□ 鳥取ジャーナル第449号 □


鳥取県視障協発行(R04.01)


令和4年新年に寄せて

視障協会長  市川 正明

 新年明けましておめでとうございます。年とともに、またコロナ禍のこの2年ほどは、特に特別感の少ない正月のような気がしますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 この2年ほどは大勢で集まる機会をもつことができず、人と人との距離感を感じる方も多いのではないでしょうか。
本会では県内での感染者が少ないこともあり、少人数での歩行やIT講習などを中心に活動を戻しつつあるところです。
 今後、言われているオミクロン株の拡大がどのようになるのか不透明で、3回目のワクチン接種後もまだ状況が一変するようなことにはならないようです。
 新しい年も不自由な日々がまだ続きますが、皆さんには、視覚障害者の社会参加がさらに進むよう、一緒に活動していって下さるようお願い申し上げますとともに、皆様にとって幸い多い年でありますようお祈り申し上げます。

サウンドテーブルテニス交流会のご案内

 今年度初めてのサウンドテーブルテニス交流会を下記のとおり実施いたしますので、多数ご参加いただきますよう、ご案内申し上げます。 
 なお、サウンドテーブルテニスを知っていただく良い機会でもありますので、ご家族、知人等もお誘いいただければ幸いです。 
1 日時  令和4年2月13日(日)9時30分〜11時30分 
2 会場  米子市心身障害者福祉センター (電話 0859−32−9001)
3 日程  9:30 開会 
      9:40〜11:30  交流・練習 
      11:30  解散 
4 申し込み締め切り日  令和4年2月6日(日) 
5 申し込み先  スポーツ部長山根直之までご連絡下さい。   
携帯 090−3636−7444 
メールアドレス    ktl-yrf8693@ezweb.ne.jp 
6 その他
(1)運動が出来る服装、上靴持参でご参加下さい。 
(2)マスク着用をお願いします。 
(3)当日体調がすぐれない方は参加をご遠慮下さい。 

JR米子支社との安全対応に関する意見交換会を開催

 12月6日の午前10時から、JR米子支社からの依頼を受けて、駅構内での視覚障害者への安全対応に関する意見交換会をライトハウス研修室を会場に行った。
 来訪されたのは業務課の3名と、鳥取駅、米子駅、松江駅、大田駅、木次駅の山陰本線の主要駅で対応を担当している方々で、主に若手の方々だった。
 視覚障害者への声のかけ方、サポートは不要といわれた際の見守り方、雑談をした方がいいのか、しない方がいいのか、危険な際の声掛け方など、コミュニケーションに関する問いかけや、危険個所や危ない思いをした体験など、当事者4名で質問に答えるとともに、こちらサイドでも車両とホームとの隙間解消や見やすい表示などJRに対する要望を併せて行った。
 JR米子支社の方々、熱心な意見交換をありがとうございました。
 今後とも、駅構内での声掛けやサポートなど、視覚障害者の安全な移動について更なる配慮をを宜しくお願いします。

西部支部は歩行訓練を実施

 昨年12月19日の日曜日の午前に、西部支部は歩行訓練を実施した。
 午前10時に建て替え工事の進む米子駅前に集合、あいにくの雨とあって、初めての人もあることから、まずは屋根のある所をとJR米子駅の構内を説明を受けながら歩行体験した。
 雨の合間をぬって改修中で囲われた米子駅舎、タクシー乗り場、バスターミナルなどを経て歩車分離式信号機の説明を受けたところで再びの降雨。
 文化ホールで雨宿りをし、再び止み間をぬって歩行再開。駅前通りを駅に向かい両側の店舗の説明を受けながら米子駅前へ。
 ここで解散し、前もって料理も予約していたワシントンホテル9階の銀座へ。
 昨今なかなか大勢での集まりがもてない状況が続いている中ではあったが、好きなアルコールの盃を重ねる人もあり、プチ忘年会ともなった。

