公益社団法人   鳥取県視覚障害者福祉協会


最終更新:2017−12−11


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視覚障害者誘導のポイント


   まえがき
 皆さんは「目の不自由な人」と言うと、今あなたが突然目をつむったと同じ状態で、動くことさえ怖いように想像されるのかも知れません。
 しかし、それは誤解で、目の不自由になれている障害者は日常生活を自力でこなせるように努力していますので、適切な手助けさえあれば皆さんと変わりない行動ができると言っても過言ではありません。
 この「適切な手助け」の要領を以下に列記しますので、あなたが遭遇されるかも知れないケースを想像してみて下さい。ボランティアを意識し過ぎて過剰な世話になる場合もありますが、それを恐れずに、一寸見て何か探している様子、困って誰かの手を借りたい様子を見つけたらやさしく声をかけて下さい。
 尚、「差別用語」に「めくら」「あんまさん」「盲人」がありますが、「目の不自由な人」「視力障害者」「視覚障害者」などと呼ぶ方が適当でしょう。

   一口に視覚障害者と言っても
 視覚障害者の半数以上は「弱視」と言われる人です。出合った時、「どの程度見えますか」と率直に尋ねて下さい。失礼にはなりません。複数の視覚障害者がいる場合、「手を引きましょうか」「ご案内しましょうか」と聞いてみて、弱視で一人歩きのできる人なら後について来るように言えばいいですし、空いた手で他の全盲の誘導をすることもできます。また、弱視の場合ならトイレも入口まで案内すればよく、会議場なども「この廊下の突き当たりを右に曲がって直ぐの部屋です。」などと言葉で説明するだけで十分です。以下は重度の視覚障害者、全盲を対象として列挙します。

   目の不自由な人にに出会ったら
 目の不自由な人に出会ったら、声をかけてから軽く手を取って、自分を紹介します。目の不自由な人は「手」が目の代わりをします。握手と声で相手の位置や距離がわかりますから、気楽に挨拶が返せるようになります。


   集会場で視覚障害者が手をあげた場合
 集会の場で目の不自由な人が手をあげた場合、あなたを呼んでいる時です。全般を見渡して、見つけたら直ぐ傍に行って用事を聞いて下さい。

   道や場所を尋ねられたら
 「あちらです」とか「東西南北」で答えるのではなく、目の不自由な人の立っている場所を起点として、「前後」「左右」と具体的に指示して下さい。

   見えない人を道路や廊下で誘導する時は
 見えない人を道路や廊下で誘導する時は、本人より一歩前に位置し、自分の左右いずれかの肩か肘のあたりを軽く持たせて先に歩きます。
 歩く速さは極端に落とす必要はなく、大切なのは横二人分の幅を確保することです。途中、通路が狭くなる時は、「ここから一寸狭くなります」といって歩調を落とし、真後ろを歩かせるようにして下さい。

   階段では
 階段では「上がります」「下ります」と声をかけ、自分が前になって上がり下りします。目の不自由な人はあなたの肩や肘の上下で段の継続状況を知ります。また、事前に何段くらい上がります、下りますと伝えた方がいいですし、更には、上がり終わり、あるいは下り終わる前では、「後2段です」とか「終わりです」とかも付け加えた方がいいでしょう。
 また、溝や障害物も同様に事前に知らせましょう。エレベーターの場合は、出入りの際に「乗ります」とか、「降ります」とか伝えて下さい。

   室内や集会所に案内した時は
 室内や集会所に案内した時は、部屋の広さ、おおよその様子、集まっている人の概数や室内の主な顔ぶれや上座などもわかれば伝えて下さい。

   椅子に案内してかけさせる時は
 腰を落とせばそのまま座れる位置に誘導して、肩を押さえるのは一見親切そうですが、当人は不安なものです。椅子の背もたれに触れさせて下さい。これだけで椅子の向き、高さを知り、自分で座ることができます。
着席した時、もしもテーブルに湯飲、灰皿などがある場合は、それらにもそっと手を伸ばして触れさせて下さい。

   お茶などをすすめる場合は
 お茶やコーヒーなどが出された場合は、最初だけ手を添えて確認させてもらえると安心して飲むことができます。どこにあるのかな、などと思いながら怖々と手さぐりで捜すようなことはしなくてすみます。
 「6時のところに置きますよ。」などと言ってお茶を出してくださる人もありますが、このように時計の文字盤の位置で知らせてくれるのもよい方法の一つです。
 最初はお茶を右前に置いてくれたのに、お茶を入れかえた時、位置を変えて左前に置かれたりするのはとても困ることです。左前には何もないと思い、手を出してうっかりこぼすような失敗をしてしまいます。こうしたことはお茶に限らず位置を決めて置いてあるものは常に同じ位置に置くように配慮して下さい。

   食事の時は
 食事はみんなで楽しくしたいものです。一方的に食べ物を次々に取ってくれるような親切は見えない人にとっては愉快なものではありません。時計の方角であらかじめ食べ物の種類や位置を教えてもらえると、自分で好きなものを食べられる訳です。
 尚、その際に器などに手を触れさせてもらえると、形や大きさなども分かります。そのほか色や模様など説明してもらえると、より一層楽しい食事になるでしょう。

   乗用車に案内する時は
 乗用車に案内する時は、ドアかシートに手を触れさせてもらうと車の前後の向きや高さがわかります。

   トイレへの案内
 トイレへ案内を頼まれた時は、「ここがトイレです」とトイレの入口まで案内したのでは不十分です。便器の前まで行き、中央の位置、方向や紙の位置、レバーの位置などをはっきり教えてから外で待って下さい。また、自分で案内した人は、確実に元の場所・席まで連れて帰って下さい。

   金銭の受渡し
 金銭の受渡しに間違いがあるとお互いに不愉快です。紙幣の種類、硬貨の枚数を確認したりして時間をかけ、くれぐれも間違いのないようにしましょう。

   多人数を誘導の時
 多人数を同時に誘導したり、又賑やかな場所に誘導することもあります。大きな声で適切な説明をすることに心がけましょう。

   あなたが付き添っている人の傍を離れる時
 あなたが付き添っている人の傍を離れる時には、その旨を言いましょう。通路などで急用のためやむなく離れなくてはならない時には、通行の邪魔にならない脇に寄って、すぐに戻ることを話してから離れましょう。

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