□ 鳥取ジャーナル第439号 □


鳥取県視障協発行(R03.3)


ーー 中国ブロック代表者協議会をオンラインで開催 ーー

 昨年9月の開催が見送られた第69回中国ブロック福祉大会鳥取県大会でしたが、2月に恒例で同主管で開いている代表者協議会を2月14日に、今回は初めての試みとしてオンラインでライトハウスで開催しました。
 担当者がライトハウスに集まり、青年部会議、女性部会議、三療部会議、昼食を挟んで会長会議、まとめの全体会議と、特にトラブルもなく、進行表に従って予定通りで会議が進みました。
 会長会議では、5月の全国大会へのブロックからの提出議題として、音響式信号機の夜間鳴動、スマホ対応の促進、プレクストークの支給制限の撤廃をの2題を提出すること、また、日視連の役員改選に向けての推薦なども話し合われた。
 協議された内容を今後の地元での活動に生かすとともに、次年度には5月に岡山での全国大会が同じブロック内での開催でもあり、引き続き一致団結して協力していくことをまとめとして閉会しました。
 各部会で話し合われた主な内容は、第70回日本障害者団体連合中国ブロック視覚障害者福祉大会広島市大会について、第74回全国視覚障害者福祉大会岡山県大会について、令和2年10月から開始された重度障害者等就労特別支援事業の円滑な実施を、読書バリアフリー法への各県の対応について、あん摩師等法第19条の死守を、視覚障害者が扱い易いスマートフォンの開発を、代読代筆の支援を自宅で容易に受けられるよう制度の新設を、テレビ放送におけるすべての字幕の音声化を他であった。
 実際に目の前で対面しない、交流会や雑談もない、それらをそぎ落としたオンラインでの開催とあって、物足りなさも感じたものの、会議そのものの目的は十分に果たせたのではないかと思われました。
 コロナ禍が終息した後も、このような形での開催もありかも知れないとも感じました。

ーー マイナンバーカードの取得について ーー

 みなさんはマイナンバーカードを取得されたでしょうか。それとも届いたままの紙の通知カードのままでしょうか。
 国はマイナンバーカードの取得を勧めているものの、全体では3割くらいの所持率にとどまっているようです。
 そこで、カードに今後いろいろな機能を持たせようと、例えば健康保険証や運転免許証などなどですが、3月から順次保険証の機能を持たせようと今現在そのための申し込みが受け付けられてもいます。運転免許証はともかく、保険証としてなら私たちにとっても有用なのかも知れません。
 読み取りの機器が病院側で用意されるまでの期間、どこでも保険証として使える訳ではありませんが、将来的にはどこでもとなるでしょう。
 パソコンやスマホの達者な人なら自宅で写真を撮りながらでの申請もできますが、私たちにとってはハードルの高いこと、そのような人向けに各自治体でも普及に力を入れていて、役場では特別の窓口を設けて、必要な写真もその場で撮影してくれます。
 米子市でも一人で行っても必要な書類を代筆してもらえましたし、その場で宛先記入済みの封筒に必要な書類を入れるところまでしてくれて、後は自分の手でポストに投函するだけでした。
 この申請後の流れは、1か月くらい後に自宅にカードができた旨のはがきが届いて、そのはがきと通知カードと印鑑、それに身分証明書を持って役場にカードを受け取りに行くということになります。
 申請時に必要なのは印鑑と身分証明書です。
 また、もう一つの方法として、3月にはまだカードを取得していない人にカード取得を勧める文書とQRコードの付いた書類が送られてくるようです。
 いずれの方法であっても、この際今後のことも考えて、ペラペラな紙のカードではなく、ちゃんとしたプラスチックの写真入りカードにしておかれてはどうでしょうか。
 デジタル社会を目指すという我が国、将来のこととして身障手帳の機能も持たせることもいいのかも知れません。

ーー 米子市立図書館からのお知らせ ーー

米子市立図書館からのお知らせです。
米子市立図書館では、この度、「ハートフルコーナー」をリニューアルしました。視覚に障がいのある方をはじめ、活字による読書が困難な方が読書を楽しめるコーナーです。図書館利用証があれば、耳で楽しめる音楽や落語などのCD、小説作品の朗読などのオーディオブックはもちろんのこと、デイジー図書や音声ガイドが入ったバリアフリーDVDなども借りることができます。また、県立図書館を通して希望される録音図書のデータをサピエからダウンロードし、専用の携帯プレイヤーごとお貸し出しすることも可能です。詳しくは米子市立図書館、電話0859-22-2612番までお問い合わせください。
みなさまのお問合せ、御来館をお待ちしております。

<先月のあゆみ(2月)>
 2月14日(日)  ライトハウスで、オンラインによる中国ブロック代表者協議会。
 2月28日(日)  東部、西部の各支部は年度末支部役員会。

<今後の予定(3月〜)>
 3月 7日(日)  県視障協は倉吉体育文化会館で年度末理事会。午後、同所で中部支部支部役員会
 3月14日(日)  午前、三療部会はライトハウスで役員会。中部支部女性部は倉吉体育文化会館で役員会。
 3月17日(水)  女性部は倉吉体育文化会館で役員会。
 3月18日(木)  倉吉上井公民館で県身障協会の定時評議員会。
 3月19日(金)  県庁で障がい者スポーツ協会の理事会。
 4月 4日(日)  東部、中部、西部の各支部は支部総会。
 4月18日(日)  三療部会はライトハウスで総会と研修会を予定。
 5月 9日(日)  県視障協は理事会を倉吉体育文化会館で予定。
 5月24日(月)  翌25日にかけて、岡山県倉敷市で第74回の日視連全国視覚障害者福祉大会。
 5月30日(日)  県視障協は倉吉未来中心で令和3年度定時総会を予定。

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