□ 鳥取ジャーナル第454号 □


鳥取県視障協発行(R04.06)


ーー 鳥取県視覚障がい者向けICT機器購入費補助金事業が開始 −−

 本県では、視覚障がい者全般の情報アクセシビリティ向上に向けて、機器の購入を容易にする目的で、新たな補助事業が組み入れられました。
 先日、国で法制化された障害者情報アクセス・コミュニケーション施策推進法を先取りする形で予算化されたものです。
 ざっといえば、1、2級の身障手帳の所持者には日常生活用具で機器が購入できるのに対して、それ以下の手帳をお持ちの方へ機器購入の補助をして、視覚障がい者全般の情報アクセシビリティを底上げしようとするものです。
 詳細については各支援センターにお尋ねいただき、申請なども手伝いをいただくようにするのがよいと思います。
 対象となる機器と補助の上限額は、
1  拡大読書器(据置型又は携帯型のいずれか)    99,000円
2  プレクストーク  44,500円
3  パソコン(音声読み上げソフト、表示画面拡大ソフト等がインストールされている又は当該ソフトを同時に購入するものに限る。)    100,000円
4  スマートフォン(音声ガイド機能が標準装備されている又は同機能をインストールするものに限る。)  30,000円
5  タブレット端末(音声ガイド機能が標準装備されている又は同機能をインストールするものに限る。)  30,000円
6  ウェアラブル端末(カメラの文字認識技術による音声読上げなど視覚障がい者の情報取得に資する機能が搭載されているものに限る。)    100,000円
7  情報・通信支援用具(3から6までに掲げる情報機器を使用する際に必要な周辺機器、アプリケーションソフト)    20,000円
となります。
 より詳細については、各支援センターにお尋ね下さい。

ーー 鳥取市社会福祉協議会鳥取ファミリー・サポート・センター(生活援助型)のご案内 −−

 鳥取市にお住いで、65歳以上の方への情報提供です。
 下記のサービスについてご存じでしょうか。
 専門性の必要のないちょっとしたお手伝いを提供してくれるサービスです。
 上手に使えば生活が楽になるかも知れませんので、行政サービスの補完として、検討してみる価値があるかも知れません。
 ここからご紹介です。
鳥取市社会福祉協議会鳥取ファミリー・サポート・センター(生活援助型)のご案内
 高齢者(65歳以上)やその家族等が地域の中で安心して暮らしていくため、手助けが欲しい人と手助けをしたい人との会員組織をつくり、簡単な家事等の援助が受けられるよう会員同士の支え合い活動(相互援助活動)を行います。
主なサポートは、食事の準備・片付け、掃除、病院の付き添い等の軽度で専門性を要しないものです。
 また、会員間の交流と情報交換の場として交流会、サポートに役立つ講習会等を実施しています。
○どんな援助をしてくれるの?
 専門性を要しない軽易なものです。
○外出や通院の付き合い 
○部屋の掃除や片付け 
○洗濯 
○買い物やおつかい 
○食事の準備や後片付け 
○身の回りのお世話 
○話し相手  
その他、お問い合わせください
※身体介護、医療行為、自家用車での送迎は行いません。
※通院の付き添いの際、診察室への同席は行いません。
○援助までの手続きは?
 まずは、入会手続きが必要です。センターまたはご自宅にお伺いします。
協力会員、依頼会員、センター職員の三者で事前打ち合わせをします。(必須)
※援助が必要な方はセンターへ会員申込をお願いします。
センター電話番号 0857−22−7474
○利用料金について
基本時間(7:00〜20:00) 
 1時間まで600円1時間を超えると30分毎に300円ずつ加算
上記時間外(宿泊はありません)土・日・祝日、年末年始(12/29〜1/3)
 1時間まで800円1時間を超えると30分毎に400円ずつ加算
※交通費・実費・キャンセル料は別途かかる場合があります。

ーー 令和4年度定時総会を開催 −−

 ここ2年は人数を限定して開催してきた定時総会だったが、今年度は通常の形として、鳥取市のさわやか会館で5月29日に開催した。
 来賓として、深沢鳥取市長、中西県福祉保健部長、岸田鳥取盲学校長の3氏をお迎えして祝辞をいただいた。
 議事では國岡さんと岩田さんの議長の下で令和3年度事業報告、決算報告、監査報告、令和4年度の事業計画案、予算案など、承認の必要のある議題については、すべて満場一致で承認された。
 提出議題では同行援護の不便さの解消、公的パンフレットなどの点字化促進、大型店舗での買い物支援他が提案され、引き続き要望していくこととして、12時15分に閉会した。
 また、昼食時にウクライナの視覚障害者への募金を募り、35,000円が集まった。7月一杯引き続き募ることとした。
 ご協力いただき、ありがとうございました。

