公益社団法人
鳥取県視覚障害者福祉協会
最終更新:2023−10−02
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事業報告
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令和5年度 事業報告
第71回中国ブロック視覚障害者福祉大会が岡山県で開催
コロナ禍でここ数年は縮小したりオンラインとの併用で開催されていた中国ブロックの福祉大会が、久々に全面的に対面で岡山県で開催され、本県からも付き添いを含めて14名が参加した。
初日の9日の会議と二日目の式典・議事が岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館で、9日夜の意見交換会・交流会が岡山プラザホテルで開催された。
久々の大勢での対面での開催とあって、やはり対面で集まるのがいいねとあちこちで声が聞かれた。
来年度は広島県福山市での開催が予定されている。
大会での決議は以下の通り。
一、同行援護における地域間格差をなくし、利用時間の制限撤廃とともに、個人のニーズに合った支給量が認められるよう要望する。
一、入院中に居宅介護等のヘルパーを利用できるよう要望する。
一、自治体に対し、地域生活支援事業における意思疎通支援事業の代読・代筆サービスの明確な位置付けとその実施を要望する。
一、日常生活用具、及び補装具の基準額を現在の価格上昇に応じて引き上げるよう要望する。
一、マイナ保険証への全面切り替えを見直し、現行保険証の存続を要望する。
一、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの定義を明確にし、広く周知できるよう要望する。
一、あはきにおける無免許・無資格医業類似行為者、及び違法業者を排除するよう、取り締まり強化を推進し、視覚障害あはき師の生計と職域が守られるよう要望する。
一、あはき施術者が積極的に業務拡大を目指す為に、また、無免許業者との差別化を図る施策の一つとして、「雇用施策との連携による重度障害者等就労支援特別事業」の更なる周知、及び利用を図ることが出来る環境づくりを要望する。
一、視覚障害者の職域拡大のために公的機関、及び民間企業が視覚障害あはき師をヘルスキーパーとして優先的に採用するよう要望する。
一、療養費の支給申請書等、視覚障害あはき師が容易に記入できる書式のデジタル化を推進するよう要望する。
一、テレビ放送において、緊急放送、ニュース速報、及び放送中のテロップ等の音声化、並びに外国語字幕の音声化、または日本語への吹き替えを行うよう要望する。
一、全国で、駅の無人化が増加している。視覚障害者が安心安全に利用できるように、分かりやすい場所への音声案内によるインターホンの設置、及び誘導用ブロックの敷設に加え、人的サポートの充実を要望する。
一、JR券売機の操作において、視覚障害者が一人で操作できるようAI等を活用した音声認識技術を取り入れるよう要望する。また、列車乗降の際、手動ドアの開閉において乗務員の配慮を要望する。
一、大型商業施設等にセルフレジやタッチパネル等の非対話型システムを導入する場合は、視覚障害者が1人で利用できるよう、AI等を活用した音声認識技術を取り入れるよう要望する。また、セルフレジに店員等の呼び出しボタンを付ける等、視覚障害者が利用しやすいシステム作りを要望する。
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第3回理事会を開催
猛暑の続く8月6日の日曜日、倉吉体育文化会館において、本年度3回目の理事会を開催した。
定刻の10時15分に出席者全員が席に着いて、森下理事が開会を宣し、本理事会が定款第30条の規程に定める定足数を満たしており、適法に成立した旨を告げ、次の議案の審議を行った。
(1)第1号議案:近況報告について(報告事項)
会長から、近況報告については、特に報告することはないとのことだった。
以上の報告に対し質問・意見はなかった。
(2)第2号議案:入退会者の承認について(審議事項)
各支部とも新規入会者、退会者ともなしと報告して承認された。
(3)第3号議案:会長及び業務執行理事報告、各部事業報告について
(報告事項)
会長から、公益事業については差し障りなく事業が動いている。同行援護事業については、利用者が少しだけ増えているのが現状である。引き続き、利用者の拡大とヘルパーを増やす策を考えたいと思っている。
コンベンションセンターの自動販売機の売り上げが、コロナ禍の頃より改善し、10万を超えることもあるので、従前のように税金を収めるとマイナスになることはないと思われる。
藪田理事から、東部支部は6月18日にいなばライオンズクラブとの交流会をワシントンホテルで開催した。総勢25名参加
高田理事から、中部支部は5月14日に花回廊に研修会・歩行訓練を総勢28名参加で行った。
佐伯理事から、西部支部は
@5月29日にライトハウス主催のコード化点字ブロックの体験会に参加した。総勢15名参加。
