□ 鳥取ジャーナル第480号 □

                    鳥取県視障協発行(R06.8)

ーー 皆生トライアスロン選手へのケア活動を実施 −−

 コロナ禍の4年間の中止を挟んで昨年から再会された皆生トライアスロン選手へのケア活動が7月14日の午後に行われた。
 昨年までがゴール地点から離れた体育館での実施だったために、訪れる選手が少なめだったことを受けて、場所を今年はゴール地点にほど近いテントに移し、鍼のブースとマッサージのブースの二つのテントで実施した。
 あいにくの雨が降り続いた中ではあったが、80名以上の選手に施術を行い、終了の午後7時を過ぎてから来られる選手も多くあった。
 今回も本会三療部会と一般社団法人鳥取県鍼灸マッサージ師会と鳥取県鍼灸師会の地元会員有志が大会に協力しての共催で開催した。
 選手からありがたいと感謝の言葉もたくさん聞かれ、久々にやった感のあるケア活動であった。

ーー マイナンバーカードの電子証明書の更新について ーー

 既にご存じの方も多いと思いますが、苦労をして取得したマイナンバーカード、カード自体の更新期限は10年ですが、マイナンバーカードに搭載されている「電子証明書」については更新期限が5年となっています。
 電子証明書は、マイナポータルへのログインやe-Taxなど、オンラインでの行政サービスの多くで活用されます。コンビニでの住民票等の交付などでも使われますので、多くの便利な機能は電子証明書が必要となります。従って、電子証明書を更新しておかないとその本領を発揮できないことになります。
 電子証明書の更新では、自治体にもよりますが、更新期限が3カ月前に迫ると自治体から封書が送られてきます。この中には、電子証明書の更新手続の案内書と有効期限通知書、代理人申請に必要な照会書兼回答書と封筒が同封されています。
案内書によれば、更新手続きはマイナンバーカードと有効期限通知書を持って、自治体の窓口に行けばよいとのこと。カードは更新しないので顔写真は不要です。なお、一部の自治体では更新が予約制となっているようですが、今回米子市役所に行ったところ予約不要でした。
 米子市からは封筒の裏面に通知書の点字が貼られていました。
 カード自体の交換はないので、基本的には、マイナンバーカードと届いた有効期限通知書を持って窓口に行き、申込書に記入、代筆で問題なしでした。
 ただ、取得時に設定した2種類のパスワードを覚えておくと流れがスムーズです。忘れても再設定はできますが。
 最後に、マイナンバーカードをセットした液晶モニターと端末を使いながら、自分でパスワードを入力して完了です。
 職員の指示に従って、しかも同伴者に代理で操作してもらい完了してカードを受け取りました。
 電子証明書の機能は不要という方はマイナンバーカードとしては10年間有効ですので、今回の更新は必ずしも必須ではありませんが、保険証機能を利用しようとする場合必須となりますので、通知書が届いた場合、お忘れのないようにご注意下さい。

ーー 104番の番号案内、電話帳(タウンページなど)を終了 ーー

NTT東日本・西日本は7月19日、電話帳(タウンページなど)と104番の番号案内を終了すると発表しました。
2026年3月末をもって終了となります。
電話帳や104番はこれまで電話番号を調べる手段として提供されてきましたが、電話番号の検索方法の多様化、タウンページへの広告掲載数の減少、番号案内の利用数の大幅減を踏まえ、紙資源消費削減の観点からも終了するとしています。
電話番号案内は1890年に電話交換業務が始まったのと同時に始まり、1953年には市内番号案内が104番、市外番号案内が105番となり、紙の番号簿を利用してオペレータが回答していとのことです。
1986年にはコンピュータによる案内業務が開始、1989年には全国の電話番号を104番で受け付けるようになり、この時期が問い合わせ件数ではピークになっていたとのこと。
電話帳・番号案内の終了後はNTTタウンページがネット上で提供する「iタウンページ」で電話番号の検索が可能です。
タウンページは2024年12月までは全職種を掲載した紙媒体で発行し、2025年1月から2026年3月までの最終版は、職種を絞った冊子版と、ネット上で全職種を閲覧できるWeb版を提供予定です。
 なお目の不自由な人向けの「点字電話帳」は継続して提供し、障害者向けの無料の電話番号案内「ふれあい案内」も継続するとしています。
ちなみに固定電話番号を五十音順で掲載した「ハローページ」は、2023年2月をもって発行を終了しています。
 なお、日本で初めて電話帳が発行されたのは明治23(1890)年で、「電話加入者人名表」という197人の電話番号と名前が掲載された1枚の紙でした。
 日本の点字が制定された年ですね。
当時は電話そのものが珍しく、加入者が少なく、電話番号1番の東京府庁から始まり、官公庁や新聞社、銀行に交じって、渋沢栄一や大隈重信など、近代日本を代表する人物の名前が並んでいたようです。
1983(昭和58)年に電話帳の愛称を一般公募し、職業別電話帳「タウンページ」と、50音別電話帳「ハローページ」(企業名編&個人名編)の名称が決定されました。
電話帳を使って自分と同じ名字、珍しい名字を探して遊んだ覚えのある方も多いと思いますが、今では個人情報が問題になるが、昔はこんなふうに開けっぴろげでした。
学校でもプライバシー保護の点から住所と電話番号の掲載された生徒名簿がほとんど廃止、連絡網は固定電話を持たない保護者が増えたから廃止、代わりに学校から一斉にメールが送られるようになりました。
 これも時台の流れですね。

<先月のあゆみ(7月)>
 7月 7日(日)  米子市公会堂で県保険鍼灸マッサージ師会の研修会と総会。
 7月14日(日)  皆生トライアスロン選手へのケア活動。
 7月29日(月)  午後身障センターで訓練でのヨーガ教室。

<今後の予定(8月〜)>
 8月 6日(火)  午後、県庁で要望活動。
 8月11日(日)  倉吉体育文化会館で本会第2回理事・役員会。
 8月18日(日)  午前鳥取市内で高度化点字ブロックを活用しての歩行訓練。
 9月 7日(土)  翌8日にかけて、日視連中国ブロック福祉広島県大会。
 9月29日(日)  午前、皆生市民体育館でフライングディスク体験教室。