□ 鳥取ジャーナル第468号 □


鳥取県視障協発行(R05.08)


ーー 新たなJR米子駅、がいなロードの見学会を開催 −−

 7月29日に利用が開始された新たなJR米子駅と南北自由通路のがいなロードの見学会が、翌30日の午後に現地で開催された。
 猛暑の続く中ではあったが、関心が高いことから当事者と介助者を含めた15人程度が参加し、JR米子駅職員、米子市の都市整備課、シャミネ米子の社員の案内で、新たに改札が2階になった駅舎と、繋がるがいなロードや駅ビルのシャミネ米子を見学し、合わせて視覚障害者用の設備について説明を受けた。
 緑の窓口と改札が2階に、がいなロードとも繋がる2階の駅ビルには輸入食品やドラッグストアと土産物店、1階には焼き肉店とパンと喫茶の店が入っていて、コンビニも併設されている。
 駅事態の便利さ向上や線路で分断されていた南北の行き来がしやすくもなるが、今後の課題は南側の振興が進むかどうかのようだ。
 暑い中対応していただいたJRを始めとする職員の方々、また参加された方々にはご苦労様でした。

ーー よなごプレミアムポイントが8月1日から利用可能に ーー

 米子市の方向けの情報です。
 米子市ではスマホ決済のJ-Coinで対象店舗で決済すると、20パーセントがボーナスポイントとして還元される物価対策が8月1日から10月25日まで行われます。
詳しくは下記を参照下さい。
J-Coinとは? https://j-coin.jp/お買い物金額の20%をJ-Coinボーナスでプレゼント!
https://yonago-point.com/
 J-Coinペイアプリをインストールして銀行口座と紐付けて利用しますが、顔写真とマイナンバーカードを撮影しての本人認証が必要だったり、画像認証があったりと、セキュリティが強固なのはいいですが、視覚障害者が独自で設定することはまず不可能で、初期設定のみサポートを必要とします。
 環境と興味のある方はチャレンジして見られたらと思いますが、そもそもこのようなスマホ利用に限定した物価対策で本当に困っている人に届くのか、首を捻る気もします。
 なお、利用店舗は市内に限られますが、他にお住まいの方でも利用は可能です。

ーー 65歳以上の米子市民の方にフレイル度チェックの案内状が送られました ーー

 こちらも米子にお住まいの方への情報です。
米子市では、令和3年12月にフレイル対策実行指針を発表し、市を上げてフレイル予防に力を入れていて、フレイル対策推進課も設置されました。
 フレイルとは、厚労省の研究班によると、加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像とされています。
 その施策の一つとして、この度フレイル度チェックの案内が送信されましたので、市のホームページから引用します。
 発送に当たって、事前に相談はありましたが、点字や音訳化することはできませんでしたので、内容は読んでもらうしかありませんが、後で紹介するスマホのアプリもありますので、2種類の番号さえ分かればスマホの方はそちらの方が便利かと思われます。
 強制ではなく、あくまで任意ですがフレイル予防は視覚障害者も無縁ではありませんので、関心をお持ちの方は、このプログラムに参加されてみられてはいかがでしょうか。
ここからホームページからです。
始めてみませんか?「フレイル予防」
米子市では、令和5年度中に満65歳以上となる市民のみなさまへ、フレイル度チェックのご案内を発送しました。(令和5年7月10日発送)
フレイル度チェックは25項目の質問に回答するだけの簡単な方法で、「健康」・「プレフレイル」・「フレイル」のうち、現在どのような状態かを判定します。
今回、フレイル度チェックに参加された方には、フレイル予防に取り組むきっかけとなる支援をご用意しています。
まずはチェックに参加して、フレイル予防を始めてみませんか?
対象
令和6年4月1日までに満65歳以上となる米子市民で、要支援または要介護認定のない方。
フレイル度チェックの案内状に記載の「フレイル度チェック番号」と「確認番号」は、あなたが本事業の対象者であることを確認するためのものです。なくさないように大切にしましょう。
内容
フレイル度チェックの回答
次の3種類の方法から、ご都合のよい方法で回答していただけます。
フレイル度チェック会場でチェック
市内19か所の会場(委託施設)でフレイル度チェックを受けていただけます。
フレイル予防アプリの使い方や回答方法、チェック結果の解説やアドバイスまで、会場のスタッフが分かりやすくお伝えします。
持ち物:お送りした案内状の同封物一式(フレイル度チェック票、事業案内チラシ(カラー)、同意説明書兼フレイル度チェック実施会場一覧)
※スマートフォンをお持ちの方はご持参ください。(スマートフォンをお持ちでない方には、会場の機器で対応します。)
 ご自身でフレイル予防アプリをダウンロードしてチェック
お手持ちのスマートフォンにフレイル予防アプリをダウンロードして、回答していただけます。結果はアプリ上ですぐに確認することができます。また、アプリをダウンロードしておくといつでも繰り返しチェックすることが出来ます。
 郵送回答でチェック
お送りした案内にはフレイル度チェック票及び返信用封筒を同封しています。
フレイル度チェック票に回答を記入し、ご返送いただくことも可能です。
※郵送回答の方への結果通知には1か月半程度の時間を要します。
結果に応じたフレイル予防の取組支援
フレイル予防実践教室【令和5年8月1日から開始】
フレイル度チェックの結果が「プレフレイル」または「フレイル」の方が対象です。
フレイル予防のことを学び、実践する、3か月間の教室に参加できます。教室に通う際の送迎支援を行っている会場もあります。フレイル予防のポイント(運動・栄養と口腔機能・認知機能・社会参加)を学んだり、実際に運動などに取り組むことで、フレイル状態の改善をめざしましょう。
参加申込み方法
アプリでフレイル度チェックをされた方:アプリ上で、希望する教室を申込み。
アプリ以外でフレイル度チェックをされた方:フレイル度チェック会場でスタッフを通じて、または各教室へ直接電話等で申込み。
フレイル予防優待チケット【令和5年8月1日から開始】
フレイル度チェックの結果が「健康」の方が対象です。
フレイル予防に取り組む際に利用できるフレイル予防優待チケット(6枚つづり)を差し上げます。このチケットで本事業に参加しているフィットネス、ジムやカルチャースクールなどのフレイル予防応援事業所を利用する際、店舗ごとに設定された特典が受けられます。
チケットの種類
アプリでフレイル度チェックをされた方:電子チケット(アプリ上に表示)
アプリ以外でフレイル度チェックをされた方:紙のチケット
※フレイル度チェック回答後にチケットの種類を変更することはできません。
その他
このほかにもフレイル予防の取り組みを多数実践していますので、ぜひご利用ください。
お問い合わせ先
フレイル対策推進課
所在地/〒683-0811 鳥取県米子市錦町1丁目139番地3 (ふれあいの里3階)
電話/0859-23-5458 Eメール/ fureiru-taisaku@city.yonago.lg.jp