A6月5日に米子市と各障害者団体との防災会議の意見交換会に参加した。本会西部支部5名参加。
B6月18日に米子市内下町散策の交流会と歩行訓練を行った。総勢26名参加。
C7月24日に米子市への要望活動を行った。6名参加。
D7月30日に新しくなった米子駅の見学を行った。総勢15名参加。
細田理事から、各支部で女性部訓練事業の活動を行っているとの報告があった。
山根執行理事から、障害者スポーツ全国大会鹿児島大会のサウンドテーブルテニスに、予選に勝ち上がった中原氏が鳥取県の代表選手として参加することになった。
橋谷理事からは、担当する補装具、日常生活用具の取り扱いについて、順調に取り扱っているが、ほとんどの品物が値上がりしているので、市町村に対して補装具、日常生活用具の基準額を見直してほしいと思っている。
門脇事務局長から、青年部、女性部が休部の中、生活訓練事業が順調に活動している。同行援護についても利用時間が少しずつ増えてきており、ヘルパーも登録人数も増えてきているので、赤字幅を何とか縮小したいと思っている。今年度も東部・中部・西部で同行援護ヘルパー養成の研修会が開催される。昨年度は、研修が終わってから希望者は協会に登録していただいていたが、今年度は研修を修了したらヘルパーになりますよという人に、講習会にかかる費用を協会のほうで負担するという形をとりたいと思う。
以上の報告に対し質問・意見はなかった。
(4)第4号議案:今後の事業について(報告事項)
@中国ブロック福祉大会岡山県大会について
日時:9月9日(土)〜10日(日)
場所:NPO会館(きらめきホール)
参加者:14名(東部6名、中部1名、西部7名)
交流会:岡山プラザホテル
交通機関:東部JR・中部高速バス・西部高速バス
宿泊:東横イン岡山駅西口右
以上の報告に対し質問・意見はなかった。
A文化祭について
日時:10月29日(日)
時間:10:30〜13:00
場所:鳥取市さわやか会館(多目的室)
演題:オレオレ詐欺・特殊詐欺について
講師:鳥取警察署(職員)
昼食:アルコールなしの飲み物含む1,000円
以上の報告に対し質問・意見はなかった。
B中国ブロック三療部研修会(広島県・広島市共催)について(報告事項)
会長から、詳しいことはわかっていないが、
日時:11月4日(土)〜5日(日)
場所:広島市
講演:美容マッサージについて
C各支部及び各事業について(報告事項)
○藪田理事から、東部支部は10月1日(日)交流研修会・歩行訓練として出雲大社へ行く。
○高田理事から、中部支部は10月5日(木)交流研修会・歩行訓練として倉吉美術館(触れる美術展)へ行く。
○佐伯理事から、西部支部は8月27日(日)弱視者対象の歩行訓練(米子駅前)、10月15日(日)交流研修会として、青谷歴史館と三朝バイオリン工房へ行く。
○事務局長から、新しく建てられる公的な建物には、点字ブロック、音声ガイド、トイレの音声案内をつけてもらえることは定着しているのではないかと思う。なお、点字ブロックの色について、場所によっては床の色との関係で少しわかりにくいこともあることが気になる。
以上の報告に対し質問・意見はなかった。
(5)第5号議案:高度化PICSについて(報告事項)
会長から、高度化PICSが年内に4か所取り付けられることになり、東・中・西でそれぞれ何か所か候補地を挙げている。警察としては本会の意見もよく聞いてから決めたい意向である。中部地区は高度化PICSが取り付けられていないので、候補地として優先的にお願いしているところである。
以上の報告に対し質問・意見はなかった。
(6)第6号議案:コード化点字ブロックについて(報告事項)
会長から、警告ブロックにコードを取り付け、スマホのカメラでコードを読み取ると、現在位置と周辺状況を音声でガイドするシステム、コード化点字ブロックを鳥取駅構内からさざんか会館まで工事が行われることになり、鳥取県は盆前には工事会社と正式に契約をすることになっている。その後8月末から9月にかけ現地を調査することになっている。東部支援センターが関わっていくので、東部役員の方も協力していただきたいとのことであった。また、さざんか会館からさわやか会館までは近くなので、取り付けてほしいと要望はしている。
以上の報告に対し質問・意見はなかった。
(7)第7号議案:その他
@諸家理事から、長年役員を務められた人に対して功労的なこととして、会長名で表彰状を贈ったらどうか。
A高田理事から、聴覚障害者が手話通訳を利用するときに所得制限もなく無料で利用できると聞いているが、視覚障害者が同行援護を利用すると自己負担があるが、手話通訳派遣と同じようなことにならないか。
B会長から、6月にライトハウスの評議員会と理事会があり、そこで、門脇事務局長がライトハウスの理事長に選ばれた。当会の事務局長は引き続き兼任してもらう。
以上の提案・報告に対し質問・意見はなかった。
以上をもって議案の全ての審議及び報告が終了したので、11時50分森下理事が閉会を宣し、解散した。
新たなJR米子駅、がいなロードの見学会が開催