ーー 令和4年度第1回理事・役員会を開催 −−

 5月8日の日曜日に、倉吉体育文化会館を会場に、令和4年度第1回の理事・役員会を開催し、以下の内容の審議を行った。
(1)第1号議案:近況報告について(報告事項)
 会長から次の報告をした。
○通常なら全国大会の会場で開かれる全国代表者会議が、コロナ禍の中で、4月12・14・15日に、バリアフリ−、職業、生活の各分科会がオンラインで開催された。これをまとめ、中央省庁への陳情活動に生かされる。
 鳥取県からは、同行援護での車の移動、あはきの免許保有証の更新手続きの簡素化を議題として提出し、採択された。
○4月18日県による視障協への委託事業検査をライトハウスで実施、その後、4月22日に監事監査会を行った。
○スマホ対応の信号機を鳥取と米子に設置することになった。
(2)第2号議案:入退会者の承認について(審議事項)
 各支部長から次のとおり報告があり、全員の拍手で承認された。
・東部支部  入会者 本田幹子  令和4年4月1日
・中部支部  入会・退会者 なし
・西部支部  入会者 藤原志保 令和4年4月12日  
退会者 加藤吉見 加藤鈴子 令和4年4月 4日死亡
(3)第3号議案:会長及び業務執行理事報告並びに各部事業報告について(報告事項) 会長並びに2名の業務執行理事から担当業務の令和3年度執行状況について、各業務とも、コロナ禍の中で、順調とまではいえないが、ある程度は業務執行が出来たとの報告があった。
(4)第4号議案:令和3年度会務・事業報告の承認について(承認事項)
 門脇事務局長から、令和3年度会務・事業報告があり、コロナ禍の中で会務・事業は制限は受けたが、ある程度は事業が行われたことを報告した。
(5)第5号議案:令和3年度決算報告並びに監査報告の承認について(承認事項)
 門脇事務局長が令和3年度決算報告を行った。
 続いて原監事から監査報告があり、適正に業務及び経理が行われているとの報告があった。
(6)第6号議案:令和4年度定時総会の開催について(報告事項)
 会長から、感染防止に配慮しながら通常に近い形で、令和4年度定時総会を開催する旨の報告があった。
   日時:5月29日(日)10時30分〜
   会場:鳥取市さわやか会館 多目的室
   来賓:県福祉保健部長、鳥取市長、鳥取盲学校長
 そのほか、会長から、苦難に直面しているウクライナの視覚障害者を支援するための募金を総会の時に募りたいが、各支部事業の時にも理事の方は声掛けしていただきたい。締切を7月一杯にする旨の要請を行った。
(7)第7号議案:令和4年度諸事業について(報告事項)
・5月31日〜6月1日 第75回日視連大会(名古屋)会長出席
・9月10日〜11日 中国ブロック大会(広島市)第2報を待っている状況。
・8月31日〜9月1日 全女性研修会(福島)リモート予定
・5月28日 サウンドテーブルテニス(県大会)
・6月5日 花回廊で野鳥の会協力によるバードウオッチング 西部支部 
・6月19日 いなばライオンズクラブとの交流会(カラオケなし) 東部支部
・秋口に 野外研修(歩行訓練をかねて) 東部支部
・6月9日 歩行訓練(女性部主催) 中部支部
・6月16日 研修会 講談  中部支部
 事務局長から、3月に県獣医師会のほうから、盲導犬の育成に対して助成なり、何らかの支援をしたいということの提案があり現在調整中である。具体的に話が決まれば理事会で報告する。
 会長から近いうちに、リサイクルパソコン(Windows10搭載)を貸与したいと思う。10台程度用意できるので、次期をみて募集したい。
 会長から、今年度は同行援護従業者研修会が、県下各地で講習会が行われると思う。それによって、同行援護従業者が増えてくると思うとの報告があった。
(8)第8号議案:令和4年度県関係部署への要望活動について(報告事項)
 会長から、要望項目を一部修正したものを、県障がい福祉課に要望書案として渡している。対面での要望活動を8月ごろで日程調整をしている。担当になる理事の方はよろしくお願いしたい。なお、新型コロナの感染状況によっては書面での回答になるかもしれないとの報告を行った。
(9)第9号議案:各種連絡事項について(報告事項)
 山根理事から、スポーツ後援会に対して、各支部から合わせて62,500円の協力金が集まったとの報告があった。また、それに伴う決算報告を理事会で行うとのことであった

<先月のあゆみ(5月)>
 5月 8日(日)  倉吉体育文化会館で令和4年度第1回理事・役員会。
 5月29日(日)  鳥取市さわやか会館で令和4年度定時総会。
 5月31日(火)  名古屋市において、翌6月1日にかけて、日視連第75回全国福祉大会がハイブリッド方式で開催。

<今後の予定(6月〜)>
 6月 5日(日)  西部支部は花回廊で野鳥の会協力によるバードウオッチング。
 6月 9日(木)  中部支部女性部は湯梨浜町のあやめ池で歩行訓練。
 6月16日(木)  午前、中部支部は倉吉体育文化会館で倉吉の歴史を講談で聞く会。
 6月30日(木)  西部支部女性部は午前身障センターでヨーガ教室。
 7月 2日(土)  午前、日視連あはき協議会の代議員会がオンラインで開催。

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