□ 鳥取ジャーナル第470号 □


鳥取県視障協発行(R05.10)


ーー 第71回中国ブロック視覚障害者福祉大会が岡山県で開催 −−

 コロナ禍でここ数年は縮小したりオンラインとの併用で開催されていた中国ブロックの福祉大会が、久々に全面的に対面で岡山県で開催され、本県からも付き添いを含めて14名が参加した。
 初日の9日の会議と二日目の式典・議事が岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館で、9日夜の意見交換会・交流会が岡山プラザホテルで開催された。
 久々の大勢での対面での開催とあって、やはり対面で集まるのがいいねとあちこちで声が聞かれた。
 来年度は広島県福山市での開催が予定されている。
 大会での決議は以下の通り。
一、同行援護における地域間格差をなくし、利用時間の制限撤廃とともに、個人のニーズに合った支給量が認められるよう要望する。
一、入院中に居宅介護等のヘルパーを利用できるよう要望する。
一、自治体に対し、地域生活支援事業における意思疎通支援事業の代読・代筆サービスの明確な位置付けとその実施を要望する。
一、日常生活用具、及び補装具の基準額を現在の価格上昇に応じて引き上げるよう要望する。
一、マイナ保険証への全面切り替えを見直し、現行保険証の存続を要望する。
一、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの定義を明確にし、広く周知できるよう要望する。
一、あはきにおける無免許・無資格医業類似行為者、及び違法業者を排除するよう、取り締まり強化を推進し、視覚障害あはき師の生計と職域が守られるよう要望する。
一、あはき施術者が積極的に業務拡大を目指す為に、また、無免許業者との差別化を図る施策の一つとして、「雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」の更なる周知、及び利用を図ることが出来る環境づくりを要望する。
一、視覚障害者の職域拡大のために公的機関、及び民間企業が視覚障害あはき師をヘルスキーパーとして優先的に採用するよう要望する。
一、療養費の支給申請書等、視覚障害あはき師が容易に記入できる書式のデジタル化を推進するよう要望する。
一、テレビ放送において、緊急放送、ニュース速報、及び放送中のテロップ等の音声化、並びに外国語字幕の音声化、または日本語への吹き替えを行うよう要望する。
一、全国で、駅の無人化が増加している。視覚障害者が安心安全に利用できるように、分かりやすい場所への音声案内によるインターホンの設置、及び誘導用ブロックの敷設に加え、人的サポートの充実を要望する。
一、JR券売機の操作において、視覚障害者が一人で操作できるようAI等を活用した音声認識技術を取り入れるよう要望する。また、列車乗降の際、手動ドアの開閉において乗務員の配慮を要望する。
一、大型商業施設等にセルフレジやタッチパネル等の非対話型システムを導入する場合は、視覚障害者が1人で利用できるよう、AI等を活用した音声認識技術を取り入れるよう要望する。また、セルフレジに店員等の呼び出しボタンを付ける等、視覚障害者が利用しやすいシステム作りを要望する。

ーー 点字図書館主催の同行援護に関する研修会が倉吉で開催 ーー

 視覚障害者にとって非常に重要なサービスである同行援護に関する研修会が、ライトハウス点字図書館の主催で11月6日の月曜日に、倉吉の駅パルで開催されます。
 中部支部に限らず、どなたでも結構ですが、多くの方が参加して下さるようお願いします。
 内容は以下要項を参照下さい。

 この度点字図書館として初めて同行援護に関する幅広い方を対象にした研修会を全国組織の会長及び事務局を京都からお招きし実施します。
同行援護に関する最新の正しい情報が得られると期待しています。:点字図書館長。