ーー フレイル予防アプリがダウンロード可能に ーー

フレイル予防をもっと身近に感じ、日常的に取り組んでいただくために、米子市フレイル予防アプリを配信中です!
いつでもどこでもフレイル度チェックが実施できるほか、日々の運動や栄養管理ができる機能も搭載しています。65歳未満の方も利用できますので、皆様の日々の健康づくりにぜひお役立てください。
主な機能
米子市からのお知らせ機能
米子市からフレイル予防に役立つ情報を配信します。市の主催するフレイル予防教室等の最新情報もいち早く知ることができます。
フレイル度チェック機能
25項目の質問に答えてフレイル度を判定します。過去のチェック結果は記録され、後で見返すことができます。
わたしの記録機能
食事、運動、体力測定の結果など、日々の健康づくりの取組を記録できます。生活の振り返りと、フレイル予防実践にご活用ください。
フレイル予防実践教室の申込み及び記録機能
フレイル予防実践教室(フレイルのことを学び、実践する3か月間の教室)への参加申込み及び参加記録ができます。
※満65歳以上の米子市民で、フレイル度チェックの判定が「フレイル」・「プレフレイル」の方が対象です。
フレイル予防優待チケット機能
市内のフィットネス、カルチャースクール等でフレイル予防に取り組む際にご活用いただける優待チケットを、アプリ上で受け取れます。
※満65歳以上の米子市民で、フレイル度チェックの判定が「健康」の方が対象です。
ダウンロード方法
AppStoreまたはGooglePlayで「米子市 フレイル」と検索して下さい。
お問い合わせ先
フレイル対策の事業に関するお問い合わせ
米子市福祉保健部フレイル対策推進課
電話:090-9710-2276、090-9710-2288 FAX:0859-23-5460
アプリに関するお問い合わせ
株式会社エッグ
電話:0120-006-896 FAX:0859-36-8882

<先月のあゆみ(7月)>
 7月16日(日)  皆生トライアスロン選手へのケア活動。
 7月27日(木)  西部支部は訓練事業、身障センターで午前ヨーガ教室。
 7月30日(日)  午後、新JR米子駅・がいなロードの見学会。

<今後の予定(8月〜)>
 8月 6日(日)  倉吉体育文化会館で本会理事・役員会。
 8月27日(日)  西部支部は午前米子駅周辺で弱視者向けの歩行訓練。
 9月 9日(土)  岡山市で第71回中国ブロック視覚障害者福祉大会〜10日(日)。

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