7月29日に利用が開始された新たなJR米子駅と南北自由通路のがいなロードの見学会が、翌30日の午後に現地で開催された。
猛暑の続く中ではあったが、関心が高いことから当事者と介助者を含めた15人程度が参加し、JR米子駅職員、米子市の都市整備課、シャミネ米子の社員の案内で、新たに改札が2階になった駅舎と、繋がるがいなロードや駅ビルのシャミネ米子を見学し、合わせて視覚障害者用の設備について説明を受けた。
緑の窓口と改札が2階に、がいなロードとも繋がる2階の駅ビルには輸入食品やドラッグストアと土産物店、1階には焼き肉店とパンと喫茶の店が入っていて、コンビニも併設されている。
駅自体の便利さ向上や線路で分断されていた南北の行き来がしやすくもなるが、今後の課題は南側の振興が進むかどうかのようだ。
暑い中対応していただいたJRを始めとする職員の方々、また参加された方々にはご苦労様でした。
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トライアスロン選手へのケア活動を3年ぶりに
猛暑の7月16日の日曜日に、第41回の皆生トライアスロン大会が開催された。
コロナ禍でボランティア活動が制限される中で、3年にわたり見送られていた選手へのケア活動を夕方からゴール近くの東山体育館でマッサージを、スタンド近くのテントで鍼施術のケアを行った。
久々でもあり、鍼についてはゴールに近いテントとあって、施術希望がまずまずあったものの、少し離れた体育館でのマッサージでは、希望者が少なく、待機の10人ほどにとってはやや消化不良ではあったが、ともあれ久しぶりの真夏の祭典に協力できたことはよかった。
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定時総会を開催
コロナ禍において、3年に渡って縮小での開催とせざるを得なかった定時総会を、今年度は5月28日の日曜日に、米子コンベンションセンターの第7会議室を会場にフル開催した。
来賓として伊木米子市長、伊達境港市長代理で山根福祉課長、鳥取県の中西福祉保健部長にお越しいただき、祝辞を頂戴した後、議事に入った。
西部の岩田さんと中部の林さんの両議長の下で、下記の審議や意見交換を行った。
○令和4年度会務・事業報告の承認について
○令和4年度決算報告の承認について
○令和4年度監査報告の承認について
○令和5年度事業計画の報告について
○令和5年度予算の報告について
○各支部、各部提出議案について
○個人提出案件について
○その他連絡など
○理事、監事の選任について
以上のような議案の審議を行い、承認の必要な議案については、全て全員一致で承認された。
各支部や個人の提出議題では、東部支部からの自転車の歩道走行のマナーの向上、西部支部からは米子市内2か所の誘導ブロックの新設要望、防災に関する研修の重要性、会員の加入促進への要望などの意見が出された。
また、理事、監事の選任では、理事候補者12名と監事候補者2名が承認され、定時総会終了後、別室で直ちにその理事と監事で理事会を招集し、会長の再任やほぼ留任の役務分担を決定した。
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日本視覚障害者団体連合の全国大会が奈良県で開催
コロナ禍で縮小した大会が続いているが、本年度も二日間の大会となった第76回の日視連の全国大会が、5月21日と22日に奈良県橿原市の'THE KASHIHARA DAIWA ROYAL HOTEL’で開催された。
初日にはシンポジウムが企画され、踏切での事故が奈良県と静岡県で起きたことから、また移動の安全性を考える上で、重要な横断歩道での安全性をも合わせて考えるという目的で、地元の当事者や歩行訓練士、その他識者などが意見を述べ改善策を探った。
本県では、過去踏切の安全性について、あまり取り上げられたことがないが、奈良での少しの滞在でも踏切が多くあったことから、切実な問題としてうなづけた。
決め手はなかなか見つけにくく、究極には高架にするか地下にするかと思うが、すぐにできることとして、確実な警告ブロックやエスコートゾーンの敷設、音声案内の充実などが事故を未然に防ぐ緊急の策ではないかと感じたが、前者においては横断歩道と同じになってしまう矛盾もある。
横断歩道については、確実な警告ブロックの敷設と歩車道段差2センチの有用性の発言があった。
このシンポジウムのまとめとして、最後に踏みきりと横断歩道の安全を求める奈良宣言が発表され、全員の拍手で採択された。
続いて、団体長会議が開かれて、既に4月の半ばにオンラインで行われた生活、バリアフリー、職業の3分科会で提出してまとめられた要望項目を最終的に意見交換し、採択した。
翌22日には式典と議事が行われ、令和5年度の運動方針、宣言と決議が承認された。
最後に、熊本県から令和6年の6月二日と三日に第77回大会を開催するとの挨拶があり、第76回の大会の幕を閉じた。
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