□ 鳥取ジャーナル第472号 □


鳥取県視障協発行(R05.12)

ーー コード化点字ブロックが鳥取市で稼働 −−

 以前にもお伝えしましたが、鳥取駅内から支援センターのあるさざんか会館とさわやか会館までの区間の点字ブロックに、コード化点字ブロックのコードが敷設されました。
 スマホの'walk & mobile アプリ’を起動した状態で、カメラが警告ブロック上のコードを認識すると、周辺情報や進行方向の情報をスマホから音声で知らせてくれるシステムです。
 試行敷設ということで、使ってみられての声の大きさによって、今後の敷設の進展の後押しとなりますので、使える環境のある方は、ぜひ試してみていただいて、その感想などをお寄せ下さい。
 合わせて、こちらも前にお知らせしましたが、ライトハウス内にはもう一つのナビタグとして注目されている'navilens’コードも壁面に貼り付けています。
 こちらは'navilens’アプリを起動して壁面にカメラを向けると、比較的素早く認識し、そのコードまでの距離、方向と設定されている情報を読み上げます。
 こちらも機会がありましたらお試し下さい。
 アプリのインストールなどでお困りの場合は、ライトハウスでお手伝いします。

ーー 高度化PICSが4カ所増設 ーー

 県内でスマホに対応した信号機の整備が4カ所予定されていましたが、検討の結果、下記の4カ所に新たに整備されることになりました。これで県内で7カ所となります。
 年度内のことなので、2月か3月になるのかも知れませんが、その際にはまたお知らせしますので、有効にご利用下さい。
   @ 鳥取市幸町22番先      「幸町交差点(鳥取市役所前)」
   A 鳥取市末広温泉町462番5先 「末広温泉町」
   B 倉吉市山根582番4先    「倉吉体育文化会館入口」
   C 米子市末広町293番先    「ビックシップ前」

ーー ガイドヘルパーの日創立イベントがyoutubeで配信 ーー

 12月3日は視覚障害者ガイドヘルパーの日、3日から10日までをガイドヘルパーの日週間として記念日登録されましたが、設立記念のイベントがyoutubeでライブ配信されます。
 あいにくその日が西部では歩行訓練とバッティングしていますが、以下を参照いただいて、時間のある方はご覧下さい。
 ここからチラシに書かれているプログラムの内容です。
「視覚障害者ガイドヘルパーの日」設立記念式典 プログラム
 ●主催
  社会福祉法人日本視覚障害者団体連合
  社会福祉法人日本視覚障害者団体連合 同行援護事業所等連絡会
 ●後援
  厚生労働省、(福)日本盲人福祉委員会、(福)日本盲人社会福祉施設協議会、全国盲学校長会、(特非)全国視覚障害者情報提供施設協会、(特非)全国盲導犬施設連合会、日本歩行訓練士会、(公社)日本眼科医会
 ●開催日
  令和5年12月3日(日)13時00分〜14時20分
 ●開催方法
  YouTubeによるライブ配信
   ※URL https://youtube.com/live/zv0QUHpSm-M
   ※ホスト会場 日本視覚障害者センター 2階研修室
         (東京都新宿区西早稲田2−18−2) 
プログラム
 ●司会
  社会福祉法人日本視覚障害者団体連合 常務理事 三宅 隆
      同 同行援護事業所等連絡会 運営委員 平井 敬子