令和5年度同行援護に関する研修会開催要綱

目的  鳥取県内における同行援護制度、代読・代筆制度の普及や利用を促進する為。
対象者  同行援護事業所、相談支援事業所、県・市町村障がい福祉担当者、並びに当事者。
日時  11月6日(月)13時30分から16時
場所  駅パル 倉吉 多目的ホール(倉吉駅ビル内)
講師  同行援護事業所等連絡会 会長 松永信也氏
同行援護事業所等連絡会運営委員(事務局)  平井敬子氏
内容  ・同行援護制度利用者の話
    ・同行援護制度、代読代筆制度に係る全国的な動き
    ・鳥取県の同行援護制度に対する取組み(鳥取県障がい福祉課担当者)
    ・県内における同行援護制度、代読代筆制度の現状と課題
    ・情報交換、意見交換、質疑応答等
申込締切  10月31日(火)までに門脇館長まで。

ーー 令和5年度中国ブロック三療研修会の開催について ーー

 中国ブロック三療研修会の案内が届きました。
 今年は下記のように広島県と広島市の共催で開催されます。
 関心をお持ちの方は申し込みますので、ご連絡下さい。
 ここから内容です。
以下開催要項
令和5年度中国ブロック三療研修会
開催要項
1 目的
中国ブロックのあはき担当者が一堂に会し、三療業界の抱える課題について協議する
と共に、研修会を通じて視覚障害者あはき師の技術の向上を目的に開催する。
2 主催
公益社団法人 日本あん摩マッサージ指圧師会中国ブロック会
社会福祉法人 広島県視覚障害者団体連合会
公益社団法人 広島市視覚障害者福祉協会
3 共催
社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合あはき協議会
公益社団法人 日本あん摩マッサージ指圧師会
4 生涯研修
公益財団法人東洋療法研修試験財団の生涯研修会(単位数5)として承認済
5 期日
令和5年11月4日(土)〜5日(日)
6 会場
@ 研修会場: 広島市総合福祉センター(BIG FRONT ひろしま)
           〒732-0822 広島市南区松原町5番1号
             電話 082−264−6404
A 交流会場: ホテルグランヴィア広島
7 受講料(昼食代) 一 人 2,000円(昼食代を含む。) 
付添者 1,000円(昼食代)
8 交流会参加費  9,000円
9 日程
11月4日(土曜日) BIG FRONTひろしま 5階
13時00分〜13時30分 受付
13時30分〜13時45分 開会式
13時45分〜15時00分 第一研修
テーマ: 「日マ会の活動報告」
講師: 日本あん摩マッサージ指圧師会会長
        安田 和正 先生
15時30分〜17時00分 ブロック会議 
   各団体の現状と課題発表・意見交換会
 <会場移動> ホテルグランヴィア広島
18時30分〜20時30分 交流会
11月5日(日曜日) BIG FRONTひろしま5階
9時00分〜 9時20分 受付
9時30分〜12時30分 第二研修
テーマ: 「緩和ケアに対するヘッドマッサージ」
講 師: インド式ヘッドマッサージ
 L.C.I.C.I.JAPAN代表
鈴木 陽子 先生
12時30分〜12時40分 閉会式
閉会式終了後、昼食交流会を行います。
10 宿泊について
  ※宿泊は各参加者で手配をお願い致します。
※参加希望の方は、10月6日(木)までに市川までお申し込みください。

<先月のあゆみ(9月)>
 9月 9日(土)  岡山市で第71回中国ブロック視覚障害者福祉大会〜10日(日)。
 9月25日(月)  午前米子駅周辺で西部支部の歩行訓練。

<今後の予定(10月〜)>
10月 1日(日)  東部支部は支部交流会で出雲大社参詣と歩行訓練。
10月15日(日)  西部支部は支部交流会で倉吉、三朝方面へ。
10月29日(日)  鳥取市さわやか会館で本会文化祭。
11月 4日(土)  翌5日にかけて、広島市で中国ブロック三療研修会。
11月 6日(月)  倉吉で点字図書館主催の同行援護研修会。
12月 3日(日)  米子駅を把握するための歩行訓練と食事会。
12月17日(日)  倉吉体育文化会館で本会理事・役員会。

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