中心とした歩行訓練を行ったらどうか。点字図書館関係では3名の歩行訓練士がいるので、他支部も歩行訓練をしたらいいと思う。また、スマホやプレクストークなどの操作、ICTの訓練を行ったらどうか。との報告があった。
C 三療部会研修会について
盛田副会長から、コロナウイルスで春に予定していた研修会が中止になったので、研修会を秋ごろに、春に予定していた講師にお願いしていると報告した。
(6)第6号議案:その他報告事項(報告事項)
@ 視覚障がい者東部支援センターの移転について
事務局長から、当初は5・6月にはさざんか会館4階に移転する予定であったが、音声ガイド、誘導ブロックに関する鳥取市の予算がようやく6月末に補正予算が通り、9月ごろには移転できると思われる。なお、支援センターの部屋はすでに完成しているが、同じ4階には、聴覚障がい者センター、権利擁護の事業所、子育て事業所があると報告した。
A 新型コロナウイルス影響下での同行援護の対応について
事務局長から、4・5月はコロナウイルスの影響で同行援護事業利用を通院等生活に直結する部分だけに制限していたが、その後は、制限を宿泊を伴う利用に限っていると報告した。
以上をもって議案の全ての審議及び報告を終了し、11時40分に森下理事が閉会を宣した。
ーー 家賃支援給付金について ーー
要件を満たす方がおられるかもしれませんので、家賃支援給付金のチラシをご紹介します。
新型コロナウイルス拡大の影響による家賃負担を支援するもので、住宅ではなくて、あくまで事業に関わる部分です。治療院や駐車場を借りているとかです。
以下チラシの内容ですが、より詳細をお知りになりたい方は、東部、中部、西部の各支援センターにご相談下さい。
以下チラシです。
経済産業省中小企業庁
家賃支援給付金に関するお知らせ
家賃支援給付金とは?
5月の緊急事態宣言の延長等により、売上の減少に直面する事業者の事業継続を下支えするため、地代・家賃(賃料)の負担を軽減する給付金を支給します。
支給対象(@ABすべてを満たす事業者)
@資本金10億円未満の中堅企業、中小企業、小規模事業者、フリーランスを含む個人事業者
※医療法人、農業法人、NPO法人、社会福祉法人など、会社以外の法人も幅広く対象。
A5月〜12月の売上高について、
・1ヵ月で前年同月比▲50%以上または、
・連続する3ヵ月の合計で前年同期比▲30%以上
B自らの事業のために占有する土地・建物の賃料を支払い
給付額
法人に最大600万円、個人事業者に最大300万円を一括支給。
算定方法→申請時の直近1ヵ月における支払賃料(月額)に基づき算定した給付額(月額)の6倍
<個人事業主>
支払賃料(月額)37.5万円以下だと給付額(月額)支払賃料×2/3
支払賃料(月額)37.5万円超だと給付額(月額)25万円+[支払賃料の37.5万円の超過分×1/3]
※ただし、50万円(月額)が上限
よくあるお問い合わせ
Q1.申請に必要な書類を教えてください。
A1.今後、追加・変更の可能性がありますが、以下の書類をご用意いただく予定です。
@賃貸借契約の存在を証明する書類(賃貸借契約書等)
A申請時の直近3ヵ月分の賃料支払実績を証明する書類(銀行通帳の写し、振込明細書等)
B本人確認書類(運転免許証等)
C売上減少を証明する書類(確定申告書、売上台帳等)
※BCについては持続化給付金と同様
Q2.どのようなタイミングで給付金を申請できますか?
A2.申請開始後、売上減少月の翌月〜2021年1月15日までの間、いつでも申請できます。(なお、給付額は申請時の直近1ヵ月における支払賃料に基づき算定されます。)
Q3.給付率1/3の上乗せ分が適用され、給付額(月額)の上限が100万円や50万円になるのは、複数店舗を有する事業者だけですか?
A3.支払賃料が高額な事業者であれば、有する店舗数が1つであっても適用されます。
Q4.自己保有の土地・建物について、ローンを支払中の場合は対象ですか?
A4.対象ではありません。
Q5.個人事業者の「自宅」兼「事務所」の家賃は、対象ですか?
A5.対象ですが、確定申告書における損金計上額など、自らの事業に用する部分に限ります。
Q6.借地の賃料は対象ですか?
A6.対象です。なお、借地上に賃借している建物が存在するか否かは問いません。(例:駐車場、資材置場等として事業に用している土地の賃料)
Q7.管理費や共益費も賃料の範囲に含まれますか?
A7.賃貸借契約において賃料と一体的に取り扱われているなど、一定の場合には含まれます。
Q8.地方自治体から賃料支援を受けている場合も対象ですか?
A8.対象ですが、給付額の算定に際して考慮される場合があります。
具体的な対象範囲や申請方法、申請開始日等の、本紙以上の制度詳細は検討中であり、準備ができ次第、公表しますので、今しばらくお待ち下さい。
本紙の内容に関するご質問は、以下のダイヤルまでお問い合わせください。
相談ダイヤル「家賃支援給付金コールセンター」
0120-653-930(平日・土日祝日8:30〜19:00)
ーー 三療部長の仲村勲さんがご逝去 ーー
4月より療養中でした本会三療部長の仲村勲さんが7月25日に亡くなられました。
長年三療業を営み、長く業団の役員も務められ、まだまだご活躍していただきたかった方だけに、早すぎたお別れが残念でなりません。
心から、ご冥福をお祈り申し上げます。
<先月のあゆみ>
7月19日(日) 倉吉体育文化会館で本会理事会。
7月20日(月) 西部支部女性部は米子市身障センターで生活と音楽。
<今後の予定(8月)>
8月 4日(火) 県庁で関係部署への要望活動。
9月13日(日) 米子市身障協会はレクリエーションで四国方面へ。
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