1 開会 13時00分〜
 ●主催者挨拶
  社会福祉法人日本視覚障害者団体連合 会長 竹下 義樹
 ●来賓挨拶
  厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部 部長 辺見 聡  様
2 記念講演「同行援護の歴史と将来」 13時15分〜
 視覚障害者が安心安全に外出するための同行援護は、制度化されて10年が経過しました。記念講演では、同行援護に関する歴史を紹介し、同行援護が進むべき将来を考えます。
 ●講師
  公益財団法人日本盲導犬協会 評議員 坂本 洋一 様
3 記念日登録証授与式 13時35分〜
 「視覚障害者ガイドヘルパーの日」は一般社団法人日本記念日協会に認定された記念日になります。初めての記念日に開催する設立記念式典では、同協会より記念日登録証の授与が行われます。
 ●プレゼンター
  一般社団法人日本記念日協会 事務局長 田宮 智康 様
  【一般社団法人日本記念日協会の概要】
   企業、団体、個人などによってすでに制定されている記念日、新しく制定をした記念日についての認定と登録を行っています。これにより、その記念日の正確な日付、由来、活動内容などを把握し、販売促進、広報活動を支援しています。認定登録された記念日は、日本記念日協会のホームページ上で公開するほか、提携各社への記念日情報の提供、各メディアからの取材対応など、さまざまな形でPRします。2023年10月末現在で2600件を超える記念日が認定登録されています。
   URL https://www.kinenbi.gr.jp/ 
4 同行援護功労者表彰 13時40分〜
 同行援護の発展に寄与した者に対して主催者より感謝状を贈呈します。
5 全国横断マイクリレー 13時45分〜
 全国各地の同行援護の利用者、ガイドヘルパー、事業所担当者が、同行援護に対する思いを語ります。マイクリレーを通して、全国で同行援護の大切さを共有し、全国で同行援護の利用者やガイドヘルパーを増やしていくことを目指します。
 ●コーディネーター
  社会福祉法人日本視覚障害者団体連合 同行援護事業所等連絡会 副会長・事務局長 金村 厚司
 ●発言者
 A 利用者代表
  公益社団法人札幌市視覚障害者福祉協会 会員 澤田 貴昭
  社会福祉法人岩手県視覚障害者福祉協会 会員 盛内 優子
  社会福祉法人新潟県視覚障害者福祉協会 理事長 木村 弘美
 B ガイドヘルパー代表
  株式会社あじさい ガイドヘルパー 本部 和裕
  NPO法人グローイングピープルズウィル 居宅・同行援護事業所アンサン
ブル ガイドヘルパー 北村 容子
 C 事業所代表
  NPO法人福岡市視覚障害者サポートセンター 事業所管理者 横手 太輔
6 閉会 14時15分〜
 ●閉会挨拶
  社会福祉法人日本視覚障害者団体連合 同行援護事業所等連絡会 会長 松永 信也

「視覚障害者ガイドヘルパーの日」について
 視覚障害者が安心安全に外出するための同行援護は、制度化されて10年が経過しました。その間、同行援護を利用する視覚障害者は拡大の一途を辿り、現在では視覚障害者の外出を保障する仕組みとして、白杖を利用した単独歩行、盲導犬を利用した歩行とともに最も重要な外出保障の手段となりました。
 しかし、同行援護はまだまだ社会で広く知られているとは言えません。また、その担い手であるガイドヘルパーの不足が続いており、新たなガイドヘルパーの養成が喫緊の課題となっています。そうした課題を解決するためには、社会に視覚障害者の外出を支援するガイドヘルパーの必要性を広く周知することが重要です。同行援護の充実・発展によって、人と人とのつながりが広がり、その結果と
して視覚障害者の社会参加が促進され、共生社会の実現に結びつくことが期待できます。
 そこで、同行援護を創設した改正障害者自立支援法が成立した日(平成22年12月3日)を踏まえ、12月3日を記念日「視覚障害者ガイドヘルパーの日」としました。また、同法の公布日(平成22年12月10日)を踏まえ、12月3日から10日までを記念週間としました。記念日及び記念週間を通して、同行援護等の視覚障害者の外出を保障する諸制度の理解を促しつつ、制度の更なる発展を目指し、さらに、その支援者たるガイドヘルパーの地位向上や人材確保も同時に目指すための活動を行っていきます。



<先月のあゆみ(11月)>
11月 4日(土)  翌5日にかけて、広島市で中国ブロック三療研修会。
11月 6日(月)  倉吉で点字図書館主催の同行援護研修会。
11月 6日(月)  生活訓練で、午前身障センターで生活と音楽。
11月27日(月)  生活訓練で午前ライトハウスで点字教室。

<今後の予定(12月〜)>
12月 3日(日)  米子駅での歩行訓練と食事会。
12月11日(月)  午後ライトハウスでユニボイスコード利用の講習会。
12月17日(日)  倉吉体育文化会館で本会理事・役員会。
令和6年
 1月21日(日)  米子サン・アビリティーズで午前フライングディスク教室。