第4回理事会を開催

 12月5日の日曜日、倉吉体育文化会館を会場に、第4回の理事会を開催した。
 定刻の10時30分に、門脇事務局長が開会を宣し、本理事会が定款第30条の規程に定める定足数を満たしており、適法に成立した旨を告げ、次の議案の審議に入った。
(1)第1号議案:近況報告について(報告事項)
  会長から、
・新型コロナ感染者もようやく減少が続いており、本会も少しづつ少人数での訓練等の活動が動き出している。
・各支部研修会も10月から11月にかけて実施が出来た。
・協会からの文書について、文字数が少ない物については、ユニボイスの音声コードを付けるようにしたので、少しづつ慣れて利用していただきたい。
・JBニュースの点字プリンターを修理したので、読みやすくなっていると思う。
 などを報告した。
(2)第2号議案:入退会者の承認について(審議事項)
 各支部から以下を報告した。
    東部支部 入退会者なし
    中部支部 死亡退会1名 笠松氏  10月22日
    西部支部 入会  1名 鹿田氏  10月
  以上を全員の拍手で承認した。
(3)第3号議案:会長及び業務執行理事報告並びに各部事業報告について(報告事項)
・会長から、公益事業について、同行援護、日用生活用具、訓練事業、JBニュースとも、新型コロナの中、着実に行われている。ただ、同行援護については従事するヘルパーが少なくなり、利用回数等の制限を行わざるを得なくなってきている。
・橋谷理事からは、担当する補装具、日常生活用具の取り扱いについて、順調に取り扱っていると、品目を紹介しながら報告した。
・盛田業務執行理事からは、支部研修会を含め予定通り事業が行われたとの報告があった。
・門木業務執行理事から、新型コロナの影響で文化際は中止を余儀なくされ、三療部も治療奉仕等活動中止を余儀なくされたとの報告があった。また併せて来年度の文化祭は西部支部が担当することとなった。
・山根理事から、スポーツ部はサウンドテーブルテニスが引き続き練習活動を継続しているとの経過報告があった。
・細田理事から、女性部担当の生活訓練事業もあと中部支部担当の1回を残すのみとなったとの経過報告があった。
   以上の報告に対し質問・意見はなかった。
(4)第4号議案:次年度県関係部署への要望の取りまとめについて(報告事項)
 会長から、次年度の要望活動について、今年度の回答を踏まえ、追加要望項目があれば、1月15日までに会長へ報告いただきたい。各支部の要望を取りまとめ年度末理事会で検討いただきたい。なお、信号機・誘導ブロック等設置済み箇所は削除していただきたい。
 なお、次年度は、従事者研修の実施等同行援護に関する要望を強く打ち出したいと考えている。
   以上の報告に対し質問・意見はなかった。  
(5)第5号議案:今年度の今後の事業日程について
  @ 12月6日、JR西日本米子支社からの要望で、列車の安全利用についての意見交換会を点字図書館で開催予定。西部支部から4名が参加予定
   A 年度末役員会、年度始め総会等日程 
    2月27日(日)年度末理事会、5月8日(日)決算理事会、5月29日(日)定時総会(東部)、3月6日(日)各支部役員会、4月3日(日)各支部総会、3月23日(水)女性部役員会、4月13日(水)女性部総会(担当 東部)、3月20日(日)三療部役員会、4月17日(日)三療部総会
    B 第75回全国視覚障害者福祉大会(名古屋大会)は5月31日、6月1日に会場参加とオンライン参加の併用で実施予定
(6)第6号議案 その他
@ スマホ対応信号機について
 会長から、年度末までに県内でもスマホ対応信号機が設置予定。箇所はまだ分からないが、連絡があればお知らせするので、その時は試していただきたい。
A 現在県のまちづくり条例等で、スロープの上り口と下り口には警告ブロックが敷設されているが、視障協としては、この警告ブロックは不要であり、スロープには誘導ブロックをそのまま敷設してもらうよう要望することで合意した。
 以上をもって議案の全ての審議及び報告が終了したので、12時門脇事務局長が閉会を宣し、解散した。

<先月のあゆみ>
12月 5日(日)  倉吉体育文化会館で第4回理事・役員会。
12月 9日(木)  倉吉体育文化会館でスマホ講習会。
12月19日(日)  西部支部は午前歩行訓練、「歩車分離式信号機と米子駅周辺散策」。

<今後の予定(1月〜)>
 1月 4日(火)  午前本会とライトハウスの合同仕事始め式。
 2月27日(日)  倉吉体育文化会館で本会第5回理事・役員会。

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