□ 鳥取ジャーナル第456号 □


鳥取県視障協発行(R04.08)


ーー 令和4年度の第2回理事・役員会を開催 −−

 7月31日の日曜日、倉吉の体育文化会館を会場に、本年度第2回目の理事役員会を開催した。
 全員が揃った10時20分に森下総務が開会を告げて、以下のような議題を話し合った。
1.近況報告について
 会長が5月29日の定時総会以後の動き、名古屋での全国大会、広島市での中国ブロック大会の予定などを報告した。
2.入退会者の確認について
 各支部とも退会・入会者ともなしと報告した。
3.令和4年度業務執行理事、各部事業報告について
 会長から公益事業、盛田業務執行理事から支部活動の報告、門木業務執行理事から三療部・女性部とも順調に事業を行っているとの報告を行い、その後各担当理事から補足を行った。
 橋谷厚生部長からは補装具・日常生活用具の取り扱いを行っているが、物価高騰の影響が出て個人負担分が増えているとの懸念を付け加えた。
4.令和4年度事業について
(1)文化祭
 会場の西部支部から10月30日に米子市身障センターを予定していて、ベトナムからの国際交流員にベトナムの歴史や日本との文化の違いなどを話していただこうとの企画を予定しているとの報告があった。
 コロナ禍であることから、開催の最終判断を9月初めころにするとのことにした。
(2)支部事業
 中部支部では9月29日に三朝町のバイオリン工房を訪問するとともに歩行訓練を、また東部支部では10月2日に岡山県の'ドイツの森’、西部支部は同じ日に中部地区での支部交流会を予定していると報告した。
(3)女性部、訓練等
 各支部女性部とも当初の予定通りと報告した。
(4)県関係部署への要望活動について
 コロナ禍の影響で、現段階で日にちが確定できていない。9月以降に予定したいが、状況によっては文書回答になるかも知れないと報告した。
(5)パソコン貸与事業について
 用意している10台のうち、締め切りとしていた現段階で8名の希望があるので、8月に入り審査後に希望者に届ける予定であると報告した。
5.中国ブロック福祉大会
 会長から、付き添いを含めて10名での参加との報告を行った。
6.県事業について
(1)鳥取県視覚障がい者向けICT機器購入費補助金事業
 会長から、メールなどで普及を行っているが、折角の補助なので、積極的に活用してもらえるように呼び掛けた。
(2)同行援護従業者確保推進事業について
 門脇事務局長から、事業の趣旨や各地域で今後従業者研修が行われることなどを説明した。
6.各種連絡事項について
7.その他
(1)盲導犬に対する補助について
 事務局長から、県獣医師会からの依頼を受けて、新たに盲導犬に対する補助事業を行うことになった経緯を説明するとともに、あくまで県獣医師会会員の獣医師による体調管理の診察・治療費やドッグフードなどにも上限3万円を限度として助成すると説明した。
 以上のような審議・報告が行われて、12時に閉会した。

ーー 県障害福祉課、パソコン教室の伯耆塾などと当事者がオンラインで意見交換会 −−

 7月19日の午後に、県障害福祉課、パソコン教室を主宰する倉吉の伯耆塾、各地域の支援センターをオンラインで結び、視覚障碍者に対するICT機器のサポートについての意見交換会が行われた。
 これまで伯耆塾は県の委託で障害者に対するICT機器の講習などのサポートを行ってきたが、視覚障害者は専用の音声ソフトを利用したりボイスオーバーなどの特殊性があることから、事実上対象とされてこなかったが、今年度は県の委託拡大を受けて、視覚障害者へのサポートにも力を入れることになったことから、この度の意見交換会が企画された。
 県からの趣旨の説明の後で、伯耆塾の代表の方と視覚障害者へのサポートについての特殊性や塾の人的体制の現状、これまでこのことを担ってきた支援センターの職員などからの質問や要望など有意義な意見交換が行われた。
 それによると、1回あたり2時間程度、12回を目途に県下全域にわたって個人宅を訪問してのサポートを無料で行うとのことで、現在準備をしているとのことで、開始次第連絡をするとのことだった。
 事業が実際に動き出してみないととは思うし、課題もあるかも知れないが、これまで手薄だった視覚障害者のICT支援サポートが、このような形で進められれば、大いに強化されるのではないかと思われる。
 実際に動き出した段階で、また情報を別途流します。

ーー ウクライナ視覚障害者への募金を締め切る −−

 5月29日の定時総会で開始しましたウクライナの視覚障害者への募金ですが、一応の締め切りとして7月一杯でとりあえず送金します。
 個人的に送金された方もおられましたが、金額は35,000円でした。
 ご協力いただいた方々、ありがとうございました。

ーー 岡本宏前ライトハウス理事長がご逝去 −−

 前のライトハウス理事長で、同じく前の視障協の事務局、点字図書館長の岡本宏氏が7月1日に逝去されました。
 昨年から何度かの手術を経て、病と闘っておられましたが、早すぎる別れとなりました。昭和19年のお生まれだと思います。
 長年のご功績を讃え、感謝とともに、心からのご冥福をお祈り申し上げます。
 理事長職は岡本氏の辞職願を受けて、6月6日の理事会において、後任に出垣仁氏が就任されました。
 視覚障害との関係には理事となられてのことで、それほど深い関りではありませんが、長く社会保険労務士として、また成年後見にも関わっておられるおだやかな方です。
 今後とも宜しくお願いします。

<先月のあゆみ(7月)>
 7月 2日(土)  午前、日視連あはき協議会の代議員会がオンラインで開催。
 7月19日(火)  県障害福祉課、伯耆塾、支援センター、視障協とのオンラインによるICTサポートに関する意見交換会。
 7月22日(金)  午前、境港市のミナトテラスの見学会。
 7月31日(日)  午前倉吉体育文化会館で本会理事・役員会。

<今後の予定(8月〜)>
 9月10日(土)  翌11日にかけて、広島市で第70回中国ブロック視覚障害者福祉大会。
 9月29日(木)  中部支部は三朝町のバイオリン工房などを見学し、歩行訓練も予定。
10月 2日(日)  東部支部と西部支部はドイツの森、中部地区での支部交流会を予定。
10月30日(日)  米子市身障センターで文化祭予定。

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